小さな
ぼくなら
海の近くから
人ごみにでては 浮かれた音楽を聴いたり
アメリカ映画ばかり



 まるで
 大人の挨拶のようにきみが呼ぶから
 ぼくはきたけれど
 いつにない星 ....
春の風は遠くから来ます
夏の風は遠くへ行きます
あこがれ、とは違う
何処か知らない所へと
私を誘います

秋の風は通り抜けます
冬の風は通り過ぎます
喪失を知らしめ
懐かしい者どもと ....
留守電に消せずに残る君の声短いけれど優しい言葉 マーケットで二個入りケーキがセール
さらにそこから五十円引き
たぶん賞味期限のせいだろう
とレジに持って行くために手に取ってみた

あまりの軽さに食欲はどこかへ
売り場に戻してこれは、と考 ....
一つの言葉を想いつづける

その言葉は今も昔も変わらぬ凡庸な言葉であるけれど

日々想いつづけることによって

その言葉は私の中でいろいろな形や色をなして

広がりまたは消えてなくなり ....
夜と緑
貼られた鉱
落ちる音の色
水紋の径


冬の浅瀬
息はこぶ息
訪れぬ雨を
聴いている径


痛みと灯の間
何かがさえぎり
骨のない傘
影はひろがる ....
眉間の裏側に
落ちてきた
朝焼けの一滴

生温かい暗闇に
暖色の地平線が
引かれていく

意識の東から
明かされる
言葉の街路

慌ててスケッチ
しようとするが
間に合 ....
明け方
素になった
あしのうらが
のんびり呼吸をしていた

朝、起きて
人が再び活動を始めたときから
あしうらは忙しい
意にそまない誰かであっても
一緒に過ごさねばならない
破れか ....
遠近感を失くした心に
圧し掛かるコンクリート色の空
それは浮力を相殺し
ひと気のない公園の片隅に
鳩のよう
視線は堕ちて行く

否定も肯定もしない
午後の息苦しさは
酸欠した金魚のよ ....
 
うっかりしたり
どうかしていたり
つい他のことで
頭いっぱいになってたり
なんか体調でイラッとしたりして
間違ったことを言ってしまうことなんて
自分いくらでもあるんだから
他人の
 ....
生活の棘を確かめながらも飛行経路を探る 君の声も聴こえなくなったんだ
風は凪いでいるがこころはアゲインスト 僕の翼はどれだろう
フラッグが高々と上がり アーユーレディ?

準備不足だらけの間の ....
痛くて泣いてるってばかみたい
一人の闘い、だけど
お医者はきちんと診てくれてるし
看護師さんだってついている

それでも
一人の闘い
痛い、痛い
きょうは具合が悪すぎる

家族がいたならと
夢をみる
 ....
途中でがくっと 疲れてしまって
席を離れたくなった

人の言葉が耳に入ってこない
自分だけが取り残されている感覚


懐かしい夢を見て 少しの間浸って
また忘れていく

何をやって ....
 田んぼ


乾いた田んぼに水が入って
追いつけないままに去っていった
春の詩をようやく諦める

花菖蒲は元気に咲いている
紫陽花もゆっくり色づいてゆく
発芽した朝顔は満員電車みたい ....
違う私になりたいなんて
思ったことは一度もない

違う私になってしまえば
たとえば
眼もくらむほどの美貌とか
今より
たぶん7センチ
すらりとのびた背筋とか

だけど
あなたに出 ....
…セックスは…正直、するよりも見る方が楽しい。若い頃、最初にした経験がトラウマになっている。恋人とのセックスで、まるで冷たい泥の中に生殖器を突っ込んだような感触を味わった。僕の手の内で悶える、彼女の身 .... 回転寿司屋の板前のブルースとか
山手線の運転手のブルースとか
今でもそんな事ばかり考えているんだ

この前の事なんだけど
風呂場の鏡に捨てられた犬みたいなのが写ってたんだ
誰だって聞いたら ....
身体中にお経書いてやろうか 僕はスカイパイロット君の空を翔びたいんだだけど悪天候で視界ゼロさ
空の星を取りに来たわけじゃないんだ君の心を探してるだけなんだからね
僕はサン=テグジュペリじゃあないんだ

誰も見えない暗闇の ....
名まえのもとに咲く花があるだろうか ことばからはじまる思想があるだろうか
槐、槐 蜂は最初からしっていた こぼれる密の甘さを
槐、アカシア 隣り合っても争わず
咲く白と黄色の狭間に立ってみれば  ....
人間になりたいなんて思ったら

そんなはしごをのぼったら

ぼくはペットみたいなもんだ


ペットの悲しみ

ペットの悲しみ


ぼくはペットみたいなもんだ

そんなはしごをのぼったら

人間になりた ....
分かり切って
いることだけど

悲しくて
泣くのではない

涙が出るから
悲しいのだ

だけど

本当に
悲しい時
涙が出ないのは

心が空っぽに
なっちゃった
 ....
つかれすぎたら最高の忘我がひつようだ

それがおまえだからおまえがそばにいたらなにもいらない

おまえがそばにいたらなにもいらない


勝俣が気の利いたことを言った

そして朴訥なドヤ顔をしていた

 ....
傷ついていたんだ

うんと傷ついていたんだ

それを思い出したくないんだ

そうじゃない

つぎそうなったら

こわれてしまうのが分かるんだ

思い出せないみたいになって

ぼくは言葉をうしなっていた ....
土から生まれ 土の共同体に生き 土に収斂していった 両親の土壌から生まれ 土を耕し植物を育て 植物を食べたり売ったりして生活した 火もまた土から立ち昇り 水もまた土へと還っていった 土へと収斂しないも .... 父の母が亡くなり
その後しばらくして
父の兄が亡くなった時
父がぽつりと言った
「今度は俺の番だな」

その順番の通り
父は亡くなった

四十九日が過ぎた時
母がぽつりと言った
 ....
フランダースの大
{引用=戦後の東京を舞台に繰り広げられる青春冒険小説。深谷浅蔵作。}
(あらすじ) 
 新制中学3年生の{ルビ大=マサル}は、国鉄総裁が轢断死体で見つかるほど自由な世の中になっ ....
いるはずの人がいないと
その人の型の空気ができている
動いている
呼吸している

私は寄り添って
(いるよね) せいかつをしている
していたいとおもっている

ささえられたり
声か ....
見失った目的を嘆いても始まらないのに笑えない茜色の雲ってさみしいし
見誤った人生を後悔すればまた諦めきれない陽が昇るってつらいけど
そんなことはないと慰めてくれるひとも必ず居ることを忘れない ....
図書館やツタヤで借りて読んだ本です。ネタバレあります。

『RDG レッドデータガール 1〜6』荻原規子 著
アニメ化されているので読んでみました。面白かったけど、色々少女マンガぽかった。今どき ....
砂木さんのおすすめリスト(5644)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
砂の好きな海- 乾 加津 ...自由詩16*13-5-17
便り- salco自由詩29*13-5-16
留守電に消せずに残る君の声短いけれど優しい言葉- 北大路京 ...短歌213-5-16
そしてケーキにも罪はない- もっぷ自由詩413-5-16
一つの言葉- 灰泥軽茶自由詩3*13-5-16
かたち_またたき- 木立 悟自由詩213-5-16
なんちゃって- nonya自由詩17*13-5-15
あしうら- そらの珊 ...自由詩23*13-5-15
名無詩- ただのみ ...自由詩21*13-5-15
自分お料理は苦手なんだけど今夜はカレーライス- Lucy自由詩26*13-5-14
クラッシュランディング- 梅昆布茶自由詩1013-5-14
優しい母さんいたならと- もっぷ携帯写真+ ...613-5-14
笑い声- ビル自由詩313-5-14
北の亡者/Again_2013皐月- たま自由詩35*13-5-14
東京恥ずかしい宣言- umineko自由詩18*13-5-14
たくさんの独り言。- まーつん散文(批評 ...4*13-5-13
名前も知らないところから- 虹村 凌自由詩1013-5-12
身体中にお経書いてやろうか- 北大路京 ...自由詩413-5-11
ハートブレーカー- 梅昆布茶自由詩11*13-5-11
えんじゅとアカシア- はるな自由詩1813-5-11
ぼくはペット- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...113-5-11
悲しみ- nonya自由詩18*13-5-11
忘我よ、そばに- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...213-5-11
思い出せない- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...513-5-11
twitter- 葉leaf自由詩413-5-11
順番- 夏美かを ...自由詩24*13-5-11
フランダース- salco散文(批評 ...2*13-5-10
人型の空気- 朧月自由詩813-5-10
月と哭け- アラガイ ...自由詩7*13-5-9
最近読んだ本- ふるる散文(批評 ...4*13-5-8

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