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立小便いつもスムース・クリミナル



気が付けば俺もゾンビで踊ってた



仁王立ち眩さゆえのサングラス



白と黒どっちなんだと詰め寄られ

 ....
仕草から仕草に至る息ひとつ



どこまでも切れないはさみ似合う指



光には到かぬ剣を闇に植え



治っても傷つく場所は同じ場所



数秒の ....
紙の間の灯より明るい紙の檻



夜と水さげすみの目をひたす闇



花は奥ほのおに倒れる家の奥



其処に無く囁くように其処に在り



ぶつぶ ....
避けるほど遠去けるほど迫る冬



月くくり手のひらくくり生す子かな



はらわたに指三本のつららかな



むらさきに雨の林を染める笛



 ....
別なのに同じ何かが目に遊ぶ



戸惑いを背に押しあてて背を描く



無も壱も那由他も同じ指の夢



頬ぬらす半月の水のぼりゆく



道端の心臓浅 ....
{ルビ作為=つく}られた景の醜さ哀しさよ



草むらを燃やす象亀空あおぐ



岩の地図こすりあわせて緑の火



何もない夜ほど明るいものはない ....
洞の実を砂糖醤油につけて呑み



まばたきの遅い一日お茶すする



ひらくたび傘の首すぐ飛んでゆく



弧を刻む光のなかの馬鹿ひとり



とどろ ....
光の背どこまでもただひとりの背



ふところに乖離の会話隠し持つ 



幽霊と握手した手に残る霧



光から光を取って花格子



むなし ....
階段の踊り場ほどき火を編む手



季節さえ知らぬ存ぜぬ{ルビ仮=け}の柱



言葉には言葉の垢の漂いて



{ルビ自身=おのれ}には{ルビ自身=おのれ}を呑む ....
お見合いの相手がスマホばかり見る 黄昏にA.I.少女降り積もる


君纏う鈍色緋色の幸福を


うず高く重なり合っていい匂い


貴重品(遺伝子組み換えでない)彼


禍々しスイッチ切ってハエ眠る


腕 ....
鏡から手首生えてる二本半


生活臭隠すためだと家を焼く


心臓が別れ話を切り出した


仔羊の肉脳内で水洗い


髪の毛に侵入されて操られ


冬が来る非常ボタンを押 ....
小便器ひたすら逃げる恥毛かな



じょろじょろと雌雄の小便まじるうた



洗わずに握ったにおい解き放つ



小便とハーフパイプと人生と



 ....
ふるさとは選挙のときだけおもうもの

震災より選挙にそなえる身の軽さ

国民のためってどこの国だっけ

国会中継やるたび下がる視聴率

議員報酬出来高制にしたらいい

金バッジ相続 ....
増毛剤カタログふえても髪増えず

亜麻色の髪の乙女に足踏まれ

夜が来る妻の叱咤の恐ろしさ

おじ散歩犬と一緒に立ち小便

借金のかたに妻をいらないか?

足摺岬とこずれの母思い出 ....
傷のある道だよ歩くと痛がるよ


銀色の風吹き電車落ちてくる


線路から君のささやき聞こえます


屋上で台風誘いベリーダンス


UFO直視し視覚野犯された


頼り ....
洗濯機原始の海はこんなかな


誰置いたプリンタの上にコロッケが


結露した窓にトマトと書いてみる


掃除機を撫でているうち日が暮れた


お布団を取り込みはんぺん買いにゆ ....
届かないところに百個呼び鈴が


対岸で家が燃えてる渡し守


トランプを男と女に分けなさい


食洗機生きてたものの音がする


豊胸手術する人魚姫二十歳


おじいさ ....
夜の火を口に含んでうがいかな


非のかけらどこまでも否の非のかけら


凧いつつ揚げつづけているひとりかな


目も耳も氷の如く陰はなつ


ただ軽い死に ....
ぴよぴよと鳴く魚だけ撫でてみる



槍とおせ骨の目から目へ槍とおせ



分からぬと分かるの境に立ち尽くす



埋められて掘り返されて嗤われて


 ....
無視される自由詩やめて短歌かな



だらだらと安心できる短歌かな



右目みて左目を見ず短歌かな



長すぎてどこが「短」だか短歌かな



 ....
ゴジラかよ今後はご飯が放射能


映画みたいといって浴びる放射能


放射能ガンで死んじゃう放射能


原発は嫌いだけど電気は好き


テレビと電気に飼われ泣いたりしてる

 ....
昏さから水に伝わる震えかな



知らぬまま川に柳に死ぬがいい



折れぬもの折れたときにみな越えるもの



笑うたび普通の暴力燃えさかる



 ....
軸線が軸を捨てても軸は降る



生きたいか冬に嘘をつき生きたいか



在らざるを蒔いて咲かすは己れかや



ふらふらと夜に午後の血もりつける



 ....
波と墓どちらも頬に甘い冬



ロールには鮫のまばたき砕く笑み



羽の蓋まわる目の蜜くちづける



冬空を映す舌さき飴ひとつ



粉まぶし見 ....
東京はいつまで京で居るのやら



半分に切ったら神が増えていた



朝知らぬ脳が尻尾を撫でている



叫ぶとき叫びの肉芯こすりゆく



 ....
赤いもの何も見えずに赤いもの



削るたびやわらかなもの焦がしゆく



保つ人五七五さえ保てぬか



はからずも何も無いこと晒したり



死 ....
誰かれの造りし枠に詩人なし



説教をするのも聴くのも己れのみ



哲学が聞いて呆れる下半身



リア獣がリア充を喰う夜更けかな





 ....
豆腐屋で静かに足を洗う馬


さみしいと言う砂壁の砂になる


目がくぼんでゆく穴の中にこども


嫁ぎます重い方のつづら持って


嫁ぎます一番軽い首持って


紙コッ ....
そうやってまだ父親を使うのか



父の目におまえはかけらも映らない



言えぬまま逝くものをまだ汚すのか



死んだとて父はおまえを許さない



 ....
砂木さんの川柳おすすめリスト(55)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ジャイケル・マクソン- 木立 悟川柳516-6-29
ひとつ_よろづ- 木立 悟川柳415-4-17
ひとり_白線- 木立 悟川柳315-4-3
白へ_白へ- 木立 悟川柳215-1-6
ひとえ_ひとえ- 木立 悟川柳214-12-13
ひとつ_地獄- 木立 悟川柳414-12-3
うつら_うつら- 木立 悟川柳214-12-3
ひとつ_閉じて- 木立 悟川柳314-11-26
梳く手_こがね- 木立 悟川柳214-11-12
お見合いの相手がスマホばかり見る- 北大路京 ...川柳5*13-8-17
個人の感想です- ふるる川柳8*13-7-13
ちょっとずつ食べられたいな- ふるる川柳7*13-4-5
へのこ_へのこ- 木立 悟川柳213-3-6
へなちょこ川柳- 梅昆布茶川柳912-7-3
哀しみのおやじ- 梅昆布茶川柳1712-6-17
小指から全速力で- ふるる川柳8*12-6-1
そこら中- ふるる川柳5*12-4-3
呼び鈴- ふるる川柳11*12-3-30
ノート(夜漠)- 木立 悟川柳211-9-7
六と七- 木立 悟川柳211-7-28
たんたん- 木立 悟川柳211-6-10
放射能- kawa川柳411-3-29
ノート(異光)- 木立 悟川柳111-3-26
道なぞる道(笛)- 木立 悟川柳211-2-19
菓子喰らう菓子(魔女)- 木立 悟川柳111-2-7
ノート(雑冬)- 木立 悟川柳311-1-23
ノート(冬忌)- 木立 悟川柳111-1-1
りあ・りあ- 木立 悟川柳210-12-6
だんだんきつくなって幕- ふるる川柳9*10-11-29
父とおまえ- 木立 悟川柳210-11-21

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