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木苺に僕が夢中になってたら ずるいよ母さん消えちゃうなんて

どんぐりをバケツ一杯食べた日は 僕の内からひしめく芽吹き

こんばんは独りになって見上げれば月も偉大なひとりぼっち

熊の皮か ....
優しさがモニター越しでも泣いた日を懐いて今でも生きている私 くれないの実が探されるふゆの日にもどって会いたいきみの最期に


夏ならば写真のなかできみ笑うふゆなら息せぬきみ棺のなか


泣いたって肩に置かれぬ手を想いあたらしい猫はわが手に要らぬ
 ....
ただ待ってる何の予定も無い部屋でたとえば電話鳴るの待ってる


きみ在りし日には月並みだったねと幸福にいま謝っている


さよならもありがとうもない臨終を待つだけかなとほんとを想う

 ....
ゆるゆると水平線を越えていく居眠りという舟にゆられて

カーテンに映す葉陰はモノトーン秋の陽射しはながながと伸び

世界が白く息をして私の眼鏡は優しく曇る

きのこと胎児の水分量 イコール ....
入れ替わる陰と陽との境界が消えて宇宙は加速していく 窓ならば壊れて開かぬこの部屋になにゆえ来れた荻の便りは


夢のなかだけの花野で写真機はわたしに抱かれすみれをさがす


ポッケにはいっつも穴が空いていて薫る想いに信号はない


夜 ....
キッチンで喧嘩するのを避けたくて夜景が綺麗な場所に連れ出す ヒョウ柄のブラジャーすれば少しだけ強い女になれちゃうのです

キャミソール細い肩紐に見せかけて女の紐はほんとは太い

ふわもこが恋しい季節になりましてしーんと冷えた足のゆびさき

てぶくろ ....
焼きたてのシナモンロールを頬張れど虚無の底から抜け出せぬまま 真夜中に口笛吹くと出る蛇に毒はあるのか喰えば美味いか ヒグラシの遠い呼び声暮れて行くひとりぼっちの道は遠くて

夕暮れの窓辺に寄って本を読む涼やかな風秋の足音

金色の庭でみつけた木漏れ日のスポットライト妖精の輪だよ

ひとりきり置いてきぼり ....
鉄橋に明かりが灯る瞬間に独りでいると目を瞑りたい 遠吠えが連鎖してゆく昏れた空おおかみだったチビとかルルの

むしのねがあんまり近くにいるもので内なる声かと耳をすますよ

秋の日に縁もゆかりもなかった人と過ごした時をたどってみたり

はら ....
この路地のつながる先がどこなのか知るはずなのにわからなくなる

とちの実が落ちてきますと言うから手を繋いで走った

ほとんどがみどりの中にひとふたひら色素の薄いきみの熱情

内陸の町の夕陽 ....
君の背に蝉の抜け殻引っ掛けた俺の前世は湿気た花火だ みゆきしか流れぬバーに色あせた飯島愛のポスターがある 子規の本読み散らかして柿喰んで出家したしと死にたきを言う 立ち漕ぎでペダルを漕げば何処までも行ける気がした羽根もないのに 飲み干したラムネ瓶から玉とれず入道雲がひたすら白い 便りにて
風が冷たくなりました
彼の人思う
夕暮れの日々


瞬くは
空一杯の一瞬と
よだかも光る
永久なる棺


良い人は
嘘をつかない母親の
声は遠くに
詩集を閉じる ....
   不機嫌なジャングルジムに傘さして水たまりにジャンプする夏


   たしかです不確かなのはたしかです雨粒ほどにたしかなのです


   雨粒をあつめて海をつくり ....
すぐ寝る生き物は僕だが
なかなか寝かせない生き物は君だ

指での数え方って国によって違うんだ
だから彼女の本当の歳を教えてよ

気ずくことばかりでは疲れてしまうので
きずかないことを想う ....
青空に洗濯物のはためいてハミングすればさわやかな風

さまざまに形を変えて雲は行く見ていて飽きない空の劇場

ヒグラシの遠い呼び声懐かしい記憶の森へ心は帰る

炎天下汗をぬぐえば向日葵も{ ....
きみを眠らせない夜の筋書きをにぎっているのはわたしだって

この星のいちぶぶんでいいんだよね微熱を微風がさらうならば

きいてるの?きいているのかいないのかえふぶんのいちにかぜはゆら ....
人が蚊のごとく命を落とすので早く季節が変わればいいのに たばこへの率直を置いてみるならばおまえがこの世に居なかったなら



泣きながらマスターにでも絡みつつ飲める体を持ったとしたら



嫌煙家を広場に集め尋ねたい他人に迷惑かけてないかと ....
あますことなく陽気な容器にはい!ってわたしたち足し算、ひかないで


ミミにキレた理由をきくひともいないから、いくつものきそ(く)をやぶる


うるうるっとたてたクチビルとんでもないと ....
暑いとはいわぬトマトの涼しげな頬に紅さす今朝の顔
中味は見えないスイカは呆けた顔をして叩いてもほら知らん顔
おいしいトウモロコシにコガネムシの幼虫半分っこする
見てみてこれは甘唐辛子そのとなりの ....
空き地にはヒメジョオンの花盛りラブアンドピースアンド猫

     ヒメジョオンってその名のとおり、可愛らしいいでたちで
     あるのですが、群生していると、なんだかガールズトーク
    ....
beebeeさんの短歌おすすめリスト(140)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
月と小熊- そらの珊 ...短歌12*14-11-19
優しさがモニター越しでも泣いた日を懐いて今でも生きている私- もっぷ短歌414-11-17
「あさがお」2014.08.13_(一〇首)- もっぷ短歌2*14-11-5
「だいじょうぶ」_2014.10.15_(9首)- もっぷ短歌314-11-5
うとうと- そらの珊 ...短歌914-10-30
入れ替わる陰と陽との境界が消えて宇宙は加速していく- 北大路京 ...短歌514-10-22
雑詠四首_2014.10.12- もっぷ短歌3*14-10-18
キッチンで喧嘩するのを避けたくて夜景が綺麗な場所に連れ出す- 北大路京 ...短歌914-10-13
ベッドでは香水だけをつけるなど、一生縁のない日々のつれづれ- そらの珊 ...短歌19*14-10-11
焼きたてのシナモンロールを頬張れど虚無の底から抜け出せぬまま- 北大路京 ...短歌514-10-10
真夜中に口笛吹くと出る蛇に毒はあるのか喰えば美味いか- 北大路京 ...短歌514-10-9
黄昏遊戯Ⅳ- 未有花短歌11*14-10-4
鉄橋に明かりが灯る瞬間に独りでいると目を瞑りたい- 北大路京 ...短歌314-10-4
むしのね- そらの珊 ...短歌614-9-27
もりおか- フユナ短歌714-9-26
君の背に蝉の抜け殻引っ掛けた俺の前世は湿気た花火だ- 北大路京 ...短歌314-9-22
みゆきしか流れぬバーに色あせた飯島愛のポスターがある- 北大路京 ...短歌414-9-18
- もっぷ短歌214-9-17
立ち漕ぎでペダルを漕げば何処までも行ける気がした羽根もないの ...- 北大路京 ...短歌814-9-7
飲み干したラムネ瓶から玉とれず入道雲がひたすら白い- 北大路京 ...短歌1514-9-6
ランダム- 田園短歌514-8-31
青の夏- 石田とわ短歌11*14-8-14
川越にて- 梅昆布茶短歌814-8-6
夕立を待つ- 未有花短歌14*14-8-4
扇風機の口癖_ - 阿ト理恵短歌9*14-8-2
8月- 塩崎みあ ...短歌1*14-8-2
「たばこのうた」2014.07.30_(一〇首)- もっぷ短歌6*14-7-30
うたう☆クラブ- 阿ト理恵短歌5*14-7-27
夏野菜のひと- たま短歌14*14-7-23
梅雨の晴れ間にミスターハロー- そらの珊 ...短歌11*14-7-17

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