すべてのおすすめ
どこからか逆さの寝床に降りるものみんながみんなけだものになれ



人知れず吐息がすべて爪となる留まりたくない意志も一緒に



透明な粒の作る火うずまいて夜の螺子 ....
またハート盗んでしまいぶつぶつと思われニキビ増えて皮膚科へ 両腕を広げて君は雨を待つ買ったばかりのレインコートで もう二度と目覚めないかもしれないし愛をいっぱい載せたオヤスミ 洗面所狭くなったが歯磨きをふたり並んで出来て幸せ 母の手を握り階段一歩ずつ降りる子供の足の小ささ 乾いてる軒下暮らし梅雨の日もそれが定めとうな垂れて

ほんとうに美しい玉葱の芯どうしてもほら泣いてしまいます

玉葱の玉を採ったら葱だらけでもそれは夢{ルビ二兎=にと}を追うひと

玉葱の ....
夕飯の前にお花に水をやり聴いていただく今日の出来事 留守電に消せずに残る君の声短いけれど優しい言葉 驚かぬココロが死んでいるからか既にカラダが死んでいるのか ぼくも夏毛になりましたって そんなアホな 
暑中お見舞い申し上げます   たま

雨の日はほら
また寝ぐせがついてる犬のひげにアイロン だめかしら

どしゃぶりの雨の中しつこく猫をさがす犬 ....
まっすぐに降り来る滴に目をとじて我が指こばむ花を笑えず



崖のふち龍は落ちて三叉路の二重三重の径を咥える



欲情を箒で掃う真夜中に火花と錆のまたたきを呑む
 ....
七人のこびとは元は八人で現在一人行方不明で

豆の木が大空高く伸びたけどただ伸びただけ雲乗れねぇし

あなただけ映していたいいつまでも私は鏡あなたの鏡

白鳥になったとはいえ醜さは変わ ....
買えません愛がどこかで売ってても お金が無いし働けないし

拾っては捨てる神しかいないのか次は死ぬまで愛されてたい

本なんて読んでる場合ちゃうかった正面の席美女座ってる

右腕にマリコ命 ....
長い夜
君が眠れぬ長い夜
君が寝るまでお話し聴くよ

そうなんだ わかるよ君は悪くない 君の夢なら叶えてあげたい

娘子に生まれていたらすんなりと女子会行けた惜しくも男子

ひとり ....
【漕】
自転車のペダル漕ぐ足弱ってる 若いころならすぐ着けたのに

【芯】
よく飛んだ 真芯で打ったホームラン 子供相手にフルスイングし

【なう】
「恋なう」と君がつぶやく毎日を  ....
その花の名前を僕は知らないが既に時間の問題なのだ


気がふれているのか問われ後ろから追いかけてくる影だと言った


無限とも思える選択肢のどれを選べど逢えるひとこそ運命


 ....
【さっぱり】
さっぱりとした後味のタイカレー そんな男になりたい私

【至】
舌肥えた彼女の心掴むため腕によりかけ至高のメニュー

【寿】
寿の文字が遠くへ消えていく おひとりさまに慣れ ....
【洗】
洗っても落ちぬ返り血どうしよう 犯人オレだと解ってしまう 

【でたらめ】
でたらめに女抱いても虚しくて彷徨っている恋愛砂漠

【蜂】
休もうよ死んでしまえば終わりだよ 働き ....
谷底にこがねの雨がわだかまり見るものは泣き見るものは去る



ゆうるりと暮れあおぎみてまわる虹うた連れてゆくひと連れてゆく



冬の木が冬の木を呼ぶあいだにも白 ....
ざわざわと息を噛むたび洞は鳴り洞のむこうの洞はこび来る



けだものをけだものと呼ぶ誕生日ただ生まれゆくただ落ちてゆく



ささやきが積もることなく降りつづくわ ....
わがままな迷子のためのひつじ雲
お日さま連れてあしたもおいで



迷いのない軌跡を示せ飛行機雲
だれのものでも、いつのものでも



先端の爪にひそかに願いごと
 ....
さわやかな朝さわやかになれずにぼーっと見てる空中のひび

朝の風胸の毒素を吐ききって濁る自分を脱がせて剥いで

丸もる身体空いた頭は寝不足あと一寸の涼をただ待つ

車道から通行音だけ響いて ....
すぎてゆく光の指に思い出す斎場の冬の風ひとかけら



死にたいか死人でいたいかどうなのか急かしつづける夜の水たまり



おまえにも俺にも指が十二本打ち寄せる泡す ....
歯は歯へとたどりつかぬまま歯となりて響かぬ箱を咬みつづけている



卵から卵のかたち抜け出して誰も居ぬ街誰も居ぬ日々



数列の文字の並びに指を置き現われる色あ ....
天井をかき分け浮いてまた沈む浮遊した昼チャイムは重く

ざわつきも混乱も日々続いてく国道沿いを見ては陽炎

いつだって風を待ってる蜃気楼オアシスがすぐそこにある

さみしい季節だと思ってた ....
縦に裂く指のひとつの行方には夕暮れのみの魚よこたわる



一歩めで柱二歩めで廊下燃し三歩で天地の境またぎゆく



「まとも」とは何を指すのかわからずにここまでは ....
夜を剥くまた夜が出てまた剥いて五十六億七千万剥く




霧を霧煙を煙に打ち付けて鏡に沈む磔刑を見る




青空が堕ちて積もりたる谷間には幼い子らが正座し ....
寄り添うは虚ろだと知る夕べから髪と糸の鳥もとめる二人



とげが棘ひかりが光に刺さるのは鉛筆の森はらわたの森



音をただ携えて無の道をゆく冬を後ろにかたちなき ....
白濁が白濁に午後つらぬいておまえを息に刻む刃の先




一時から一時半にてひとり縫う花の棘の指つぎはぎの指




夜が消え夜の代わりの夜が笑み早すぎる星に刺 ....
砂木さんの短歌おすすめリスト(151)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
穂絶座- 木立 悟短歌315-3-1
またハート盗んでしまいぶつぶつと思われニキビ増えて皮膚科へ- 北大路京 ...短歌315-1-29
両腕を広げて君は雨を待つ買ったばかりのレインコートで- 北大路京 ...短歌514-3-31
もう二度と目覚めないかもしれないし愛をいっぱい載せたオヤスミ- 北大路京 ...短歌314-1-1
洗面所狭くなったが歯磨きをふたり並んで出来て幸せ- 北大路京 ...短歌713-11-4
母の手を握り階段一歩ずつ降りる子供の足の小ささ- 北大路京 ...短歌513-9-8
玉葱なひと- たま短歌25*13-6-29
夕飯の前にお花に水をやり聴いていただく今日の出来事- 北大路京 ...短歌513-6-7
留守電に消せずに残る君の声短いけれど優しい言葉- 北大路京 ...短歌213-5-16
- 北大路京 ...短歌912-10-11
ちぎれたしっぽ- たま短歌23*12-7-27
封夏放冬- 木立 悟短歌212-7-24
童話短歌- 北大路京 ...短歌19*12-5-4
データがありません- 北大路京 ...短歌27*12-2-13
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紫光錯誤- 本木はじ ...短歌111-11-18
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骨を見る私- 木立 悟短歌211-10-27
うつろ_はばたき- 木立 悟短歌311-9-28
◆雲のまにまに- 千波 一 ...短歌5*11-9-13
11911(朝)- 唐草フウ短歌6*11-9-12
冬とむらさき- 木立 悟短歌111-9-7
キース・レヴィン- 木立 悟短歌311-7-31
何回も夏- 唐草フウ短歌8*11-7-15
水無月粒- 木立 悟短歌2+11-6-29
ノート(茫日某月)- 木立 悟短歌111-6-10
夜とむらさき- 木立 悟短歌211-4-10
触れずに- 木立 悟短歌311-2-19

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