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通い始めて3年になる

それなのに まだ
一葉の詩も作れないでいる

多くの写真を撮り

数え切れない程の岩や石の曲線を紙に書いたりしたが
学も無く言葉も足りない 私には


 ....
世界はやわらかにほほえむ
鋼の構築物は弾力の支点
ぼくたちの内骨格は紅色のスプリングで飾られて
秋の街を歩く

体の直線軸上で世界は右と左に分かれ
感覚器は集中制御室の周辺に配置され
排 ....
最後の最後にジャンケンで勝つために蟹のキャラでいる 浮気して相合傘して
公園でビール飲んで
毎日笑い転げた
赤玉ポートワインうけた。

パフパフって言うんでしょ?
皆大笑い。
彼女がカボチャケーキ友達に
食べさせた。嫉妬した。

毎 ....
私は男なのに大概
女の方から誘って来ます。
いつも受けている。
時々振ります。

基本的に皆断わりません。
自分の方が不利になっても
断わりません。
そしていつも振られます。

振 ....
私はアメリカで産まれました。
20才まではアメリカ国籍を持っていました。
いわゆる2重国籍です。
今はただの日本人です。

幼稚園ではドイツにいました。
夏休みにフランス、イタリア、スイス ....
空のピアノを見ましたか

ほら・・、
二重橋のような、おおきな虹のことです

ト音記号と、ヘ音記号のついた
おおきな、虹
ドは、どこにあるのかなって
迷いませんか

ふしぎなことに ....
昼下がりのファミレス

奥まったテーブル席
初老の婦人が
ぽつんと一人
一人 ナポリタンの遅い昼食

ゆっくりと彼女は
飲み放題のコーヒーを
啜る
そして 静かな店内に目をやる
 ....
僕たちの隙間を埋めるもの
呼吸という反抗
理性という堕落
そしてしなやかな悪意
僕たちはかつての関係を修復することはできない
それは時間に奪われたから

関係は必ずしも修復を望まない
ときに修復は困難をともないその努力を裏切るもの

すべてのものすべての凍った息を溶か ....
大学合格の連絡をうけて
「おめでとう」くらいしか言えない僕です

嬉しさのかたわらで
ひっそりとたたずむ淋しさを
どうしても感じずにはいられない

卒業式は三月

けれど何かを卒 ....
料理によって人を救った。
嬉しい。上手くできた。
誕生日にプレゼントする。
喜ぶ顔が見たい。

苦しんだが良い事をしている。
手紙を添えて
愛情添えて
笑顔を添えて

僕を信じてく ....
{引用=



 掠れた息をつくように
 ベッドにそっと
 言葉にならないものを吐いたとき
 その言葉にならないものはすぐ露のように朝の陽にきえた

 あの日のあの雲にはもうであえな ....
いわれの無い 悲しみは
こどもの頃の 押入れの匂いがするから
布団のすきまに押しこんだ
この目は きっと赤

ともだち
と いう響きの電話の声が
「いまから 出かけない?」と ....
落下する一滴の体液
足下に舗装された道が広がる。

一滴の体液は一滴の水ですらなく
足下を潤すことはない

アスファルトに吸収されることもなく
側溝に流れる粘り気のある体液

全て虚 ....
盗難車の屋根をぶったぎって
オープンカーにし
日本刀を持って
思いついたままに
都市を
移動する
すべての欲求と気まぐれを 具体化する
アウトサイダーたちのルールを破り
 ....

かまきり が袖を引く
貧弱な鎌をカフスに突き立て
出勤する私を引き留める
そんな鎌じゃ 草も刈れまい
まして人間なんて 狩るもんじゃあ ないよ
生地がいたむから 
その鎌 どけておく ....
{画像=120911010820.jpg}


ベランダから花火に興じる親子が見えた

遠くで見る花火は寂しい

家族で花火をすると必ず
兄弟で取り合いになる花火があった
必ず最後に ....
 
色あせたふたりの呪文は失敗し

代償はひとすじの涙

そしてひとりだけの沈黙




※「ひみつ」の蛇足
http://po-m.com/forum/showdoc.php? ....
突き刺さる 言葉が
雪 だったら 

いずれ 溶けるのが
確定して いるから
少しは 楽に なれるかな

雪吊みたいに 
いろんな骨組みが あって 

たくさんの 隙間から 
外 ....
おそらのりんとはれたひは
かみひかうきをおりませう
どこかできっとなひている
おともだちまでとぶやうに

おれたらそっとおくりませ
かぜがひゅうとはこびます
まどからはなれゆ ....
軽く手を振るでもなく

また明日
会うかのように分かれる

これまでと変わらない
一日の終わり

違うのは
明日からは此処にはもう
来ないということ


それでいいと思った
 ....
何を残していくべきか、何を食べなければならないのか、どのような回転数が一番ふさわしいのか、そんな問いたちを浜辺の光の中へそっと解き放つ。浜辺はやがて郊外となり市街地となり事務所となる。そこからさらに遠 .... 正装した男女が街並みを歩く
会社や官庁の欠落を埋める駒として
この森のように自然形成された街の中で
それぞれの大樹の中で代謝の手助けをしている
僕もその森にまでは入った
森の中をあちこち ....
その夜そらは光の雨で満たされて
彼方の丘の上にまたひとつ星が突き刺さり
まるで堕ちてゆく天使のようにうたいながら
ことばのかけらのように降り続けるのです

こえにならない声がきこえて
胸を ....
「おかあさん あの人 飽和してるよ」と
小学生くらいの子が僕を見ている

「大人になると 何人かは ああなるのよ」と
お母さんが僕のほうを見て子供に説明している

    ※

胸の奥 ....
 {画像=120908010223.jpg}

 バタは高いよね。ホワイトシチューのルーは基本的には小麦粉とバタなんだけど、オリーブオイルを使うのもありなのよ。予めよく小麦粉を炒るの。そこにバタと ....
口の利けないわたしは左を指差して
魚群がそちらへ移動していく

内緒の本棚に三歳からの日記を並べ
旗を振る夕べ

トカゲたちの尻尾を踏もうと遊ぶ
シルクハットの猫とその杖

水道管を ....
仕事と寝不足
脂肪と食欲
恋愛と友情
俺の中のあらゆる紛争
人間はたくさんの不協和音の集合体で
社会はたくさんのたくさんの不協和音の集合体の集合体だ
積み木のピラミッド 一瞬で頭から崩した ....
僕らのみている世界が正立像だなんて
根拠のない迷信なのかもしれない

大地は空で重々しく草も生えているし
空は大地で星が涼やかに流れている

僕達は倒立した空の道を車で走り回り
42.1 ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13152)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
渓谷の一葉- ぎへいじ自由詩9*12-9-15
サイボーグの秋- 梅昆布茶自由詩912-9-15
最後の最後にジャンケンで勝つために蟹のキャラでいる- 北大路京 ...自由詩1112-9-14
毎日笑い転げた- ペポパン ...自由詩3*12-9-14
私の恋愛- ペポパン ...自由詩9*12-9-14
元アメリカ人- ペポパン ...自由詩4*12-9-14
空のピアノ- たま自由詩30+*12-9-13
ファミレスの孤独- ……とあ ...自由詩19*12-9-13
密着- 梅昆布茶自由詩812-9-13
修復- 梅昆布茶自由詩1112-9-13
「卒業する」- ベンジャ ...自由詩412-9-13
別れても好きな人- ペポパン ...自由詩9*12-9-12
失語症から- 石川敬大自由詩28*12-9-12
つじつまの虹- るるりら自由詩24+*12-9-12
一滴の水遊び- ……とあ ...自由詩10*12-9-11
大人の太陽- 馬野ミキ自由詩412-9-11
かまきり- りす自由詩16*12-9-11
花_火- beebee自由詩28*12-9-11
代償- 殿上 童自由詩20*12-9-10
ちょっと_ゆったり- 藤鈴呼自由詩7*12-9-10
再度の投稿「紙飛行機」- ドクダミ ...自由詩412-9-10
あっけないさよなら- kauz ...自由詩6*12-9-9
一二三- 葉leaf自由詩512-9-9
- 葉leaf自由詩312-9-9
流星群- 梅昆布茶自由詩1912-9-9
「飽和する」- ベンジャ ...自由詩4*12-9-9
ふところが寂しい時は- ドクダミ ...自由詩1+*12-9-8
A,_B,_C...- 渡邉建志自由詩712-9-7
不協和音- 新守山ダ ...自由詩212-9-6
屈折点- 梅昆布茶自由詩1612-9-6

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