すべてのおすすめ
金を吐きます
ゆっくりと また
金を吐きます



緑です
きゆうううううううがががががが
せまいせまい毛布の中で
かたまった感情を
溶かせ・とかせ

すれちがうことも
無心でおいかけるのも
からだがなければ
この下肢、裸足
つめたい

 ....
これは光ですか
はい そうです
誰も読まない
本のような光です


あれは光ですか
はい そうです
誰も訪れない
店のような光です


あれも光ですか
はい そう ....
坂道 こがねいろ ころがる
くっ付きながら 離れ流れ
季節はそのくらいルーズに タイトに

輪郭を捉えた空のさかさま写真
素直すぎるほど無邪気に覆いかぶさって
電気などつけなくたってじゅうぶん明るかった

雑踏でさえも何かを叫ぶひとが皆無
熱くなるのがきっと恐いから抑制
保冷剤をどこかに忍ばせて
融けてしまったことなど知らずに

こころを切りた ....
曇のはざまに
破裂する曇
おまえはまだ曇なのだ
散っても散ってもなお曇なのだ


もう飛べない鳥
干からびた命と
ひとつになれ
ひとつになれ


ひらいたままの ....
短く撓んだ橋があり
歩いても歩いても
向こう側につかない
ひとつの巨きな魚の影が
川底の蒼い建物に落ち
頭でもあり尾でもある尾が
無数の泡の影を束ねている



吼え声 ....
(おしえて
 
そっとめをとじるだけでは
 くらやみのうまれるまえになってしまうから

 もうすこし おかおのみえるばしょで
 やさしく すいこんでほしい

 こどもだとおもっても
 ....
すごい良い詩になりそうなネタがあるけど

オンナノコウケしそうなので

公開せずに デート用に取っておこうか

それとも 投稿して 女性読者からの私信を待つべきか
重い足
その先の
風すぎる風



打ち寄せては途切れる
灯火の声



選ばれることのない
夜の目の道をゆく
風しかいない風



窓の奥に立つ子の手
 ....
きしむ音がするので
地面を見ても
虫が死んでいるだけで
何がきしんでいるのか分からない

きしむ音がするので
遠くを見ても
「きしめん」の旗が出ているだけで
何がきしんでいるのか分から ....
泳ぐこどもの描く絵は
ぎこちなくてのびやかで 見る疲れ心地がよい
けして固まったりはせず
ことば固まってもおらず
夕日のうえを歩くような

ねむってしまっていたら
夏がこえてしまいそ ....
水をつかみそこねて
ひとりでいる



いつまでも乾かない髪
水はしたたりつづけ
消えてゆく



窓には音だけが残り
ひとつひとつが
異なる外を映しながら
結 ....
ポイントなんていらない。
ポイントなんて、いらねぇよ、初夏。
ポイントなんて どうでもよくない? よくなくなくなくなくセイ イェーッ!

、、、嘘です!
ポイント欲しいです!
ポイント入れ ....
合わせ鏡の無限につづく
午後の部屋に宝石ごと散らばる
湿った夜の匂いは 勢い、
女の前髪を固めるスプレー
そして酷くリアルな口紅の
仄かに苦い蝋の味。

――さて、早々と店にゆく
カウ ....
{ルビ二十歳=はたち}の頃から
四時間未満の睡眠を
二十年つづけたら
六十歳になっていた



自分は
長く起きすぎた












 ....
扉をあけると
暗がりのなかに
箱がひとつあった
急に恐ろしくなり
扉をしめた
夢からさめると
朝になっていた
母から
箱をひとつ
物置に置いてきてと言われ
扉をあけて
 ....
ただひとつ言えることは
私を

支えられるのは
死者だけだということだ

生は
やがて消えゆくけれど
死者は
私を裏切らない

心変わりも
たぶんしない

私は
幸せにな ....
雪が雪に植える種から
何も生えぬまま春は来て
終わりとともにまた冬が来る



まねごとは終わりましたか
紙は言葉で埋まりましたか
燃やせなかったのですね
だから
 ....
いい歳をして
書いていいものだろうかと 悩む

だって
うんこのことなんだもの

やめといたほうがいいよ って
頭のどこかが言うんだけど
トイレに行くたびに
思い出すからさぁ

 ....
当時家はとても貧しかった。
父は私が産まれてすぐ他界した…
女手ひとつ‥母は地獄を観た。

思い出す‥
あれはクリスマス時期だった…
夕食の買い物、幼い兄弟の手を引き近くのスーパーに出 ....
ふるらふらるる
風うごかして
冬の晴れ間の
{ルビ鈍=にび}のたびだち
雪に隠れた原おだやかに
駆けても駆けても
昼のお帰り


てててて まわる
うたのかたち
鳥が ....
  憎しみの中に愛があると
  都合のいい性格占いのような
  内在する、という{ルビ幻想法=パラダイム}で
  あなたの半身を
  私は求めてしまった

こうして高原に陣取り
遠めがね ....
目をきつく閉じて
何度も何度も反芻する
あなたの姿
暗闇でも兵士が
銃の整備をするための
あの訓練だ

分解は簡単だ
合理的にできたあなたは
いくつかのホックをはずすだけで
そのす ....
ひびくものなく
もとめもせずに
おなじところを
わたしはまわる



五秒にひとつ
昇るあしおと
たどりつかない
ひくこともない



わたしは崩し
わたしを ....
わたしのふたつ
かくりとまわる
わたしにつもる



くちびるがおもいだされる
くちびるがおもいだされる
そのおくをもとめたくなる



とどまらぬ冬
とどま ....
狂おしいまでに

自分が自分が自分が自分が自分が自分が自分が自分が自分が
自分は自分は自分は自分は自分は自分は自分は自分は自分は

と言い続ければいつか

じぶんはいくつにも名づけられ瓶 ....
息子(小3)が「学校行きたくない」と言ったのが今年の7月始め。話を聞くと、「死ね」「この世からいなくなって」「うざい」等の言葉の暴力、身体の方はあざなどないけど、しょっちゅう蹴られたりこずかれたりする .... 安物を選んで 心に侵入する
彼女の不法にはルールがあるらしい
必要以上、物を荒さずに 何も盗まずに
できるだけ目立たない場所からステッカーを貼っていく
箪笥の抽出しの裏や 戸棚の皿と皿の間 ....
誰もいないようでいない家から
窓が飛び去ったあとの暗がりに
にこやかな家族を
はめこむ陽がある
砂木さんの未詩・独白おすすめリスト(288)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ノート(44Y.12・11)- 木立 悟未詩・独白107-12-11
ものとおもいで- 唐草フウ未詩・独白5+*07-11-17
ノート(過)- 木立 悟未詩・独白407-10-25
心成し- 唐草フウ未詩・独白2*07-10-5
部屋- 唐草フウ未詩・独白5*07-9-6
ノート(午曇)- 木立 悟未詩・独白207-9-4
ノート(橋)- 木立 悟未詩・独白4+07-8-10
夜中- 唐草フウ未詩・独白8*07-8-5
ある男性詩人の悩み- 北大路京 ...未詩・独白9*07-7-17
ノート(とおい_めのまえ)- 木立 悟未詩・独白407-7-15
きしむ音- ふるる未詩・独白11*07-7-7
前夜- 唐草フウ未詩・独白9*07-6-27
ノート(水音)- 木立 悟未詩・独白307-5-26
ポイントください- 北大路京 ...未詩・独白39+*07-5-17
スター・サファイア- atsuchan69未詩・独白9*07-3-25
ノート(44Y.3・14)- 木立 悟未詩・独白507-3-14
ノート(箱)- 木立 悟未詩・独白407-2-26
MOON- umineko未詩・独白4*07-2-17
ノート(行方)- 木立 悟未詩・独白207-2-15
序文- さち未詩・独白5*07-2-7
プレゼント- キメラ未詩・独白406-12-30
ノート(ある冬のうた)- 木立 悟未詩・独白406-12-12
【フラクタル・パンドラ】- たりぽん ...未詩・独白10*06-12-12
暗闇で銃よ、帰郷とは撃つことか?- たりぽん ...未詩・独白10*06-12-10
ノート(43Y.12・7)- 木立 悟未詩・独白106-12-7
ノート(43Y.12・6)- 木立 悟未詩・独白406-12-7
狂おしいまでに- ふるる未詩・独白12*06-11-16
わからないことだらけ- ふるる未詩・独白18*06-11-13
つのつのいっぽんabout_you(転位のために)- yukimura未詩・独白1*06-11-9
ノート(43Y.10・25)- 木立 悟未詩・独白206-10-25

Home 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10