一本の
JR線路記号のような白黒の紐で
するすると地膚におりたつ

口を開けた 函
一列の
七十億の

新聞紙(パルプ)が敷かれ
中をかさこさ歩きまわる
ひよこ一匹をさがす

 ....
一つ、二つ、と灯りのともっている木の枝

波が君の白い服
星はボタン

細い腕にからまるひんやりしたツタ
暗い緑ですべすべ

沖に流された小瓶の中に丸い光

降り積もるのは君の言葉 ....
 ひらめいて
 日記に書いた
ひとことが
 誰かの詩になり
 トップ10入り
自分の屍の未来を
歌った 私は
街をさまよう
私は かき消されていった


大バーゲンセールの閑古鳥を
たった ひとり
夢すら 持たずに 私は
あなたの声となり さまよった


 ....
空になった子宮は
痛みをともないながら
少しずつ
小さくなっていったけれど
物語はまだ
そこに残っている
気配がした

だれもが
語りたい と
思っていた
産むという行いは
ど ....
優しい眼をしている。街角で行き交う
人たちはみな忘れている。周りにある
危険を。ふいに背後から、あるいは前
から、加えられる危害を。そうでなけ
れば互いの距離を取らないで、どうし
て正気でい ....
まあるい墓石に水をかけ清めると
{ルビ空=くう}の字の彫刻から 遅れ水が流れてくる
丁寧に拭きあげるのだが
涙の跡のように、うっすらと水垢が残ってしまう
墓石用クリーナーとウサギの形の大小のス ....
晴れて定職に就いた暁には
俺はもうこんな作風は卒業して
聖人君子のようなツラして
聖人君子のような視点から
聖人君子のような詩をかいて
あなたって聖人君子なのと訊けば
私なんてそんな全然で ....
2005年から2008年にかけての空白期間
俺は密かに山籠もりを行い超人的な能力を会得
口でちょっと言えないような悪い奴らを相手に
口でちょっと言えないような戦いをしていたんだが
口でちょっと ....


欲望はイライザ
めしべは開くよ金鳳花
吹きつける風は誰にも仕えない
神様の下僕だから
星は脈々と地に引き継がれ
枝に分かれ自問する小さないのちたち
進化した欲望のかけらが ....
冬がすぐそこまで
足並みを乱しながら
昨日の寒さを駆逐する
新たな季節を告げようとする朝
新聞を郵便受けから出そうと
外に出ると
東から紅く頭に血が上った太陽が
ゆっくりとこちら ....
ミミズ君が群れる
糸こんにゃくのドンブリ
俺は 君が欲しいよ
スコッチウイスキーの縞模様



黒色の思いが
水色とオレンジに混ざり合って
群青色の体から
レミオロメンのメロ ....
満月か? 14番目の月か?  

星座と月の輝きに見とれて、身体が冷えた


もうパン屋には灯り そろそろ焼き始めるのかな
 
 
煌々と月や星が輝く
夜空が明るいと 真夜中であ ....
わたしはかならず
まいります

            ( わたしなど忘れて
どうぞ握って
こぼれてください
もうすぐ
/わたしの
波打ち際で

ひたすら
ひたすら
なんときた ....
やがて私たちの興奮は冷めてきたので、死にかけたバスを田んぼの方に流した。バスはしばらくじっとしていたけれど目を放した隙に知らないどこかへといってしまった。


楽しかった週末も終わり月曜日の ....
いつからか小鳥が来なくなった
名も知らぬ小鳥たちが
毎朝訪れ、よちよち歩いているのを見て
囲いのある私の生活も
悪くないと思えていたのに
いつからか朝の声はしなくなっていた


流浪の ....
アイスノンで、
君ふっかつ。
ナニはなくとも健康第一。
ボクもそんな気ィしているナ
ふんふんふん♪
ランランラン♪
たんたららん♪


芸人根性丸出しでネタ出そうするやつぁ好きじ ....
いえね タイトル負けの
しんや
液晶画面は踊りあかすよ
「く」の字や「も」の字の
光線びーむ
(BGM/波のように大貫妙子)

つぶやきりん)近頃のねずみはしっぽもない 耳にさわるな
 ....
終止符の場所が見えない譜面を
奏でている日々ですから
つい気を抜いたり
手を抜いたり
投げ出したくなったり
時には
自分で終わらせてしまいたくなったり
でも
次の一ページ
一段
一 ....
背中に翼を背負うことは
はばたくたびに涼しくて
さみしい

甘栗をひとつつまんで
お口にぽい
秋のしるしに鐘が鳴る

君の爪の色はいつからそんな色
くちびるは
いつからこんなにやわ ....
*今日

面白い絵を見ていると鼻が出る

ロケットで宇宙に光る未知の色

色の夢手にした絵の具金色の

小雪の手に色のある午前0時


*明日

テレビつけ自分の映る思う ....
黒い虫

ばかだな それは

毛玉だよ
黄色い目で
君は何を
群青色の瞳で
赤紫の紙きれで
君の瞼は
何を物語るのか
教授する瞬間
受注する瞬間
承る瞬間に
私に夕暮れ
子供に生唾が
唾液のように垂れる
氷山の氷が
 ....
通り沿いにガラス張り
湯島のちいさな洒落たカフェ ペグ
オーナーの娘だろうか店員女性にときめくわたしは
「おはようございます。玄関マットの交換です!」
の発声加減については役者なみだ

マ ....
かなしくって
悔しくって
ピザをとって食った

わたしは
安い赤ワインと
テーブルクロス
ナイフ、フォークその他のものを用意し
ピザを待ちかまえた

目のまえの机のうえにのっか ....
1
これは麻薬だが売るのに値するのだろうかと考える。人体への損害、精神への影響。幸福は一瞬で過ぎ去り禁断症状が服用者の精神を蝕むことだろう。私はこれを旅行者に売るべきなのかを考えたけれどその後の ....
はばたくばかりで飛べない暗がり
右目の奥を巡っている
音の無い
騒がしい動


葉の影がこぼれるなかに
歳をとらないものがいて
影をつなぎ 鳥を描く
少し離れた 冷た ....
渇くとせ指さきの冬終わるとせ



ふりそそぐ鎖骨のかたちしゃがみこむ



見ようともせずに見えては目をふせる



薄い紙おさえられずに泣く夜か ....
そうやってまだ父親を使うのか



父の目におまえはかけらも映らない



言えぬまま逝くものをまだ汚すのか



死んだとて父はおまえを許さない



 ....
クレーター

懐かしいね ここは君が始まった場所
同時にさ 終わった場所でもあるんだ
信じられるかい ここに確かに君は居たんだ
最後の最後まで 色んなものを守ってた

消えない ....
砂木さんのおすすめリスト(5644)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
インターネット・ファクトリ_(想起させるものに、忠実に)- 乾 加津 ...自由詩8*10-11-28
怖くない- ふるる自由詩5*10-11-28
連なり- 佐和短歌210-11-28
忘れられた日の話- 番田 自由詩3*10-11-28
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優しい目をしている- 北野つづ ...自由詩7+10-11-27
ウサギの親子スポンジ- 鵜飼千代 ...自由詩8+*10-11-27
来年から本気出す- セガール ...自由詩610-11-27
たこぶえ- セガール ...自由詩110-11-27
トウモロコシから白い蛇でたよ- アラガイ ...自由詩2*10-11-27
太陽と北風- 寒雪自由詩310-11-27
スタバな女学生とトリップしながら- 番田 自由詩4*10-11-27
マイナス1.4等星のシリウス- 北大路京 ...自由詩21*10-11-27
あふれるころ_(幻肢の砦たち)- 乾 加津 ...自由詩8*10-11-27
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断線- within自由詩7*10-11-25
いろんなミドリと- 番田 自由詩4*10-11-25
いたずらだいすきピーターラビット_(ご利用は計画的に)- 乾 加津 ...自由詩3*10-11-25
行進曲- 明楽自由詩1*10-11-25
あおいそら- ふるる自由詩6*10-11-24
夢の中に見えたものたち- 番田 俳句210-11-24
怯え- 佐和俳句410-11-23
何か荒れ果てた- 番田 自由詩2*10-11-22
PEG- 乾 加津 ...自由詩15*10-11-22
ピザをとる- せかいの ...自由詩410-11-21
夜の取引- 番田 散文(批評 ...2*10-11-21
ひとつ_遠く- 木立 悟自由詩310-11-21
ふたつ_遠く- 木立 悟俳句210-11-21
父とおまえ- 木立 悟川柳210-11-21
クレーター- itukamitanij ...自由詩1*10-11-21

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