瞬間という明日に
バンブーブンバ

なぜそれを今 思い出すのか
さんさんとふりそそぐ初夏の光
零れる野道を駆け抜けて
ジョギングシューズ
大地の凹凸をハミング
そこには 何かが
透けてゆく 
何かの
なまなましい瞬間が
あった

まっさらなベッド
サイドテーブルに
風は小さな渦を置く
投げ出された指と爪の透き間に
あの
透けてゆく 
何かの
瞬間




自由詩 瞬間という明日に Copyright バンブーブンバ 2004-03-29 23:18:46
notebook Home 戻る