マイルールごり押し

新製品サポート無しでは扱えない

おまけ付き商品に弱い

少女時代を美化して語る

スーパー銭湯とグルメが生甲斐

家ではノーブラですが

人間の形状なく ....
重力を連れて散歩に出る
途中で箱に捨てられた電卓を見た
すでに衰弱して鳴く気力もない
可哀想だったが液晶は嫌いだ
電圧に媚びを売る様が正視できず
家に連れて帰ることができないのだ
ポケット ....
両腕を広げて君は雨を待つ買ったばかりのレインコートで 生きていると
うれしいのだと
悲しむ 意味を
時計の針に探す

賑やかな日
目が覚めた世界 僕は
開いた本は 捨てて
目を開いたままでいる
 
月夜の桜にご用心

照らされた花吹雪に心をもっていかれるという

そんな夜はおひとりになりませんように



 
夜勤の作業台
部品のはんだ付けをしながら
あくびが出る
慣れない頃は眠ってしまって
何度も火傷をした
今夜も気をつけなくては

はんだ付けはやり直しができて
部品の取り替えができる
 ....
もうすぐやってくるものを迎えるために
部屋の配置を変える
“あるがままを受け入れる” それが存在の呟きだとして・・・
翼は鳥に似合う
「重いものを背負っていますか?」
おせっかいをやいてみる ....
工場の煙突が
なんだか
昔よく好んで喫んだ
メンソール入りの煙草

マルボロのように見えた
工場はモクモクと
煙突から真っ白な
人間の魂を吐き出して
コンベアの上に
ゴロリ ....
ナオミ

明日の午前11時に
成田まで
誘拐犯があなたを 迎えにいくから
電車賃も忘れずに
ちゃんと早起きして行くこと

それから
東京中の名所を リストアップして
メモに ....
我が社に知的障害持った青年が入社した
長い期間研修で頑張って入社した
彼は我々の新しい仲間だ

18歳の彼は真面目で優しい
彼を見ていると
健常と障害の違いは紙一重だと思う

彼の ....
夜明け
窓を開けると
空に明星が瞬いている

テーブルにこぼした煙草の灰を
手で掬いとっているうちに
夜が終わっていく

春先の
暖かい雨は降り止み
朝日が微かにひかる
神経が泡 ....
蝶の影
枝のかたまり
倒れた船から
ひろがる色


午後の空
ひとつの鈴
森が鳴り
去る光


色のない径
曇と交差する
草笛 石笛
穂に似た雪


 ....
よく晴れた朝
新しい職場へ向かう
昨日の特訓で疲れているけど
今日も頑張れる
覚えなくてはならないことがありすぎて
頭がぱんぱんになる
あまり眠れなかったけど
ちょうどいい緊張感だ

 ....
倒木と流木が
花に持ち上げられ
何処かへと運び去られてゆく
音の泡が
幾つか土に残される


午後の弔い
水に沈む花
土の上の金
踏みしめる 踏みしめる音


 ....
ひとつの夜が
わからぬものに照らされている
影は別の影のなかで
少しずつかたちを変えてゆく


夜へゆく海
線を見る背
置き去りの器
蒼に満ちる


魚のかたち ....
持ち上げては
こき下ろす
嘘をつかない人間はいないのだが

良い目を見たから許せないのか
騙されたから許せないのか
自分の嘘はばれたくないものだが

真実を追求する
マスメディアもか ....
拳は白く
階段をのぼる
風が風を
金と緑に分けてゆく


夜の起動音
ふるえ にじみ
したたりを覆い
したたるもの


曇に沈む指に沿い
音はかがやきを増して ....
工場のことを 正しくは季節のない畑と言います 社会のことを 正しくは愛のない家族と言います 法律のことを 正しくは形のない縄と言います 経済のことを 正しくは摂理のない海流と言います 詩のことを 正し .... 沈黙の扉を閉じて
飛翔を願う鳥を幽閉したまま
坂道を登ってきた
目の前の足元だけ見つめて

振り返れば
私の後ろに従うはずの
長いようで短かった上り坂は
春霧に沈んで消えていた

 ....
あるがままに斬り
森は森に重なってゆく
あるがままを喰み
枝のはざまを音は埋める


紅く溶けて
発光する
波が削る岩
魚が視る岩


生まれる瞬間を誰も見ない ....
ひとつの飛沫
つむるまぶた
水をもとめて
はばたく痛み


取り残された秋をつまみ
影は鉱の空をあおぐ
こぼし こぼれ
何も残らぬ手のひらに
鉄の光と音が降る

 ....
 詩を書く人は何かの痕の上に立っている。何かと闘うわけでもないし、何かと妥協するわけでもないし、何かと和解するわけでもない。その「何か」はもはやそこには存在しないのだ。しかしその「何か」の痕はくっきり .... 月の半分が雪を履く
霧の下で遊ぶ水
声を呑み
紋を放つ


はじまりへ還る波を
夜が照らす
浜辺の森から
風が吹いている


波は波の上
ゆるやかに変わり ....
夜の風に呼びかけられて
居心地の良い部屋を捨てる
駄目な方へと向かう本能
どこかで赤ん坊が泣いている

綺麗な花を上からのぞいても
ダ・ヴィンチの要塞都市を連想する
そんな思考に石を投げ ....
箱を開けたら
静かなところ
あんなにうるさかった
音を忘れて
今 立っている

あふれるのは
いつもやわらかいもの
何度
助けられたことだろう
今日すら
また救われ
何度もこう ....
かがやく曇と
黙りこむ曇のはざまに置かれたひとつの皿に
荒れた虹の音が降り
非対称の笑みを咲かせる


人工の水 人工の光
すぎるものは皆 幽霊のように視線をそらし
何 ....
昨日の風に名前をつけた 片目は泪に流れ落ち
からだの何処かにたどり着き
そこから視界を送っては
震えの歩みを惑わせる


灯が眠る光を引きずるあとを
春は静かに追いかけてゆく
泥と雪と
鎖の ....
丘をのぼってまたひとりになったならそこには
すがすがしい空気の夕暮れが凛としてあるのだ

街の喧騒が遠くでささやくように聞こえても
揺るがずにきちんとたたずんでいるものに逢いたかった

自 ....
湖面の霧が
家を描いては壊している
幾度描いても
家のなかに人は居ない


鉄の羽と雪の羽
ついてくる影
角を曲がる影
曇を持ち上げるひとつの腕


光に消えては現 ....
砂木さんのおすすめリスト(5644)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
自由律_【_おばさんの流儀_】_其の四- 泡沫恋歌俳句4*14-4-1
重力を連れて散歩に出る- 自由詩1614-4-1
両腕を広げて君は雨を待つ買ったばかりのレインコートで- 北大路京 ...短歌514-3-31
アゲハで見た光- 番田 自由詩814-3-31
ご用心- 殿上 童自由詩22*14-3-30
はんだ付けの夜- イオン自由詩4*14-3-30
曖昧な一日- 空丸ゆら ...自由詩1514-3-30
桜のある工場- オダ カ ...自由詩6*14-3-30
ナオミから_もう一人のナオミへの手紙- オダ カ ...自由詩2*14-3-30
新しい仲間- ichirou自由詩14*14-3-30
桜の樹の下へ- 小林螢太自由詩20*14-3-29
冬とまどろみ- 木立 悟自由詩414-3-29
バイオリンを弾く猫の絵のついたマグカップ- Lucy自由詩22*14-3-25
冬と隔たり- 木立 悟自由詩314-3-24
冬と波- 木立 悟自由詩214-3-20
嘘つき- ただのみ ...自由詩25*14-3-16
冬とむらさき- 木立 悟自由詩214-3-15
twitter- 葉leaf自由詩514-3-14
春の坂道- 山部 佳自由詩1014-3-12
傾滴路_Ⅴ- 木立 悟自由詩214-3-7
傾滴路_Ⅳ- 木立 悟自由詩1+14-3-3
痕の上に立つ人- 葉leaf散文(批評 ...314-3-1
傾滴路_Ⅲ- 木立 悟自由詩214-2-25
夜の風- 自由詩1314-2-22
息をすって- 加藤自由詩3*14-2-20
傾滴路_Ⅱ- 木立 悟自由詩414-2-17
昨日の風に名前をつけた- 北大路京 ...自由詩414-2-13
傾滴路- 木立 悟自由詩414-2-10
丘をのぼる- 梅昆布茶自由詩2014-2-6
冬と蒼紋- 木立 悟自由詩514-2-6

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