唐突に
襲い来る淋しさ。

全身
悪寒に震え
奈落の底へ
足元から崩れ

途徹もない空虚。

この感覚
何もかも
空しい。

欲望が消え
世界が消え
立ちすくむ。
 ....
忘れないように


aとanの差ほどが存在している
彼と彼女の過去と未来

今日がパンで明日がミソ汁ということ?
それも有り。て笑う母の笑顔にもらう
登校前の溜息が
ゆらり弧を描いて ....
ごめんなさいが
素直に 言いたい
自分を取り繕う為ではなく
怒りを上手く かわす為ではなく

本当の ごめんなさいが
素直に言えるように
なりたい

傷ついた
自分の心を 知ってい ....
二〇〇〇年隠居元年一月一日。墓参。
東京都立多磨霊園二四側四九。
おふくろとおやじとおとうとに「無職」報告。

おそい午前のひざしはおだやかで風もない。
よどんだ時のながれのなかに六九歳 ....
ゆっくりと確かめる指のひとから
手わたされる言葉のような
雪の散る道をすぎるひとから
聞こえてくる色のような
朝の水平線に消えかけながら
まわりつづける季節のような
寄せては返す ....
わたしを忘れた光が
昇りつづけて朝になった
目を閉じても冷たい指先
さよならを言う光に触れた

さらさらと
さらさらと


雨雲が川のなかを遠去かり
水鳥を連れていってしまった ....
開け放たれた音楽室の窓から
合唱部員たちの歌声が聞こえる
放課後、行き場の無い僕らは
校庭の隅にある鉄棒に片足をかけたままぶら下がり
いっせいの、で誰が好きかうちあけると
やはり同じ子が ....
春泥が
明るいインクの
滲み、です


その滲みが
無意識に漏れる
芳香、です


その芳香が
呼吸のような
肌色、です


文字を読む幼子の口調の明朗さで
明 ....
月の灯かりが舞い降りた
この街で今夜は
どんな夢を並べよう

涙が出そうなこの刹那達が
私を人形に変えていく

みぞれの私に
どんな色つけて振舞えばいい?

星さえ見えない夜に漂っ ....
寂しくない薬欲しい
こんな私じゃ、誰もかも呆れてしまう
自分が寂しいの止められる薬が欲しい
人前で泣く事さえ出来ない
それならいっそ泣かない薬が欲しい
寂しいばかり言う愚か者のそばに
誰も ....
流れつづける灰空に
鴉が小枝をさし出している
遠く けだものの声が響いている


水はじく透明
もう積もることのできない雪
街の背中に降りしきる


ひとつ またひとつ ....
ふんわりした夕焼けの雲に抱かれる
お日様のいいにおいするよ
晴れた日に干したお布団みたいに
ふかふか
オレンジ色に染まる
手をつないだ影も笑顔も
胸がこんなに苦しいのは
あの日の楽しい思 ....
掃除がてら、倉庫の中を漁っていると
どかした箱が崩れて 戸棚に当たり
中から石鹸液の瓶が転がり落ちて
割れて
辺り一面に
昔の病院、独特の
何とも言えない、嫌な雰囲気が立ち込めた


 ....
コーヒーには砂糖をいれない、
いま私はめちゃくちゃに機嫌がわるい、
人間なので機嫌が悪い日くらいあって当然なのだけれども、
こんなに機嫌が悪くなるとかえって気分がいい、
コーヒーにはミルクもク ....
音も無い
そんな雨に出会って

そんな中に
佇んで
包まれて

張り付いた前髪から跳ねる雫も
もう遠くの出来事のようで


霞んでいく風景に
この道はどこへ行くのかと
この私 ....
ぼんやり 新聞コラム 眺めてたら
女は 存在 男は 現象
つまり 全ての基本は女 だから
はじめに女ありき との文章

これはもう 現代常識である
聖書の記述は 間違えたのだ
好きに ....
あなたが守る

暖かさ

幸せ

今、身体の中で

凍てついている

今夜も

行き交う人が

看守のように見える

いつものデパートの

ブロンズ像の前で

 ....
あなたの瞳が
私に慣れてきた

そしてそれからの
私が虜のホログラフィーは
茎を傾げた優曇華の花びらが
リアス式の高い海岸段丘の上で
凪だけど揺れ舞う景色

瞳が放つ言葉は
緩急を ....
ふくらむエネルギー、幽霊世界で
「僕は悲しみがなくてはやってゆけない」というメール
高慢になることを遠くかんじてしまったぼく
きみにはぼくを悲しませるちからがあるよ
とても黒くろ黒くろ黒くろ黒 ....
膨らんだ感情を幾つかの言葉で編んだ檻に閉じ込める
とげとげがちくちくと胸を刺す
けれど気にしない
普段言えない部分も真っ白な世界では
無理出来ないから
荒れてとても痛い言葉を読み手にぶつける ....
みんな
まだ覚えているかい?
白い自転車に乗った少年の神様を
くすんだベレー帽を耳までかぶって
よくとおる口笛でポルカを吹いていた
あの痩せっぽちだよ

少年の時代がかった白い自転車 ....
(男声コーラス)
どんどど どどどど どんどど どどどど
わおう! わおう! わおう!!
どんどど どどどど どんどど どどどど
わおう! わおう! わおう!!

(黒ビキニのマッチョ ....
ふとしたきっかけからの君との再会

君は僕を覚えているかい?

僕は一時として君を忘れたことなんてない

君と過ごしたあの日々を

君が見せたあの笑顔を

でもそれは……

忘 ....
はじけるよ
虹色の しゃぁぼんだまが ひとつ

あのしゃぼんだまは あの子のいのち
あのしゃぼんだまは あのひとのいのち
それから あのちいさいしゃぼんだまは 学生のときの記憶の色

み ....
 どう考えても人間は猿から進化している。神と崇めているのはもしかしたら宇宙人かもしれない。人間は産まれ持った頭脳のごくわずかしか生涯使わない。使おうと思えばいくらでも使え、潜在能力は宇宙人よりも優れて .... つめあわせ
ふたを
あけました



最初のふたつ
かたいけどおいしい
まんなかのふたつ
見えないけどおいしい
はしっこのひとつ
わからないけどおいしい
最後の ....
泡だけは
沈んでけば
いーのに
未練がましく何故
昇るソレを
ボクは
見上げなくては
いけないんだろう

乳白に
ポぅくり
煙りのがまだ
軽やかだ
唇を撫でるよう
最後に吸 ....
人形は目に見える情報であるハードウェア。

本はパッケージにくるまれると目に見えないソフトウェア。

パッケージを開けると目に見えるハードウェア。

深く考えると人形は誰が作ったのか分から ....
人に言えないことは忘れるべきなんだ
だけれど忘れたって思っても思い出す
怖くなって色々ココロを誤魔化すけど
大抵一晩じゃ思考は消えちゃくれない
だから余計忘れるべきだと考えるんだ

人に言 ....
出会ったとき
あなたの笑顔は
その輪郭も儚げで
僕の硬い指が触れたら
壊してしまいそうですらあった

桜が
もうすぐ咲くわ

紅をさした蕾に
そっと触れてそう言った
あなたの瞳に ....
砂木さんのおすすめリスト(5644)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
この淋しさは- 狸亭自由詩904-3-29
pre_..- yozo未詩・独白304-3-28
のぞみ- さち自由詩8*04-3-27
隠居元年- 狸亭自由詩1204-3-27
- 木立 悟自由詩404-3-27
ノート(わたる光)- 木立 悟自由詩504-3-25
Stabat_Mater- たもつ自由詩1504-3-23
肌色の春泥- A道化自由詩804-3-23
月に願いを- 純太自由詩7*04-3-22
ひとがた- 暗闇れも ...自由詩2*04-3-22
- 木立 悟自由詩304-3-22
夕焼けお布団- 暗闇れも ...自由詩2*04-3-21
クレゾールは時計仕掛け- 自由詩404-3-21
クソババアになりたい- 佐々宝砂自由詩9*04-3-21
煙雨- 霜天自由詩704-3-20
存在と現象- 狸亭自由詩1804-3-20
クリスタル- 純太自由詩504-3-20
優曇華- 純太自由詩404-3-20
アンテナ- 船田 仰自由詩4*04-3-20
投げました、当たりました- 暗闇れも ...自由詩4*04-3-20
白い自転車(オラシオ・フェレール「白い自転車」より)- 角田寿星自由詩504-3-20
果てしない男たちの夢- 角田寿星自由詩104-3-20
初恋- 長月 猫自由詩204-3-20
しゃぁぼんだま- ukiha自由詩404-3-20
禁断のスイッチ- Terry自由詩104-3-20
ノート(つめあわせ)- 木立 悟未詩・独白104-3-20
ポぅくり- yozo自由詩404-3-20
人形- Terry自由詩104-3-20
失敗- vi自由詩1*04-3-19
桜咲くまで- さち自由詩604-3-19

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