メモを片手に料理上手
冷蔵庫の残りもの
なんでもかんでも炒めよう
卵にレタスに牛肉
小エビにきくらげしいたけ
長ネギかまぼこにんじん
ついでに日頃の鬱憤も
炒めて炒めてご機嫌 ....
夏の涼しい夕暮れに
恋の病にうつむく友と
噴水前の石段に腰掛けていた
( 左手の薬指に指輪をした
( 女に惚れた友が
( 気づかぬうちにかけている
( 魔法の眼鏡は外せない ....
濡れた月は、
この上ない美味である。
薄く雲のかかった、
十六夜月の、
あの豊穣さといったら、
想い出しただけで、
灰色の大脳が蕩けてしまう。
満月の ....
夜を乗り越える呪文
古いノートの落書きから思い出す
詠み方を忘れた大人には
雑踏に落ちている足音に似て
あどけなく残酷な
季節を乗り越える呪文
変色した写真の束から探し出す
今日しか ....
バザールは活気に満ち溢れていた
女たちは色鮮やかな衣装を身に纏い
自慢の品々を並べて
旅人たちに朗らかな笑みを投げかける
すべては明日の命の糧の
マナトを稼ぐための軽妙な話術
....
「人に語りかけるような、優しい口調の、飾らない言葉で綴った詩を描きたい」(僕にとって詩は風景画と似た感覚なのであえて「描く」と表記します)
そう思ってたはずだったんです。
かっこいいことは ....
南の海に、
どんぶら浮かぶ、
にぽぽ島は、
独立国である。
にぽぽ島は王政で、
現国王は、
にぽぽ・ぱぱ十四世。
にぽぽ歴、
四百年に即位した彼 ....
片葉だけが聞こえ来るとき
片葉は片葉の前にいる
片葉は見えず
片葉はふるえ
片葉は片葉と片葉の重なり
羽の目から流れるひかり
左手にたまり 鉱になり
手のひらから手の ....
春の陽射しに包まれた
消えゆく雪のその薫り
蒼白の日々の儚げな薫り
ひんやりとしたあたたかさは
春の命にとけて
空の色になって
泥に塗れた冷たさは
思い出を残すこともなく
....
「こんばんは、お久しぶりね」
聞き覚えのある声に振り返ると
おんながひとり乗っている
「今日ぐらい早く帰ってきてね」と
妻にせがまれたのに残業を強いられた
可愛いひとり娘の誕生日だっていうの ....
1
すくすくと日向にのびはえた高層のビルや、さまざまなカタチの建物が、まるで墓石のならぶ広大な霊園を想わせてずっと何処までも遠くひろがり、マモンの森へむかうクルマのながれは絶え間なく ....
ごみ袋を引きずって、
外に出る。
家の外に出るのは、
三日ぶりだ。
ずるずると、
アスファルトの上を、
引きずって運ぶ。
集積所の周りでは、
ご ....
それで、詩についてですが・・・。
あまりどうでもいいことかもしれませんが、
暗い詩、絶望的な詩を書いている人が、残酷であるだとか、
明るい展望ある詩を書く人が、やさしいだとか、
そんな事は ....
夏の
体の
着衣のまわりくどさを
一枚、一枚、可愛がるように
指でしか剥ぎ取れぬ熱を
一枚ずつ剥ぎ取ってきました
あ、
そういえば、
非常階 ....
A子(主婦39歳)は嘆いていた
価格破壊の世の中を
街を見渡せば
いたるところに100円ショップ
(なのにレジでは105円取られるのよね)
超ディスカウントショップも蔓延し ....
(でっかいのが、死んだ。)
風殺すようないかり肩に丸刈りの白髪頭乗せて来るのは あれは
ロブス 漁師で 工房の隣の教会の管理人だ
逆光でも分かる お調子者の いつものいたずら ....
夜をすぎて混ざりあった
イエローとピンク
パステルカラーの朝が
たなびく空に滲み、
潮の香りと膨らんだワンピース
裸足になったキミがひとり
貝殻をあつめては、
子どものように
....
風のなかを
水がそよいでいる
遠い水
互いに見えない ふたつの水
濃い影 薄い影の重なり
音は溜まり
低く連なり
夜の道を速くする
やわらかな菓子
指 ....
1.
もわもわ
と、ふくれあがる嫉妬心
あなたが遠くをみつめるその先に
見えるはずのない影を見ては
心に広がる黒い雲
2.
クルクル
と、まわる私の猜疑心
ゆう ....
あめあめねむねむ、
ねむりんこ。
すやすやぴーひゃら、
ねむねむぴー。
はるらうるりら、
はるりらら。
りらははらりら、
りりはらら。
ゆめは ....
火と踊る 少女
薄い幕の向こう側で
遊ぶシルエット
僕は触れることができない
この薄い幕さえ引き剥がすことはできないのだ
音もなく
熱もなく
おそろしく暗いゆめで
見ている
火と ....
さて
飽きるほどの恋からも遠ざかり
梅雨の間隙を縫う洗濯ばかりに
脳みそを支配されている私に
今のところ夏の予定はありません
貴方
先月結婚したそうでおめでとう
おかげさまを持ちまし ....
灼熱の渇き、
あるいは凍える肌の
傷を癒すのは
いつだってキミの唇だった
また歌ってくれないか
せめて無惨な屍のために
立ち去るまえに
たった一度だけでも
キミの声が
ど ....
(誰かが泣く夜の 月は足跡だらけ)
夕立の30分後の車の下の
猫 濡れねずみで
のの字にくるまり
もうすぐ月のやって来る夜
あの子の心根から
零れ落ちましたよ リン と ....
今年もまた 原っぱに
レンゲ草が一面に咲きましたよ
レンゲ草は
その真っ白なすべらかな姿を
揺らしています
中華料理店のトラックが
止まりました
レンゲ草をごっそりとっていきまし ....
シャチを吐いたなどとは
とても言えぬ
あの白と黒の
愛しい人 日傘で待ちます
私はいるから 死んだ後でも
ここにいるから ....
青銅の扉の
息に合わせて
風はふたつの挨拶をした
返事のないまま
なかへと消えた
粉の光
夜に沿い
まぶされてゆく
錆びた光
消える光
朝になり
窓になる前の窓の ....
......o………o……o………….o………..o…….o….
羽織る、シフォン色のカーディガンに雨
......o………o……o………….o………..o…….o….
岸壁に繋ぐロープの金具が ....
どんな蝶でも蜜を求める花に
好き嫌いがあるように
あなたの望む花と
わたしのなりたい花には
どうしても相容れないものが
あるのかも知れない
たとえば地味目なおんなのひとがいて
百人のおと ....
ダ、ダ、だから今、まだ朝の光が身を焼きつくまえに
煮え立つリアル リ、リアル堆夢。
ムーンライトセレナーデの聴こえる部屋は地下深く、
朽ちた地上を下ること 五千キロ
露出した愛の届か ....
砂木さんのおすすめリスト
(5632)
タイトル
投稿者
カテゴリ
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日付
炒飯アッ飯ブギウギ・メモ
-
落合朱美
自由詩
15*
06-7-31
呼声
-
服部 剛
自由詩
20*
06-7-30
「_ひとくちの月。ふたくちの夜。_」
-
PULL.
自由詩
21*
06-7-30
驟雨の足音、あどけなく
-
たりぽん ...
自由詩
17*
06-7-29
世界の社長から〜今日はトルクメニスタンです〜
-
落合朱美
自由詩
20*
06-7-29
詩が好きなんです、多分。
-
仲本いす ...
散文(批評 ...
5
06-7-28
「_にぽぽ島から、こんにちは。_-_にぽぽ島お昼寝だより、そ ...
-
PULL.
自由詩
14*
06-7-28
てるては
-
木立 悟
自由詩
4
06-7-28
春の陽射し、冬の残り香
-
チェザー ...
自由詩
8
06-7-28
帰らざる海まで
-
恋月 ぴ ...
自由詩
20*
06-7-28
夜の子供たち
-
atsuchan69
散文(批評 ...
4*
06-7-28
「_みごみ。_」
-
PULL.
自由詩
10*
06-7-27
女なんて嫌いだよぉ。ううっ・・・(あんまり関係ない
-
奥津 強
散文(批評 ...
3+*
06-7-27
脱衣録
-
A道化
自由詩
25
06-7-27
いちきゅっぱ症候群
-
落合朱美
自由詩
20*
06-7-27
パサヤ・ドニバネには道が一本きりしかない
-
水在らあ ...
自由詩
56*
06-7-27
荒い風
-
atsuchan69
自由詩
6*
06-7-25
しずく_うつわ_ゆび
-
木立 悟
自由詩
5
06-7-25
もわもわ_クルクル_ぷっちん_コロン
-
落合朱美
自由詩
32+*
06-7-25
「_ねむりん。_」
-
PULL.
自由詩
8*
06-7-24
火と_少女は踊る_その影を
-
今唯ケン ...
未詩・独白
7*
06-7-23
夏に向けて
-
さき
自由詩
9
06-7-23
砂粒のメロディー
-
atsuchan69
自由詩
6*
06-7-20
月と黒猫
-
千月 話 ...
自由詩
13*
06-7-19
レンゲ草
-
ふるる
自由詩
11*
06-7-18
避暑地の幻獣
-
ふるる
自由詩
10*
06-7-18
降り来る言葉_XXⅢ
-
木立 悟
自由詩
5
06-7-17
ハルシオン・ブルー
-
六崎杏介
自由詩
9*
06-7-16
百合の花のように
-
恋月 ぴ ...
自由詩
33*
06-7-16
推敲しない!
-
atsuchan69
自由詩
4*
06-7-14
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