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三軒隣りの家まで
全て巻き込んだような どでかい虹に
たっくさんの夢を
詰め込んだら 

吐き気がした

ねぇ 御母ちゃん 
もう お腹いっぱいだよって
呟くけれど 許してくれな ....
「くもがねてるから、しーっ」

沈んだ空は暗くて
何にもないけど
何でもある
小声でお話をしよう
キャベツくん
いもむしれっしゃ
おたすけこびと
そんなものを抱いて

「あめがふ ....
視界にはたくさんの目がある。
開いた画面に浮かぶ目玉は、
口になって牙を剥き出している。
口になった牙を生やした目玉が
私の目を喰らおうとする。

瞬きひとつでページをかえると、
今度は ....
北風ピューピュー
吹き荒ぶ中

マッチ売りの少女よろしく
声がする

はだけたTシャツは いりませんか
歯だけですか?

違います
ちょっと 持ち歩いていた時に 損傷したのです ....
若い頃は良かった
なんて言わない
思わない
今が一番
いつだって
これからだって

とかなんとか言ってみても

こんな春のいい陽気に
年頃の娘たちが
きれいな足を惜しげもなくさら ....
終ぞ桃に口づけせずに終わるは秋
こまゆみが 幾ら美しく ぶら下がっても
北風に吹かれちまえば それで御仕舞

お前の推しメンは誰なんだと
おしめを外せぬ赤子に尋ねても
ぎゃあと泣くだけ ....
頻繁に人にであうでもない
この生活にあまり不満はないのだ

ベランダの脇の雑草がどう伸びようと
有る意味僕のそとの世界のできごと

疲れている意識もなるべく解消しようと
優しい母や鬼嫁も ....
難しいことを求め得る人ほど
しあわせなきょうだけを享けている
たやすいことにすら見放されて泣く人ほど
みつめている三つがある

それはさまざまな三つであり
泣く人の数だけあり
泣く人を泣 ....
田崎さんちの某を思い起こすよな色彩について
論じる気はなくて詩ができること考えるの明日
面倒なことは全部ぜんぶ明後日に先送り出して
三、五メートル巻尺オレンジの帰還を待つだけ
行ったり来たり渋 ....
天にはひとつの
(視えない手)があり
私は、全ての恐れ・震え・野心を
不思議な手の上に、置く。

この胸に乱れた炎は
いつしか――闇に溶け去り
静かな青い火となる。

そうして私は、 ....
宏大な界が突然開ける

視界右上奥に
空の濃く暗らんだ青が微かな裏光りを帯び沈黙して在る

視界中央仰げば
巨大な白雲無数、それぞれの意図を持ち漂い溢れ流れている

視界正面遠く近く
 ....
近所にスーパーができたので
ひとりぼっちで買い物に行った
自動扉を中に入ると
アナキストとすれ違った
笑ってやれ アナキストを

さあ 渡ろうじゃないか
どこへ
どこへともなく
いつ ....
【無口】


山高帽の男の顔は見えないが
どこにでもある石を缶詰のように
開けようとしている

男にだけにわかる匂いを閉じ込めたのは
誰なのか
日記帳の文字の旧字体が
机 ....
父と呼んだ人の欠片が
ぎゅうぎゅうに詰められている。

(押し込まれんで、良かったなあ。)と
遺骨の橋渡しを終えて帰ってきた。

五年前の秋口。
同じ場所で迎えた祖父との別れ際。

 ....
区役所の、トイレを借りてため息

その場しのぎで生きてきました
それが何か

誰もが今日という日を精一杯
手持ちの力で生きている
最善を尽くしている

”一億総活躍”なんて、ヤンキー ....
心弾む春の息吹を感じられる今
街中にぽつりぽつりと桜色が見える。

昨年
駅から病院へのだらだらとした並木道
物言わぬ君に逢うため、毎日歩く桜並木
春はもう来ていて、桜は花弁を散らして ....
ハイバックの助手席じゃあ
帽子のツバが すこしむずかしい
すこし雨滴のあとの残る車窓から見える景色は
映写機のように枠のある動画
だけれども携帯の電池なんて いらないよ
幸運にも にわかに咲 ....
木のかけらと
あたたかい水が
午後と夜の境いめに
蒼い浪となり流れ込む


錆は子らの名をくちずさみ
鉱は荒れ野に伏している
陽を転がす指や指
流れの内に華やいでいる ....
今年も春が来て
桜を見る

この桜は
いつか誰かと見た桜

私たち人の世を越えて
木はここにあり続ける

子供はやがて大人に
大人がやがて老人になっても

いつもこの美しい花び ....
父よ

あなたの思い出をなぞって

あなたの生まれた街を歩く

春の京都は

この世で一番切ない

枝垂れ桜がはらはらと散り

私はあなたの背中を思い出す
何気ない駅の写真がある
陽射しを受けた春のホーム

でも私は覚えている
どんな気持ちで
この写真を撮ったか

言葉に出来ない悲しみを
誰が知るだろう

いつも祈りながらこの駅で降り ....
春か冬かと疑う


まだぬくもりが指先にかからない
冷たさのはざまの或る一夜に
目覚めの雨は降る
膨張した外気温は子が急に大人になったよう
草花は気づきの艶をほんの少し
枯れ葉のうちか ....
なんでさくらはあめがふってるのにさいてるの
そっか、あめとおともだちになりたいんだね
【こめる】

ちいさな人が ちいさな声でいった
「あさがおは かさ みたい」
くるくるたたんでいる花は かさみたい
雨の日にひらくと かさみたい

ちいさな傘から
ぬー ....
雨が削る
雨が砕く
花を削る
花を砕く
石を削る
石を砕く
心を砕く
心を削る


  足が重くなって
  ふと歩くのを止める


雨が削る
雨が砕く
花を削る
花を ....
おもい鉄の扉を
押した
瞬間にまなざしが交差する
待ち合わせには慣れている

ここはもう寒くないよ

暗がりにふさわしく目を開いて
ひとびとの騒めきを聞いている
楽しいのは
誰もい ....

































え ....
黒猫

サッシ窓の外の白い雨
買い主のベッドの上
端正な座り方をしたまま
黒猫は夜の雨を眺めている
飼い主が死んで一年
じっと外を見ている

黒い瞳に映っているのは
寒い線なのか
 ....
ゆっくりと開く釜の扉。
父はもうすぐ人の形を無くす。

「離れたくない。」と引き止めれば
もう少しだけ一緒に居られると願い
棺の縁を掴む。

空気を打ち破ったのは
「早くしなさい。」と ....
「いかりを おろせ」


ためいきが でる 
ちからづくだから からだが いたい
つらい かなしいが つづく
てのない ゆうれいが つつみこむ
ともかく もがく 

なんとか い ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13152)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
母よ- 藤鈴呼自由詩2*16-4-16
ゆうちゃんのみみうち(雨が降る夜)- 小原あき自由詩516-4-15
缶詰- あおい満 ...自由詩11*16-4-15
はだけたTシャツ- 藤鈴呼自由詩1*16-4-13
青春時代- ただのみ ...自由詩17*16-4-13
ももシリーズ- 藤鈴呼自由詩1*16-4-13
えーと。。- 梅昆布茶自由詩9*16-4-12
家具たちの絶叫のように- もっぷ自由詩216-4-11
色彩論/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩2*16-4-11
青い火- 服部 剛自由詩216-4-11
VISION.02- ひだかた ...自由詩6*16-4-11
近所にスーパーができたので- オイタル自由詩316-4-10
姫たちのお茶会_中- るるりら自由詩10*16-4-8
嘘吐き。- 梓ゆい自由詩116-4-7
不真面目な人- うめバア自由詩316-4-7
桜並木- ……とあ ...自由詩216-4-7
姫たちのお茶会_上- るるりら自由詩10*16-4-6
みどり_うたかた_Ⅱ- 木立 悟自由詩1216-4-6
- ガト自由詩5*16-4-6
円山- ガト自由詩2*16-4-6
写真- ガト自由詩2*16-4-6
手と手- 凛々椿自由詩316-4-5
ゆうちゃんのみみうち(花冷えの日)- 小原あき自由詩2*16-4-4
ちいさな_三つの声_- るるりら自由詩17*16-4-4
研粒なくとも雨は削る- 北村 守 ...自由詩216-4-4
destination- アオゾラ ...自由詩516-4-3
カップの底に貼りついた焼豚よりペラい三分間/即興ゴルコンダ( ...- こうだた ...自由詩5*16-4-1
白い雨- ……とあ ...自由詩9*16-4-1
灰を混ぜこねる。- 梓ゆい自由詩116-4-1
えーぷるな_ぷーるたちによせた_三つのポエム- るるりら自由詩5*16-4-1

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