長い鈍痛が
背中に続いていた
ダラダラ脂汗が
額にうかぶ
誰も、妻さえも気づかず
ただ一人
わたしは苦しんでいた
わけがわからない
きっと大病

ちょっと待てよ・・・
この痛み
 ....
誰もいないのなら
いつも扉の鍵をかけておけばいい
そして 疲れた
私は夢をそこで見ていた
いつも 何なのだろうと 考えながら


そこにまた 見えた
夢が一つ 辺りに散らばった
 ....
合浦の浜に藤を見に行くのが好きだって
ばあちゃん 僕にお菓子を買ってくれて
二人してバスに揺られて 行ったよね

桜も沢山な公園だけれど
その頃は いつも人が ごったがえしで
僕は ....
合浦の浜さ 藤ば見さ行ぐの好ぎだって
ばっちゃ わーさおがしば買ってけで
二人すてバスさ揺られで 行ったっきゃね

さぐらもてっぺな公園だっばって
そったどぎだば いづも人っこ ごだごだ ....
ふるら

ふるり

舞い落ちる
薄紅色の憂鬱に似たもの

らるら

るるり

鼻先で笑う
どちらの岸にも辿りつけないもの

うるら

うるり

降り注ぐ
乳白 ....
がれきのなかから
はっけんされた
テーブルのあし

そのしたから
しょうねんらしき
からだがひきだされていた

テーブルも
わたしもないた

はしらもかべも
れいぞ ....
私は部屋の中に何もなかった
人のいない景色を出て行った そうして
不確かな夢の中に落ちていった


何もない 絵の中を 誰かと 私は歩いていった
つまらないイメージを 夢の中で 書き進 ....
被災地を救援しにゆく

偉そうなことは言えない

ビジネスで行っているのだから

商店街やホテルでも

外国の援助隊の方々をたくさん見かける

夜が寒い

うたた寝なんかしたら風邪をひく

だからお酒 ....
この土日は良い天気でした。
でも風が強かったなあ。
ヘドロが乾いた粉塵がひどいので,風が強いとしんどいけども,ぽかぽかしているのは,外活動が苦痛でないという点だけでもとても嬉しい。
朝晩は ....
三十五人のオーボエ奏者が
空へ空へ落ちながら
午後に銀を描き足してゆく



夜と雨
夜にうずくまり
入口の光を聴く


側道に 崖に
蜘蛛の巣に
書かれ ....
眠りによりそう
咲きおくれた百合の白い想い
写真のなかにおさまったあなたは、
昔見せた笑顔のままで
私をみつめる


じゅうぶんに苦しんだのですから
もう休んでもよいのです
生き ....
被災地よりみなさんへ。
なんでもいい、花を育ててください。
こちらには手向けの花も祝う花も慰めの花もない。
どうか花を育てて、祈ってください。
しんさいご
しばらくみなかったひとが
かえってきていた

しんさいまえと
かわらず
もうふいちまいで
えきまえでねていた

ひびわれた
ろじょうで
わらうしかなかった ....
どうして笑っているの
たくさん わたしたちは生きている
どうして泣いているの
たくさん わたしたちは歩いている
どこにいっても
どこにいても
こどうとともに
だれかをおもう

こ ....
ゴジラかよ今後はご飯が放射能


映画みたいといって浴びる放射能


放射能ガンで死んじゃう放射能


原発は嫌いだけど電気は好き


テレビと電気に飼われ泣いたりしてる

 ....
きっと風だけが流れていた
プールの彼方に
遠い空の向こう側に
多くのものは そこに 見えなかった
見ることができたのは
寂しさのようなものだけ
私は 夢だけを 思い浮かべていた
きっ ....
地獄絵図だと
思っていた

けれども
いらなかった

ものが
思い出が
拡張されすぎた

たくさんの妄想が
命を追い越して
ここにある

瓦礫が
涙が
これ ....
瑞々しく淡い光。
柔らかな黄金と緑と午後の黄昏。
風と光が静かな歌声で話し合っているのが聞こえる。
詩だけが引き出せる言葉の葉脈、その息遣い、温度、色合い。
まるで預言のような神秘性にも満ちて ....
空から川へ
融け落ちる途中の樹が
水面で動きを止めている
野のむこう
そぞろ歩きの雨曇


穏やかに酷く
匂いのひかり
壁づたいに
曲がりゆく影


川から海 ....
しぬために
うまれたのか

そうだわたしも
しぬために

いきてるのだ
そのことが
せめてものすくい

あらそうためでは
ないことが
雨が降る

黒い雨が降る




夢の島

誰が名づけたのだろう

ぐぐったところで明確な由来などでてきやしないこの島で
静かに眠り続ける一艘の船

東西冷戦の最中
高 ....
古新聞を 枕にしていた
全て 人間として行く場所は 決められているのだ
ああ たぶん 人間というものは幸せにはなれないだろう
群衆をなして女子高生が脇を通り過ぎていく


なんとなく そこ ....
私は凝視していた 
見つめていた 川を 流れの中で
だけど いつも時はそうではないことを望んだのだ
取り巻いていた 街だけが
いつのことだったろう
少なかった 得たものばかりが
失った ....
単純な足し算もできないのか、と言われることは多い。まぁすくなくとも
小学生のころからずっと算数は苦手だったし、ある程度克服したなと思える
現在であれ十数たす十数の計算を即決で間違えない人間に比較す ....
昏さから水に伝わる震えかな



知らぬまま川に柳に死ぬがいい



折れぬもの折れたときにみな越えるもの



笑うたび普通の暴力燃えさかる



 ....
皆 求めていた
この時間

たおやかな時間
ほっとする空間

言の葉を発することを


開店したばかりの
明るいガラス張りの
こじんまりとした
ポエトリーカフェ ....
岡ちゃんはフラれた昨日をネタにしてジョークジョークと高笑う
ねじり鉢巻キマってんのにモテねぇじゃんか
あらよっ もいっちょ
ソビエト連邦崩壊しても
コンベアの冷凍サーモン高々と積みあげ
平和 ....
白い鏡の前で
いつも未来の自分を思い描いていた
タバコを 白く くわえた 私は
笑顔を 少しだけ押し殺しながら


時の長い流れの中で
新しい季節の訪れを 私は待ちわびていた
そし ....
心は刃
心はまわる
心は発芽
心は背骨
無いものの羽


泣き声が揺れ
振り返ると海に山に居る
空から直ぐに
降りてくる指
誰もいない街を描く


灯る ....
窓から窓へ
夜は動く
夜に夜を重ね
またたく


冬の水の上
羽の羽やまず
午後の双つ穴
昇るはばたき


わたしはわたしに到かない
水彩のまわり道
夕べは ....
砂木さんのおすすめリスト(5644)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
泌尿器科かも- 花形新次自由詩3*11-4-10
ドリーマー- 番田 自由詩111-4-10
藤を見に_/_****年不明- 小野 一 ...自由詩6*11-4-9
藤ば見さ_/_****年不明- 小野 一 ...自由詩6*11-4-9
ふるら- nonya自由詩15*11-4-9
行方不明者- 小川 葉自由詩411-4-8
アパートの彼方に- 番田 自由詩311-4-5
オレも負けない- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...211-4-5
三週目の日記- 縞田みや ...散文(批評 ...1211-4-3
ひとつ_水彩- 木立 悟自由詩711-4-3
陽だまりに- 月乃助自由詩21*11-4-2
春に寄せて- 縞田みや ...散文(批評 ...1111-4-1
シンボル- 小川 葉自由詩711-3-31
平成23年の春に- 唐草フウ自由詩11*11-3-31
放射能- kawa川柳411-3-29
春のどこかで- 番田 自由詩111-3-29
瓦礫の中に- 小川 葉自由詩211-3-28
詩人から詩人へ_1_/_掛川_享嗣_氏_to_木立_悟_氏- 小野 一 ...散文(批評 ...5*11-3-28
空と川(火)- 木立 悟自由詩511-3-28
復興- 小川 葉自由詩111-3-28
傘をさすひと- 恋月 ぴ ...自由詩20*11-3-28
ライラック- 番田 自由詩211-3-28
頭の休憩- 番田 自由詩111-3-27
線路を歩く- 構造散文(批評 ...1511-3-27
ノート(異光)- 木立 悟川柳111-3-26
たおやかな時間- 森の猫自由詩12*11-3-26
ボクらのバラエティーブック- 乾 加津 ...自由詩12*11-3-23
ある歩兵の- 番田 自由詩111-3-23
ノート(ふるえのあとに)- 木立 悟自由詩511-3-21
ひとつ_わたし- 木立 悟自由詩711-3-21

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