脳裏に浮かぶ、三角形、
円高介入、どうかしてるよ、
CDショップじゃ佐野元晴が、
ビリリと引き裂く怪しい音色を聞くのは嫌だ、


食器の壊れる音なんてもの、
労働よ僕には降ってこい、
 ....
チャペルの鐘の音 
ハレルヤのゴスペルの響き


祝福の音色を浴びてキラキラ輝くのは
淡いパステル色の金平糖
小さな羽根を羽ばたかせ
あなたのキューピッドが運んでくる。


甘い砂 ....
西の国での日没は遅い
けれどもやがて
海にも陸にも火がともる

夕闇の中
黒々と大きなシルエット
あれは火力発電所

もう止められて久しいけれど
取り壊されない
原発に何かあった時 ....
ピアノの音と
玄関のドアーの音

入ってきたのか
出て行ったのか
わからない

あしたの朝
もしもきみがいなかったら
あしたの朝
もしもきみがいなかったら
( )

 ....
なんとなく、通りがかりの店でこのアルバムを手にしたのは、恐らくは中学生頃のことではなかったかと思う。あの頃はCDレンタル屋で本当に色々な歌手のアルバムを聴きあさっていたものだった。佐野元春の曲を聴いた .... 愛人を入れ替えて 同棲中だった 近所で
弟一人の時間など いやになる
息子と娘は遊び場に出かけていた
いつもひとり考えあぐねている


その情報を たどる
嵐の中で病気がちだったが
娘 ....
なにか
小さな詩を書きたいのに
なんとなく何も
なりたがってくれない

{ルビ大地球子=だいち まりこ }さんのこと
{ルビ大宇宙子=おおたか ひろこ }さんのこと
{ルビ詩=うた}の藻 ....
軌道エレベーターの名前はラプンツェル
彼女のケーブルのワイヤーを借りて
フラーレンとか
カーボンナノチューブとか
ああいうので布を織ることはできないだろうか

ふわりと
飛行機から飛び降 ....
別れぎわ惜しむ間もなく日は落ちて 寄り添う影に夜は優しく どす黒いトラウマは
冷凍され
心の永久氷土に
眠り続ける

そして
時折顔を覗かせては
僕の意識を
凍傷させる

誰も気付かない
自身も気付かないうちに
静かに病んでいく

 ....
ぼくはこどもの老人ホームみたいなところにいた

親と暮らせないこどもは

この世に多いような気もしていたし

周りがそんなふうな子ばかりだったから

そう思っていたのかも知れない

 ....
右手が
左手を透り先へゆく
何かに触れる
何かを透り
さらに先へ


おおら おおら
ときく ときく
揺れに満ちる水
すきまなくすきまなく
兆しではなく  ....
大きな虫は苦手だ。
特にそれが夜中なら

空も白む
頃は5時30分
台所で小さな音に汗がひいた
見れば全身10センチ以上はあろうかと思われる手足の長い蜘蛛が壁のコーナーにへばりついて ....
音楽だと とどまる 何も無いから いつも
そうしている 私は 
いつも 流れよう 自己中心的だろう 言語で
私は 器から漏れるね いつしか ただ 
とてもそこから 流れよう 
色紙としての  ....
特に何もない
さ迷う道を 振り返ろうとした
歩いていくべき道だと
躊躇しながら 私は 歩きだす


特に何もない
髪の毛はなびいていることだろう
金髪だ 「だが」
私は また 歩き出 ....
世界をはじめて見つめた日に

小さい私は 天井を見ていた

空は青く

日差しは美しく

途方もなく 広い

窓の外


けれども私は

膝を抱えて

壁を睨んで ....
とくとくと心臓が鳴るポロシャツの色ごときみを思いだしている


頬杖をつくのをやめてどうせならぜんぶ教えてほしい道草


内側の傷つけ方が知りたくて今夜は床で寝ようと思う


 ....
飲み屋を流れた
飲み屋の片隅で いつも 話しかけられなかった
BOSEがある部屋で
話しかけられなかったのは スピーカーだった
そして そこにたぶん 君には 誰もいなかった
誰もいない その ....
布団の中から
天井を眺めている
眠ることも
立ち上がることもできない
この忌まいましい心身
そんな折り
よく人の言うように
木目の模様が人の顔になったりはしない
そもそも天井に ....
夕飯後の消化不良を酒で紛らわす
夜長だね。
こんなとき薄い水割りはいくら飲んでも酔うことはない

(ちっ ‥いやな奴らだ )
考えれば 考えるほど孤立した理由に腹 ....
 
 
かみひこうき とんだ
ゾウをのせて とんだ
キリンのくびに ひっかかり
かきひこうき おっこちた
ゾウはキリンの つののうえ
ノッポのしいくいんも とどきやしない
 
+
 ....
車窓を流れる景色を
ぼくはだらしなく
ぽかんと口をあけたまま見ていた

「あれが、ベガ」
「あれが、アルタイル」

向かいのおじいさんが
皺くちゃの指で硝子をつつく
どれがどれな ....
水の作り方を
書き留めておこうと思う
水素とヘリウムと鉄と酸素
それからスーパーノヴァ

水の巡らせ方も
書き留めておこうと思う
雨の落とし方と土地の刻み方
呼吸と光合成、涙と氷河
 ....
わななきたまえ
アロワナ
アロアナなんて呼ばれても
君のせいではないし

鳥葬という習慣が
ただそこでは自然な行為であったように
魚葬という習慣も
ただあるのだろうアロワナ

龍魚 ....
カキコ
ゆかりの詩人の指を一本拝借して詩を書いていたのですが
その指が痒いというのでクリップの先で擦ってやると
流れる血がまた詩の風貌に滲んできたので 調子にのって
ためしにインスタント珈琲を ....
よこむきになって
泣いていたら
右目のなみだが
左目にはいって
はんぶん魚で
おぼれていました
会社に行きたくない
平日に 友達を 見つけようとした
平日ではない日にいる この私だ
この私が友達であったとしても


今日もミスタードーナツで恋人の肌を
思いあぐねる 日曜の夜だ しか ....
暗がりを作る小さなものを
目をつむり見つめる
どんなかたちも妨げない
光の矜持がある


よびさます きざまれる
ふりまかれる こがねでもあり
みどりでもあ ....
真冬の風の中で濁った息を吐きながら
夜のニューヨークのメインストリートを歩いた 
私は息を吐いては その向こうに
車の窓から 見つめている
私は今日も ブロンクス通りに向かうのだと思う
夜の ....
台風が遠くの海にさしかかったと聞く。わたしのいるところは、晴れていて、暑いがきちんと秋の日差し。さしこむ光の色が橙で、日が傾いているのだと思う。

わたしは空調のきいた室内で、窓の横に座ってい ....
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