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不意、A?!問う幽字の0に乗れと
グラつく微貞の寝具はSongs譜
再度の乞い人の手に不逢いの夜
グラビティーがミルクティー抱く
その濁面にDuckがFireをくわL-O舞言い
「朱よ、珊瑚 ....
久しい友との再会にグラスを重ね
ふくれあがる泡のビールを
渇いたのどに流し込み
赤らんだ 頬のほてりも醒める頃には
だんだん 寒くなってしまう 

友と別れ
夜の浜辺に呼ばれ
造りかけ ....
といっても、
ママは本当には
死んでいない

はじめはゆっくりと
そのうち急速に
関節が曲がり、膜が張った目だけをギロギロと
なんだか得たいの知れないものになった。
小さく小さくなって ....
太陽は権力の匂いがする
すべすべした君の肌から黒いレモンが香る。

ひかり、降る
ひかり、降る
兄貴は行ってしまう真夏の海、連絡船

君は喪服で
あに、と僕と一緒に座っていた。
あの ....
座った席があまりにタバコ臭くて

出てきたばっかりのお冷やに鼻をつっこむ

けどコップ内の空気は次第に減って

隣の母の煙が氷に足をのばそうとしている

あぁ、クラゲみたいね。

 ....
パパが死んだ
太陽がすごくまぶしくて
私は赤い靴がほしかった
ママはセックスをしていた

   ねえ、おじいちゃん
   あなたの人生はどんなだった?
   どんなキスをしたの?
   ....
翳りはじめた葉の陰でねむる日の
腕をのばし
触れた輪郭を
最初のものとして、覚えておこう

たゆたう
まだ眼をあけてはいけない
つたい流れてくる感触は、にぶい冷たさにふるえ
昨夜、飲み ....
ぼくの 内側には
ふたつのいろをした 
無数のコトバが はりついていて
ぼくは それを通して 
世界を みている
 
 ぼくのお弁当のスウプをみんなわらった
 カバンをぬらし ....
トウキョウ/ポエトリー/キャスケット/生まれる事なく/闇に帰った/数多の/詩(うた)たちを/この棺に/納めます/ここは/詩(うた)たちの/共同墓地/ポエトリー/セメタリー/極東の/この街の/地下深く/ .... 1 夜の庭で

白い米を
黒ずんだ木の升で三合量る

最初のとぎ水は
庭に撒く

立秋を過ぎたので
コオロギが鳴いていて
いるか座が光っていて

だから私はしばらく庭にいた
 ....
あまりに懇願されるので
試しに小指を与えてみた
男は急いで口に運び
コクリと飲み込むと
生あたたかい求愛がわたしに届く
唾液に光った男の喉をうっとりと通りぬける
わたしの小指

満たさ ....
ピンクのカエルを

メロンのゼリー液に泳がせてみた

この気候だから、まだ当分は泳ぎ続けるだろうね

月と自尊心は似た形をしてるけど

こいつらがいれば

冷蔵庫は当分用なしかな
 ....
ふあんふあん。ふあん。
重力よりも
風力を強く感じていそうな。
ふあん。ふあんふあん。

糸みたいに細い八本の脚は
這っているのか飛んでいるのか。
脚のまんなか吊り下げた胴は
浮いてい ....
しんきらと冷えた冬空からこそ出発する
はずだった

真冬ならばきっと
乾燥した肌は粉を吹いて水を求めただろう
夜空の河の湿度はきわめて低い
のどが乾いたなら
お姉さんにあげるはずの牛乳を ....
ひかりが あふれている

どこか

この あおいそらの むこうで

うつくしい こどもたちが

わらいながら あそんでいる

そんな きもちになる
青いお空の下

足早な雲のように

彼女の中身は乱気流

夕立ちは近いだろうね

そして雨蛙は泣くよ

あぜ道の靴跡の下で
何はともあれ
やっとのことでお触りバーにたどり着いた
とにかくここまでの道のりが大変だったのだ
目覚し時計にカミキリムシが巣をつくって
がちゃがちゃ長針と短針を適当に動かすものだから
 ....
ここに俺がいると思うか思うなら挙手せよ
インターネット上に俺がいると思うか思うなら挙手せよ
あるいは印刷された紙に印字された文字に
夕方の台所に夜明けのシャワー室に
ビールが臭う真昼間のネット ....
彼は行ってしまったね。

フォークシンガーになるとか言ってさ。

クラシックギター担いで、

あたしはどうも理屈が好きみたい

彼は燃えてるんだから、

スチールとナイロンの差なん ....
ぶちあたる。
とにかくぶちあたる。
光ってはいるけれど
安っぽい弾丸。

蛍光灯の傘にぶつかる。
窓にぶつかる。
壁にぶつかる。
いちいち音を立てる。

緑金色の背中は
あれでな ....
ダントン課長は本来は古いタイプ
事務職の姉さんたちがウルサイから
お茶を自分で入れて飲んだ

ノルマのこなせない私に
容赦なく怒鳴るくせに
飲み会ではセクハラ
帰り際こっそり
「仕事な ....
残業もそこそこに
今夜もいそいそと帰ってきた
玄関のすぐ脇の部屋で
かつて母だった生き物が
また呻いている


父の三回忌を済ませた頃から
母は溶け始めた
ビデオテープのように過去を ....
なに
書いてるのかな

風がみどりの木をゆらしているのは
巨人がおどっているから
  と
彼女が申すので
書いてみた


僕が思うに、目に見えないってのは
風もそうだけど
見え ....
「どうも昆虫とは変わった生物だね。」

 友達はつぶやいた

「私達は他の生き物を鑑賞することで、癒されたり、和んだりするものじゃない」

 友達は前を見た

「でもそれは生きてる。犬 ....
夕立でもぎ取れた蝉が
丁度今乾き切りました
私はアスファルトに足を揃えました
腹をかえし対の肢を合わせたその亡骸は
無音の言祝ぎでした


夕立のあと再び燃えていた日は、結局 ....
脆弱 な 洗濯性 の 排除項 高ぶり 行方知らず の 再解釈 裂けば 更迭 の 規範 旅立ち ゆく。
昭和 に 改札 する 焦燥 付け足し ながら 最南端 の 小姑 幸先 よく 流れ、汎神論的 な  ....
エアコンのない、
中途半端に古い家にいるものだから、
ほんとに蒸し暑くってかなわない。
料理なんかする気力ないし、
食欲ないし、
おまけに、
部屋のなかがへんになまぐさい。
生ゴミが腐っ ....
人生に失敗したので爆弾を作った
場所はカフェがいいな
とりあえず街に出かけた

中世の面影を残す門をくぐったとき、
刻まれた紋章が俺の勲章に見えた
足の裏に石畳がズンズン響く

目の前 ....
「水、持ってこいよ。」

シンちゃんが言ったから
公園の入り口にある水飲み場まで
バケツを片手にダッシュ
焼けた砂まみれの腕に
午後の陽射しは痛い

水飲み場につくと
犬を連れたおじ ....
深さ が 粉末 となり、平面 に 降りつもる朝、
夜のあいだ、萎縮を続けてきた 重い線 は、
あちこちで弛(ゆる)み、細長い悲鳴の波は 重なって、
少しずつ、解放され、広がる。

聴く 耳  ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13152)
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