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{ルビ断頭台=ギロチン}に葛ちらせて{ルビ骸酒=むくろざけ}



片目あけ光の血まみれ五月雨夜



岸に降るけだものひとり振り返る



撃てと ....
割れる陽に花芯は昇りまた昇り



雨音のはざまに浮かぶ花微塵



けだものに片目預けて花見酒



刻みあう互いのすがた風ふたつ



指笛 ....
指ひとつ夜に融かして冬ひとつ



迷う背に涙の匂う二月かな



種火から双つの声と双つの葉



冬あおぐ二十三時の命かな



戸惑えば戸惑う ....
会う度に己れを捻る桜かな



葉の下の葉から陽を見る冬双子



斜めには斜めの息吹はたく初夏



冠に冠かさね見える冬



雨が降る自堕落な ....
秋草や見覚えのある人の影 髪を梳く花の吹雪に笑む子かな



廃屋をあれは星だと笑む子かな



降る揺れる消える花びら笑む子かな



ふたつの手ひとつに鳴って笑む子かな
 ....
マイルールごり押し

新製品サポート無しでは扱えない

おまけ付き商品に弱い

少女時代を美化して語る

スーパー銭湯とグルメが生甲斐

家ではノーブラですが

人間の形状なく ....
冬野原こがね足跡きつね罠



名ばかりの光の主の枯れ穂かな



屋根に散る月の尾羽の騒がしく



眠りにて眠りにつもる眠りかな



生も死も ....
噛み砕く氷砂糖や宵の闇 夏衣からだを縦に脱ぎ捨てる



何を射る指と指のはざまの陽



真昼から骨を外して蜃気楼



人の灯が消えた後に点くけだもの灯



片方 ....
イヤイヤと横に首振る扇風機 人間の未来のために死ぬパセリ 雪を割るつかなくていい嘘をつく 死神の愛馬はたいて冬囃子


傘を咬む波の輪かかげ雨を招ぶ   


まぼろしはまぼろしのまま糸車


泣く子から泣く子へ雨を遠去ける


髪の毛の花と同じ空く ....
望まれてあなたの髪に入る冬



待つことも降ることもなし神帰月



呼べば降る呼ばずとも降る鬼火かな



骨の冬気付かず歩み骨となる



 ....
手をのばし聞こえる前に降りる羽



小さな戸あふれ出ぬよう閉じてゆく



見えぬまま目の奥の闇ほしがる手



夜の外また夜があり胎があり

 ....
ヴェイロンにぶつけて変な汗拭う

戻り梅雨エーマイナーのアルペジオ

花魁の廓詞や冷やし酒  

ポン酢だけ持って烏賊釣り参加する

黒猫が見つめる先に熱帯魚

バスを待つ時間 ....
二股をかけた人にも麦の風

初めての親子連弾麦嵐

小満の木漏れ日サカナに変わる朝

毛虫さえ季語になってる人気者

生まれては消え生まれては消え毛虫

空豆のクリームパスタおうち ....
仲間からはずれてひとり夏の下

風の歌を聞かされし人新樹かな

軽快な暴力喰らい青葉潮

鹿の子のおめめに映る朝の月

笛の音が闇を引き締め薪能

エメラルド色の泉に身を投げる
 ....
緑摘む前世あなたは月でした

見せブラを引きちぎり八十八夜

明日葉やソースで洗う銅コイン

行く春や時間泥棒多発中

横たわる比叡拝んだ今朝の夏

外来魚釣っては捨てて夏に ....
気配りも目配りもして落花かな

春装のプラネタリウム高いびき

仔猫飼う育って欲しい健やかに

猫を抱く女装少年芽吹くなり

姉の歳こえてしまって石鹸玉

ナミダよりサクラが ....
不器用な詩人を撫でる桜まじ

花篝燃えてくれるなまた泣ける 

哲学の道を流れる花筏  

散るまでの夢と知りつつ桜酒

高瀬川乳飲み子抱いて花の雨

岡崎の桜回廊象の声

 ....
死神を副業にする桜守

満開の冷えた桜に沈む船 

堕天使も枝垂れ桜で白くなり 

漆黒の翼の痕に桜KISS   

JOKERが姿を消して花吹雪    

夜桜の影で小悪魔服 ....
げっそりと白豚になれ四月馬鹿

入学にいくらかかるの払えない

シクラメン泪を落とす場所がない

治聾酒が心の穴から漏れている

若草をサンドウェッジで根こそぎ

朝きても生きる意 ....
目をつむり目をあけ答えあわせする



振り向けば鏡を持たぬ空の青



目をつむり目をつむる火に触れてゆく



冬が脱ぐ光の服のたおやかさ



 ....
冬神の喰らい忘れた緑かな



弦も否も震えも知らず冬を抱く



半面を冬に刺されて化生かな



抗いて落とされてこそ冬ありき



諌めても壊 ....
針くだく魚の血潮の銀河かな



手の甲で遠去ける度みどり湧き



さわりゆく棘のままただ融ける雪



夜を剥ぎ夜を接ぎ足す光かな



振り仮名が ....
天に飽き天かきむしる鱗雲



おまえには冬しか居らぬしるし刺す



鉄を裂き鉄かつぎあげ冬を打つ



とどめからとどめに至る永さかな



仮 ....
空の地図夏の終わりに書き終える



炎から炎をちぎる秋であれ



鈴の塔そのままの目に鳴りわたる



鉛筆で自害する夜のおだやかさ



隠れ ....
渦えがき夏猫とける真昼かな



活版のよごれたる指ふく若葉



一瞬の獣の夜に鳴る火薬



野から野へ指から指へ夜宮かな



無理矢理を ....
砂木さんの俳句おすすめリスト(84)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
二季応禍- 木立 悟俳句416-6-29
呼べど応えぬ- 木立 悟俳句316-4-12
白と常在- 木立 悟俳句116-3-26
重奏- 木立 悟俳句115-5-28
秋草や見覚えのある人の影- 北大路京 ...俳句114-9-14
ひとつ_かたわら- 木立 悟俳句114-5-6
自由律_【_おばさんの流儀_】_其の四- 泡沫恋歌俳句4*14-4-1
冬一重- 木立 悟俳句313-11-4
噛み砕く氷砂糖や宵の闇- 北大路京 ...俳句413-10-7
殻光- 木立 悟俳句313-7-31
イヤイヤと横に首振る扇風機- 北大路京 ...俳句413-5-28
人間の未来のために死ぬパセリ- 北大路京 ...俳句713-5-22
雪を割る- 北大路京 ...俳句313-3-18
冬と呪- 木立 悟俳句312-11-22
冬とまばたき- 木立 悟俳句512-11-16
冬と手- 木立 悟俳句112-10-11
俳句2012_7月中旬- 北大路京 ...俳句11*12-7-23
俳句2012_5月下旬- 北大路京 ...俳句17*12-6-4
俳句2012_5月中旬- 北大路京 ...俳句13*12-5-27
俳句2012_5月上旬- 北大路京 ...俳句17*12-5-13
俳句2012_4月中旬- 北大路京 ...俳句17*12-5-1
#桜2012_#京都- 北大路京 ...俳句18*12-4-16
桜ユグドラシル- 北大路京 ...俳句23*12-4-10
春の闇- 北大路京 ...俳句20*12-4-8
現と在- 木立 悟俳句412-3-27
茫季灯- 木立 悟俳句211-12-29
ノート(鬼視)- 木立 悟俳句711-11-21
無言火刑- 木立 悟俳句711-11-4
ノート(ひとつ_すぎて)- 木立 悟俳句111-9-7
ノート(穂先)- 木立 悟俳句111-6-10

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