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名まえのもとに咲く花があるだろうか ことばからはじまる思想があるだろうか
槐、槐 蜂は最初からしっていた こぼれる密の甘さを
槐、アカシア 隣り合っても争わず
咲く白と黄色の狭間に立ってみれば ....
みじかい夜がおわって
きょうがはじまると
君のてのひらがすこししめってくる
青いような赤いような
夜あけまえ
だんだんとあかるくなってくる
あれは
かきあつめた命が
燃えるから
....
ピアノの音と
玄関のドアーの音
入ってきたのか
出て行ったのか
わからない
あしたの朝
もしもきみがいなかったら
あしたの朝
もしもきみがいなかったら
( )
....
別れぎわ惜しむ間もなく日は落ちて 寄り添う影に夜は優しく
よこむきになって
泣いていたら
右目のなみだが
左目にはいって
はんぶん魚で
おぼれていました
台風が遠くの海にさしかかったと聞く。わたしのいるところは、晴れていて、暑いがきちんと秋の日差し。さしこむ光の色が橙で、日が傾いているのだと思う。
わたしは空調のきいた室内で、窓の横に座ってい ....