聞いた街を流れる 車の写真撮影をした
今日の新車に 壊れた音楽の モロッコの部屋の前でドライバーを持ち上げて
パンクして 買ってきた誰かを使ったけれど 運転した
私は紹介する 知らない古 ....
働いて
働いて
帰宅
シャワー
飯
就寝
起きたら
また働いて
父よ
あなたをうしなって
私が何を
うしなったのかと言えば
男どうしだからこそわかる
男に生まれた
宿命についてなのだった
父よ
あなたはいつも
私を庇護してくれ ....
バックは 多分 明日も 保管している
ラジオに合わせて 改札を出て行こう
何一つ無い 私自身の世界に
酒を 想像し 地下鉄に追いかけ
街灯に今日も 想像させられた
財布を 思い悩む ....
鉄の貴婦人 を かけのぼる噴水 に 弓なりの
怪 人 の 炎 上
炎 上
炎、上は舞い・デ・繰りひろげまショー
円形劇場も わけ、いって
それ ....
きつねコンコン
遊びにおいで
黄色いバケツは誰のだろ
きつねコンコン
昼寝においで
しゅわしゅわラムネが冷えてるよ
ふるふるゆれる
黄色い花は
小さな船の形して
ふるふる ....
夕暮れの道場に電球が光る
入口の傍らに鉢植えの赤い薔薇の花
母と一緒になって道場を覗く
柔道着を着た大人と子どもたちが
笑顔で挨拶する
その中にキツネの目をした小学校の同級生がいる
見つか ....
今ごろ 光に 釣糸を
垂れている 風を
空の そこで 輝く
釣れた 誰かを 今日 思い出した
*
絵に 君は 立つと
何もしない 形に 駄目になり
喫茶店や 何らかの ....
やぁこんばんは、プラネタリウム太郎
星好きな座敷童子
まずは一献
詩の朗読会、即売会
駄洒落ナビ
星合いクッキングスクール
プラネタリウムだからって
星を見るだけでなくてもいいの ....
お兄ちゃん仕事は?
外回りの途中なの?
こんなところにひとりぽっちで
噴水のそばでジャムパンかじって
なにやってるのお兄ちゃん?
さみしくないのお兄ちゃん?
どうしてそんなに童顔なの?
....
おこがましいとは思わないのか
お前はなにを勘違いしているんだ
お前はなにを勝手に重ねているんだ
お前が心の拠り所とするものは
お前とは全然比較にもならないほど
熾烈な生存競争の中に身を置いて ....
からだがからだを残して震え
雪のはじめのひとかけらを知る
もういちどの無い
もういちどに咲く
底まで呑まず
わずかに残る空を見つめる
青は低く
灰より遠く
....
私は本の中で見つけたい
確かな街を見させられた気がする
風のようなものとして
場所なんてもの 何も 夢には無かった
いつだって わからない
何なのかを 見ていた
これは何故なのだ ....
いちばん好きなひとと
けっこんしたいとおんなは言う
だからそれを
かんがえるようにとおんなは言う
ぼくは頭がい骨のまわりでかんがえる
後悔とざいあくの海のなかにいる
....
手さえ握られたことないのに
あれは高校二年生の今頃だったか
「あの子ってやりまんらしいよ」
そんなあらぬ噂を言いふらされたことがある
誰かしら噂になっているなと感づいていたけど
まさ ....
最近私は何もすることもないので、新しいチャンスを見つけ出したいと思っていた。それはインターネットの中であり車の中であり、本屋の中であったのかもしれなかった。雨の日はノートに詩を書き、近くの道を晴れた日 ....
鏡に 明るい日差しが差している
私は 何者だろう 水色に 手をやる
姿を 想像させる 踊り子たち
私には 誰もいない
何をすればいい
どこかに 出かければいいのだけれど
立っていた ....
けさ見つけた虹の分光率を
記憶のプレパラートに照らし合わせます
虹は厚みを持たないので
それがふさわしい隠れ家なのです
もっとも似ている屈折率を
大地の公転軸に合わせて傾けながら
夕日 ....
輝いてる月の価値
消えそうに潤む月の価値観
僕は潤む月を見ながら自分を重ねていくのだ
儚くも消え行く身と思うならば
いっそ輝いて消えるのか
いつの間にか消えているのかは
今 月 ....
モスクを見つめ
そうして いつまでも 眠るのだろう 宿で
トルコ人の詩集をめくり
私は 思うのだろう 絨毯について
暇人なのだろう 私なんて
飲むのだろう チャイを トルコに着いた ....
豆腐のかどに
頭ぶつけた
パワー全開
脳ミソ全壊
密かで強くて美しい
自爆装置は念のため
ボルトをひとつひとつと
しめていく
すべての世界を数値化する
その信仰が
ひず ....
すごく大切で
だけど近づけない
だから大事なもの
いつも手の中にあるわけじゃない
だから大事なもの
考えて色々やってみる
だけど見返りなど全くない
寂しい
....
あんなことこんなこととかあったねと笑いたいけどまだ無理かもね
つい先日わかったことだ板チョコは二人で分けたほうがおいしい
日曜はカレーの日って決まってて玉ねぎ相手に痛み分け ....
その日の美術の科目は
自分の
もう片方の腕のデッサン
写実主義の鉛筆は
大気の成分のようにすみきっている
大陸棚から
波紋のようにそそりでた喜望峰にゆきつけば
五指しめす照 ....
砂漠
{引用=飽和湿度に近い街で
渇いた自分を見ている
店のガラスだけではなく
道行く人々の顔にも
同じような表情が広がって
だから
ときどき
父や母の顔を思い浮かべる
のだろう ....
角の中古屋にて 新入荷したばかりの マッキントッシュのパソコンを手に入れて
キャスターで転がしていく
似合わないなとジョンレノンのポスターなんかを ミッドタウンで買って
紙袋に入れて ....
船着場で紫の
アメフラシのひだひだが素敵
こいきに落下してくる小さい音
左舷右舷
手がヤニで光っている
かざす指の間に夜空
羽虫が落ちたり飛び上がったり
ひだひだの
包帯の隙間から何か ....
悔しいなあ
悔しいなあ
悔しいなあ
悔しいなあ
悔しいなあ
悔しいなあ
悔しいなあ
悔しいなあ
悔しいなあ
悔しいなあ
悔しいなあ
悔しいなあ
それは覚悟かい
稚拙で陳腐でそれでいて
瞳の中に炎を燃やしている
それは覚悟なのか
無謀だと一蹴することは簡単ではある
手折ってしまうことは後ろを向いていても簡単だ
ただ、それでは消せ ....
突然着メロを歌った携帯電話が
静寂の中伝えたのは
友人の死だった
半年間
人工呼吸器に括られた彼は
むしろよく生きた方だと
母親の声が途切れ途切れに
電波状態のせいではないことが ....
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