パッケージが
破かれてゆく
微かな期待に
苛立った指で


どこにも
何も
入っていない
ということが
からだに向かって開け放たれ
明らかになっても
明らか ....
しあわせを逃がす手のひらおぼろ月



晴れわたり心ふさがる青の青



風の背の名を問うなかれ枯れ葉舞う



心の手閉ざすたくらみひらく花



野 ....
あなたの感情の質量が
空間を歪ませて
多くのものを枯らせてしまうというのなら

あなたはただ一輪 そこにある
泥の水に咲いた花
世界が滅びても そこに 可憐に

周りを囲む者たちは  ....
  ガリレオよ、宇宙をソラと呼ぶ人の名前を君は覚えているか 


  天地の神話が始まるまではあなたもわたしも素粒子だった  


  くるくると回る土星の輪っかから天体オペラが流れて ....
準備運動は必要だよね
途中で足がつらないように
君と地球を泳ぎきるため

助走はやっぱり必要だよね
途中で失速しないように
君と地球を飛び越えるため

怖いときは目を瞑ればいい
 ....
僕はいままでいくつかの詩を書いてきた。たぶん最初から数えると200編は超えている。
でもいまだにちゃんとした詩の書き方を僕は知らないと思う。

僕の場合詩らしきものを書き始めたのはネットに投稿す ....
 現代詩フォーラムでは投稿した詩に共感していただいた方よりポイントを頂戴できます。それは、詩の言葉を通じて心を通わせ、思いを共有していただいた証であり、とても大切でありがたいものです。ですから、その方 .... ざらざらと走り
たどり着く
水のなかの火に
たどり着く


風は街の目をすぎてゆく
夜に似た朝
光の粒たち
道の先の先に降る
水平線を照らす雨


暗く大きな ....
君の為に書こう。
君に向けて書こう。

そう決めて、
昨日一日、
ずっと考えたけれど、
何も書けなかった。

だから、
平凡だけど、
こう書くよ。

お ....
空が傾き
音は木にふりかかり
ずっとずっと遠くまで
誰もいないことを告げてゆく


せばまる風が
音の火となり
無言の道を
甘いにおいに近づける


弱くいとし ....
風邪をひいて2は死にそうです

・・・・靴を隠したのは誰だ!「2」です













                  お母さん    2    で?
 ....
真っ赤な苺をミルクの中で潰して、その中に1があったってだあれも気がつかない


あなたの「あ。」と言う声、1ですね











                 ....
・・・次に煮込みハンバーグの中に0を入れます

膝の裏に0がくっついたままだって、言った方がいいかなあ










            風は0っぽい匂いでした
 ....
雲を割り
突き破り
雨上がりが
きらきら、うまれてゆく


まばゆく
光となって流れ落ちて来る空に
雨上がりの輪郭が
きらきら、応えてゆく



雨 ....
石段と
石段と
腰掛けた石段と、石段の
夥しい無骨な角から
無言で下垂する影を利用し
日没が冷たく
成立してゆく


「もしも
 ここだろう、と探り当て
 わたし ....
朽ちた緑の壁の前に
きんいろの影がひとつ立ち
宙と土のゆらぎをつなぐ


水が流れている
手のひらから
光を呑む子のかたわらを
水は流れつづけている
無色の虹が幾すじも
 ....
呼んでいる
暗く 暗く 呼んでいる
ふところに抱えていた絵が
風に飛ばされ いってしまった
その一枚一枚を
呼んでいる


暗がりのなか
緑に染まるきんいろが
欠けた器 ....
己に酔って
緑に心を晒した男が
緑に穿たれ 散ってゆく



雨に打たれ
あとかたもなく
虚ろな道に 消えてゆく



おまえのなかに獣はいない
おまえのなか ....
雨戸を開けたら
夜の一過性の麻酔が
今は静かに窓に張り付き
単なる水気となっていた
その硝子面を、つつ、と指で擦り取り
そこを覗けば、山茶花の
一塊の色彩の首だ

 ....
寝がえりの数だけ夢は裏がえる



またひとつ積もり重なる雪まなこ



煌々と言葉は眠りを遠去ける



見も知らぬ機械の生まれを語る夢



 ....
なんにも無いところから
花が咲くわけなどないのに

私の目はいつも
開いた色しか見ていない
綺麗な色しか見ていない



いつのまに咲いたのか
どうやって咲いたのか
質問したなら ....
しんしん
冷たい 蛍光灯
冷たい 磨り硝子
朝の それらの冷たさの
白い薄荷を
しんしん



ああ 恥ずかしい
氷の前触れの指先はなんだって
まだこんなにも赤い?

 ....
白鳥が飛来していた

初雪の予感漂う十月下旬
懐かしい湖面に
白鳥が飛来していた

渡りは
これから本格的になるのだろう
湖面には
ぽつりぽつりと
数えられるほどの小さな群れ
 ....
   入眠


夜を行く 夜行列車の端から端まで
眠れないという あなたの背中を
私の恋を知る 二年の黒髪で覆い尽くす


やがて 足が滑らかに滑り落ち
月の無い夜を 黒豹と翔け行く ....
枕のなかに棲む魚が
ゆうるりとからだを波打たせている
何の音もたてることなく
ただ端から端へと動いている



わたしは魚が静まるのを待ち
左向きに頭をのせる
魚はい ....
光の傷の足跡でした
小さくまぶしい姿でした
川はあふれ
流れはくちびるのかたちをして
水と土とを引き寄せるのでした


流れの音は
光の花の緑をしていて
過ぎてきたどこか ....
水は途絶えを忘れる薬

波を待ち望む青年や
イルカを愛する少女の瞳

波うち際に揺れる小舟や
小高く揺れる果樹の枝


彼ら
彼女らの
その目の海は
わたしには見えない
 ....
午後の紅茶に
隠れてます

笑ってるし!
売りつくせないもの
伝えつくせないもの
きっと
あったはずなのに

所在なげな
つくしの群れ
 
 
足は
深い草の中だった
踏んでいるつもりで踏む足音は
深く柔らかな草の中からだった


うらぶれたいだなんて、高架下
うらぶれたいだなんて、アスファルト
いつからか ....
砂木さんのおすすめリスト(5632)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
包装- A道化自由詩1005-11-12
彼は蒼- 木立 悟俳句405-11-12
蓮華物語- アマル・ ...自由詩12*05-11-11
千夜一夜に星の話を(こっそり短歌祭)- 嘉野千尋短歌10*05-11-11
プロポーズ- 落合朱美自由詩9*05-11-11
詩の書き方について- 青色銀河 ...散文(批評 ...905-11-10
ポイントとともに消えるもの- 恋月 ぴ ...散文(批評 ...12*05-11-10
きんいろのうた(朝とけだもの)- 木立 悟自由詩405-11-10
「_ぷれぜんと。_」- PULL.自由詩14*05-11-10
きんいろのうた(光と音)- 木立 悟自由詩505-11-8
ニイニイ- ふるる自由詩1*05-11-7
イチイチ- ふるる自由詩3*05-11-7
ゼロゼロ- ふるる自由詩3*05-11-7
雨上がりに、ただ、- A道化自由詩705-11-7
仕組みを、知ってゆく- A道化自由詩805-11-7
きんいろのうた(くらやみと子)- 木立 悟自由詩605-11-6
きんいろのうた(絵と夜明け)- 木立 悟自由詩405-11-5
ノート(緑と雨)- 木立 悟未詩・独白5*05-11-4
覗き穴、にて- A道化自由詩1405-11-4
眠り枯らして_- 木立 悟俳句805-11-3
花を見つめて- 千波 一 ...自由詩12*05-11-3
正しい色素- A道化自由詩805-11-2
白鳥の湖- 千波 一 ...自由詩16*05-11-2
フランケンシュタインの夜- 千月 話 ...自由詩17*05-11-1
ノート(枕魚)- 木立 悟未詩・独白1105-11-1
けだものと覆われた子- 木立 悟自由詩1305-10-31
見たことのない海- 千波 一 ...自由詩19*05-10-31
デビルマン- umineko携帯写真+ ...9+*05-10-31
つくし- umineko携帯写真+ ...7+*05-10-29
深緑原子- A道化自由詩1505-10-29

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188