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わたしは海の月
波間を漂うお月様の影です

仲間があなた達を刺すこともありますが
JAWSほどの脅威でもないので許してやってください

ときどきあなたがたの住む都市という
人工世界を ....
気付くと宙に
まばゆく浮かぶ
私の組織
私ではないうた
すぐに終わる
終わらないうた


空をゆくもの
空はおるもの
空をゆく空
空おりる空


とどま ....
いっとき
誰かをおもい
泣いたとしても
朝が来れば
人は顔を洗い
食事をし
読みかけの本の頁を開く
晴れていれば
陽を浴びに出かけ
つばめが巣立てば
ほほえむでしょう
四葉のクロ ....
配達中にラジオで聴いた
でんでんむしを歌うあいだしょうこ

WIINKのあの娘だとおもった

つのだせやりだせあたまだせ
でんでんむしが言うには

そんなのわかってる
あんたこそ元気 ....
雨の日が、迎えにやってきた
長靴も傘もカッパもなくて、雨の日に失礼なことをした
みんなは、赤とか青とか黄色とかそんなのになっていった
それで帰っていった
僕には鍵があって、それ ....
グッドモーニング トゥー オール


ねぇきみって、って言うきみって誰のことだい
正直者の花が裂けている
アンラッキーとでも呼べばいいの、きっとあなたもそう
宇宙の前に正座してごらんよ
 ....
藤は支えが欲しかった
己が生きて行くための

桜は藤を必要としなかった
だが支える力は持っていた

今では一本の木のように
鬱蒼と密にからみ合うが

異なる性を持つもの同士
時を違 ....
水より安い酒を友としている スイッチ入れるとお湯が沸く
仕組みなんか知らないけど
お手軽ね、電気ポット
送信を押せば届く文字面
仕組みには興味ないけど
らっくらくインターネット

仕組みなんてどうでもいいけど
あ ....
待ってる待たれてる
いつも雨の下というわけにもいかない

会えても会えなくても
変わらないものなんてない

私たちはたがいの
重力でだけ惹かれ合って

ボードゲームの駒みたいに
そ ....
粥を含んだ口元。
生きる事をかみ締めるかのように
ゆっくりと唇が動く。

とろとろに煮込んだ粥は味付けも無く
米の甘みが弱った体に優しい。

おわん半分に残した粥を下げたとき
父は ....
昨日咲いた向日葵を見上げると
笑顔で眺める父が居る。

(お父さん、お父さん。今年の向日葵はいつも以上に大輪になりました。)

「小さくて、元気が無いのかな?」という一言が効いたのでしょ ....
しょうがなく付き合うフリ
したけれど
ホントは
誘ってもらってうれしかった

窓を開けると
思いのほか
風が強くて
帽子が飛んで行ってしまいそうだ
海と空が
あんなに近い

 ....
最後の瞬間
かける言葉は無かった。

ただ
流されるがままに
「ありがとうございました。」と
言っただけ。

「お父さん死ぬな!!!」と
耳元で叫んだ人の話を聞いていたのだが

 ....
くたびれた我が身に
赤い旗がいくつも立つ
宣告は容赦なくて不要物に
なる日もとおくはない

息子達のために生きているつもりでも
やつらからはなんの音信もなくて

CSN&Y
ぼくたち ....
 
あなたは、ぼくじゃない

ぼくは、あなたじゃない

でも、わかりあえないわけじゃない



 
おとなになれなかったこどもは
おとなロボットに乗った
大きくて頑丈 パワーがあって
こどもには持てない武器をたくさん搭載していた
こうしておとなロボットは戦場へ出て行った
いったい誰がおとな ....
トンネルぬけて山をぬけたら
うみがみえるよ
くずれかけた駅舎と
目を焼く砂浜
すぐ背後にせまるあおぐろい山々
線路に分かたれた

境界線のむこう
ぎょっとするといいよ
コントラス ....
何年も前の事だけど
「紀伊国屋なう」というメールを
貴方がくれた
その時は
電車に6時間も揺られなければ
紀伊国屋のあるその街へ行けない土地に
住んでいたから
「今その町に私がいれば、
 ....
東京は神保町にてプードルが買える柏水堂が閉店
したのを知った昨日は悲報から二カ月あまり経ち
立ちっぱなし待ったなしの洋梨あんまりなかった
なってイチゴロゴロめりーべりーくるしみますな
撮影は冷 ....
そうだったよね
くねっとすること

ぺとっとして もぞもぞして
変な感じがそのうち分からなくなる

それって変態じゃない?
とわたしが言うと

とてもすまなそうな顔をしながら
胸に ....
「受け入れる。」という行為は

「己自身が楽になる。」という事だ。

諦めとも違う想いを引き下げて

父の骨壷を墓の中に収める。

(ごりっ・・・・。ごりっ・・・・。)と

重い扉 ....
 
 
駅のホームで
卵が列車を待っている
やがて快速が到着すると
卵は意を決したかのように
勢いよく転がり
身投げをした
このことは明日の朝刊に
ダイヤの遅延情報とともに
小さく ....
渋谷文化村ミュージアムをくだって
H&Mを左に見ながら
道玄坂下へ至るあたり

雑多な国籍の若者や
清掃するおじさんや僕のような納品車

いつものスリムな店長は
つけまばっちりのかわい ....
雪に残る足跡を
光が曇で真似ている
直ぐに降る音
水たまりには
緩くひらく虹


つもるものもなくつもり
何も無さを隠している
手のひらのかたちを
隠している

 ....
雨上がりのそら
草原に敷かれた鉄路
長大な貨車を曳く機関車が
ゆっくりと風景をよこぎってゆく

産業革命をささえた心臓が
風景のなかで鼓動している

そんないまではめったに在り得ないシ ....
零をさがした朝に目が覚めると
太陽がたったひとり寂しそうで
誰もがこどくを噛みしめ針の痛さに怯える
ことばの痛みを恐れる
決して優しいことではないけれど
幼い頃何も知らずに踏みつ ....
  
ファミリーレストランで食事をしていると
同じ形をしたファミリーがやって来て
西の方角から順番に着座した
 
ブラザーはシスターに
シスターはマザーに
マザーはファーザーに
それぞ ....
僕にみずみずしいコップ一杯の朝をくれないか
活力に満ちた生みたての卵のような生命を

天のフックから吊るされたマリオネットのように
きょういちにちを微笑んで過ごしたいから
おはよう



僕のベットの隣に君がいる
肉と皮を蒸発させた君がいる
地上に置いていった骨だけの君がいる

ろうそくの炎が揺らめいている
数本の線香のか細い煙が揺らめいている
僕の ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13152)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
海月通信- 梅昆布茶自由詩1615-6-5
こぼれ_はじまる- 木立 悟自由詩315-6-3
天を見つめるということ- そらの珊 ...自由詩23*15-6-3
でんでんむし- 梅昆布茶自由詩1115-6-3
雨の日のお迎え- クローバ ...自由詩2*15-6-2
グッドモーニング_トゥー_オール- クローバ ...自由詩1*15-6-2
藤と桜- ただのみ ...自由詩17+*15-6-2
水より安い酒を友としている- 北大路京 ...自由詩715-6-2
1/2/即興ゴルコンダ(仮)投稿.42- こうだた ...自由詩5*15-6-2
wait- mizunomadoka自由詩215-6-2
1/2- 梓ゆい自由詩3*15-6-2
夏休み。- 梓ゆい自由詩215-6-2
海と空- アンテ自由詩315-6-2
出棺時。- 梓ゆい自由詩315-6-1
息子へ- 梅昆布茶自由詩1215-6-1
じゃない- 殿上 童自由詩15*15-6-1
おとなロボット- ただのみ ...自由詩23*15-5-30
波打際の人魚のために- mizu K自由詩1*15-5-30
紀伊国屋- Lucy自由詩26+*15-5-30
奥の堂、風の堂/即興ゴルコンダ(仮)時間外.41- こうだた ...自由詩4*15-5-29
コロポックル- 鵜飼千代 ...自由詩25+*15-5-29
墓石塔- 梓ゆい自由詩3*15-5-29
遠足- たもつ自由詩3+15-5-28
文化村通り- 梅昆布茶自由詩1315-5-28
午後つくる指- 木立 悟自由詩315-5-28
ロコモティブ- 梅昆布茶自由詩1215-5-27
自我像/十七歳- かんな自由詩8*15-5-26
ファミリーレストラン- たもつ自由詩815-5-25
朝のマリオネット- 梅昆布茶自由詩1415-5-25
平成27年5月13日早朝- ……とあ ...自由詩16*15-5-25

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