すべてのおすすめ
俺という人嫌いは
背中にうっすらと毛が生え
後光が後頭部から発するよう
頭髪の一部が欠落している
その代わりと言っては語弊があるが
人に良く知られた猫好きで
猫さえからかっていれば
人付 ....
琥珀という石を
手にしたことはないけれど
見つめたことがある
黄昏に凍りついた壁の向こうに
眠る葉や虫たち
 ....
そういうことだったんだ

気付くことがある


ものごとは複雑に絡み合っていて
原因があって結果がある
そしてその結果が今度は原因となって
新たな出来事を誘発する

「無間地獄」 ....
My Favorite Things

※演奏できません。
 持っていません。
 でも凄く好きで、
 気に入っている楽器です。

David Sanborn の St. Louis B ....
墨染めの空を映して
ガラス、ガラスの群れ
強い光の訪れを
救済に灼かれる日を
待つ

立体交差の雑踏
四方向に
連れ立つことなく
分かたれることもなく
人々は歩い ....
光の獣に
つまずき転ぶ
今日は左目の翳りの日


遠のく灰を
見つめていた
舌に降る雪の
水紋を聴いた


呼ぶ声はひとつ
呼ぶ声は六つ
冬かこむ冬
崩れか ....
 
 
鉛筆で駅舎の絵を描く 
沿線にある家の 
縁側に弱い陽が差して
映画館の片隅では 
液体をこぼした子どもが
延々と泣き続けている 
エンドロールが流れ始め
遠近法で描かれた ....
 
笑みを絶やさずにいよう

しずむあなたの灯台となるために

ずっと絶やさずにいよう



 
空のひとすじ
とぎれとぎれに
たましいたちの渡り
祝祭の予感が
はりつめて街に灯る

肌をかさねる
こいびとは柑橘の香り
湿り気を母音に換え
いくつも降らせ
打ち上げて

土く ....
星型の貝殻
君は 知ってるかい

会いたい人に
もう 会えない人とも
囁き会える
魔法の 貝殻なんだって

その ★の先を
そっと 耳に 当てて
目を閉じた瞬間に

波の音と
 ....
詩は素

素敵と言わせたくて
素っ気ない素振りで
言葉をまさぐる


詩は素

素直じゃないから
素知らぬ素振りで
言葉をこねくる


詩は素

素顔に辿り着けない ....
世界は しらじらしい
夢の中すら 雪がふりはじめたから
道は 白く はばまれて 遠い
雪にかわったり 曇天に変わったりする幻を
さて いくつ超えようか


カーブごとに 
ド ....
世界は まあたらしい 
雪がふりはじめたから
道は 白い雪に はばまれて 遠い
雪にかわったり 青空に変わったりする町の名を
さて いくつ超えようか


カーブごとに 青の空の ....
ほんとうの深呼吸をしよう 
北国を旅した時に泊まった宿で 
火鉢の前で両手を暖めるひと時のように 

ほんとうの手紙を書こう 
血の通わない文字のメールを
百通送信、するよりも 
旅の便 ....
ふるさとは好きだけど
ふるさとにはないものがここにはあるの
感じたくて触れたくてしょうがないものがたくさんありすぎて
そして消える時には
好きな人たち好きなものたち好きなすべてに囲まれていたい ....
白々と冷えたゆびの先で
あかりを数えていた


ひとつ、ふたつ、みっつ
或いは
いちまい、にまい、さんまい
それとも
いってき、にてき、さんてき


夜の透明度が増していく
音 ....
この街には電波塔
巨大電波塔が聳える

この街の灰色の空に
何百年も前からある
天に向かって聳える塔
国芳の巨大な塔に
また、塔が現れる
その塔を見るため
無粋な見物人のために押上が ....
ぶっきらぼうにわらって
ひとりになった
敵も味方もいなくなった

それから詩情が急激に流れ込む
俯瞰視すると
東京の半分が廃墟を建築し続ける中
女は女を探す旅へ
俺は自分に着させる ....
僕達は北極星からやってきた

銀河の闇を切り裂き

暗黒星雲や超新星と交感しながら

遥かな光年をやってきたのだよ


オーロラのカーテンをゆらしながら

氷雪を溶かしながら
 ....
力強い声で
新しい船に乗れ!と
子供達を 叱咤激励する
父ちゃんの姿が有った

一瞬 時を忘れて
見入った TVドラマ

もう 数年
もしかしたら 数十年前の?
若かりし 俳優 女 ....
晩から降り始めた雨も
今朝はすっかり上がり
空は青いスカーフ
ところどころ浮ぶ雲が
銀色に輝くペンダント

よそいきの装いのなか
からすが一羽
北へ向かって
真っ直ぐに飛んでゆく
 ....
 
 
お坊さんが走る
先生が走る

毎日、たくさんの
言葉を話しているのに
僕らは皮膚の外に
たどり着けない

ふと立ち止まる
地球の匂いがする
 
 
 
脚立を担ぐ
キャベツ畑で
赤毛に嫉妬
井戸から神話じみた
スポンジ状の
つぶやき
蜜の季節風

家など何処にあったのだろう

四葉のクローバーだらけで
バカにしている
 ....
韃靼蕎麦、とても読めませんが
だったんソバ、と読むようです

ニ八蕎麦が大好物の主人が
スーパーで選んだもの
先日 いただきました

にはちソバ
にっぱちソバ

人によって 色々と ....
{画像=111208224010.jpg}


今更ながらに想うのだが


もう一度自分を
バラバラに分解して
細かいパーツの
ひとつひとつに分け
そのひとつひとつを
見分け分類 ....
ひかる夜のはじまり月の余韻に
雪のかけ橋多摩のよこやま



ゆきかうひとたちが家路につく
荷物と引きかえに流れ去る喧騒
遠く暮れるまちなみ
新参者のたばこのにおい

膝にまどろめ ....
熟+語+順+番+長+寿+命+
日+没+落+葉+脈+拍+手+
相+性+格+言+動+物+欲+
望+外+国+策+略+取+材+
料+金+目+標+的+確+実+
質+問+責+任+用+意+思+
想+念+ ....
それを目の前で見たとしたら



傾斜した繁華街のとりわけ地盤の緩んだ坂の下にビルディングの錯綜した影が幾重に折り重なる穴のような暗室でパーティーはそろそろお開きの準備という状態がもう幾年も続 ....
空いっぱいの夕やけを見たいとHが言う


 寒くない?
 うーん、だいじょうぶ。
 今日はあったかいし絶好の夕やけ日和よ。
 どこがいい?
 うーん、
 海がすぐちかくにあって、川の流 ....
漂っている
田の畦の
名もない雑草の根元に
捨てられた溜め池の
透き通る水の中に
細い目で鳴くアマガエルの喉に
咽び泣くような曇天の中の
炭焼き小屋の煙の中に
確かに漂っているのだと思 ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13152)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
猫様- ……とあ ...自由詩14*11-12-27
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即興(多摩、12月)- 橘あまね自由詩1411-12-20
星型の貝殻- 藤鈴呼自由詩3*11-12-19
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星の子供達- 梅昆布茶自由詩1011-12-13
新しい船- 藤鈴呼自由詩2*11-12-11
手紙- 佐倉 潮自由詩311-12-11
師走- たもつ自由詩411-12-11
マグノリア貸し借り- timoleon自由詩211-12-9
だったんソバだったん- 藤鈴呼自由詩2*11-12-9
それは新しくて滑らかな赤い絹目のリネンなのだが- beebee自由詩2711-12-8
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熟語- 葉leaf自由詩2+*11-12-7
暗室- timoleon自由詩6*11-12-6
午後の詩集- たま自由詩31+*11-12-6
漂っている- 山人自由詩8*11-12-5

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