すべてのおすすめ
川の畔の土手に腰掛け  
考える人、のポーズを取る私を  
周囲で風に揺られる{ルビ秋桜=コスモス}の花も  
飼主に引かれ、小道を従いてゆく犬も  
みんな秋の琥珀の黄昏に包まれて    
 ....
蚊を叩いて折れた骨がある 猫がふと
ベッドの上に端座して
スピーカーから流れる
フランソワーズ・アルディに耳を立て
神妙な顔で聴き入っている
「私の青春は去ってしまった…」

猫にもアンニュイがあるのだろうか
 ....
妄想から起きられないでいる 寄せ書きに余白が多い 寝て起きたら日常 建築の生み出すリズムは移動する目に心地よい
そのリズムが絶頂を迎えるころ
私の体に驚きを点ずる廃屋があった
塀は義務に反抗するかのように崩れ落ち
庭木は空間をまさぐるかのように枝を伸ばし
 ....
両の手の平に抱かれる宇宙
手からはそれを引きつけ、また離す力が充てられるから
楕円形をした宇宙は落ちることなく、ふわふわと手の間をおよぐ

頭(こうべ)から髪が抜け落ちるように
 ....
「耳にもお経書いた?」
『書いたよ。次は目玉ね。』
「目玉?!」
『目玉にも書かないと。』
「痛い痛い痛い」
長い旅路だった
絶望の灯火を燃やさねば
死すら受け入れがたい道を
ただ歩いて

私は太陽に触れる
命の限界を超えて愛するは
その代償も大きく

喜びと苦痛は何処で結ばれ輪になるの ....
枯れるほどの才能もない すべてを
告白することは
祈りと一緒なんですね

死者の
煌めき

空が沢山の命で満ちているので
海はこんなにも静かで
綱がある
それは共同宿舎の壁に空いた穴から
霧の中へと消えている

自転車が一台
きしんだ音を振るわせて
綱の上を走っている
夕暮れの無人の教室に入った私は  
黒板に、白いチョークで  
自分のからだを描き  
胸には 我 と一文字書いてみる  
(その顔は、何処か悩んでいるようで)  

黒板消しで、さっと  ....
絵本を 初めて 読めるように なった頃、
そんな年代の子たちが 

「やさしく」理解できるような 
言葉を持った絵本を 読みたいな

優しいって 難しい。 
優しさって 時に 残酷

 ....
昨日のうえにことりと
今日が落ちてくる
その順番は変えられない

やっと捜し当てた今日は
つかのまのあいさつを済ますと
足早に去ってゆく

きのうの昨日のきのう

そこには取り ....
女子高生が座ってた場所を取り合っている OMOTENASHIわたくし 妖怪 おもてなし と申します。
わたくしの体のほとんどの部分は 水とコラーゲンなのでございます。
人間の水分量は たったの六割だそうですね。 
よくそれで生きていら ....
くるくると 空を回る 姿は
地上から 見据えれば 
仲良く くっついているようにも 思えますが 

実際は 空間に 
それぞれ 浮いている 存在。 

その 不思議


クラクラと ....
母の手作りする洋服は
大体において
あらかじめ寸法が大きかった
未来が足されていたから
子どもはすぐ大きくなっちゃうからって
それは言い訳というより
有無を言わせない印籠のように掲げられた ....
※中途半端に疲れた自分

ぶらりぶらぶら壊れた道で
その先にある幸せという嘘

空は全く灰色で
お日さまかんかん晴天で
雨も降らずに灰色で
光線だけが照り注ぐ

先も急がずぶら ....
一条の光を二条にする そのすこしの膨らみを
ぎゅーっと押しつける
ことを夢見て
タオルケットを
首もとまで寄せる

眠りながらも
上目遣いの練習に余念がない

口をひらけば裏腹な
舌っ足らずの反論を
 ....
もしふと世界が終わるならば
それはきっと
こんな澄んだ青い空の九月の日だろう

そんなことを思うと
なつかしさという古い抒情が
僕らを草のようになびかせてゆくね

小さな桟橋 きらめく ....
違う顔になって来たなー
もしかしてシェパード混じってるかも
いや、毛並みはボーダーコリーか

何それ?

あ、そうや君には関係ないな!

ボクはボクやで

そうやん、全部「犬」でい ....
過去は単なる時間ではなくて 様々な色彩と匂いによって彩られた巨大なオブジェです 大事な過去捨てたい過去 どんな過去とも付き合っていかねばならず まるで世間の人間模様のようです ひとつだけ棘だらけの過去 .... 雛と言う文字から
はじまっているからでしょうか、

ことり、の部分で 
音を立てるイメージを描きながらも

脳裏に浮かぶのは
小鳥の姿でした。


飛び立つのは 数羽の小鳥
数話 ....
路傍に酸漿の実が
ひとつ落ちていた

睫毛の影
黄昏時に震える飴色の

懐で翳した
さかしまの風の流れを映さないかと
鈴の音もなく
からりからり
蹴飛ばして

丸い膜の内側に吐 ....
すべてがそよともせずにそこにある
流れるものからとりだされる静止画

こんな時間もいいとおもう
背景はつねにうつろいとどまることはない
いっしょにながれるのもいいさ

でも自分のなが ....
ゆうぐれどきに
しらない風景にであう
いちにちの終わりとか
あしたの始まりとか
そういうことばでは言い表せないような
じかんのこどく

わたしはちらと時計を確認し
じかんという概念 ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13152)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
はじまりの日- 服部 剛自由詩1213-10-8
蚊を叩いて折れた骨がある- 北大路京 ...自由詩613-10-8
ぺピータ・ベーチョの或る日- salco自由詩9*13-10-7
妄想から起きられないでいる- 北大路京 ...自由詩613-10-7
寄せ書きに余白が多い- 北大路京 ...自由詩613-10-7
寝て起きたら日常- 北大路京 ...自由詩613-10-7
廃屋- 葉leaf自由詩4+13-10-7
胎動- 由木名緒 ...自由詩10*13-10-6
耳にもお経書いた?- 北大路京 ...自由詩713-10-5
旅人- 由木名緒 ...自由詩6*13-10-4
枯れるほどの才能もない- 北大路京 ...自由詩413-10-4
- 佐藤伊織自由詩313-10-3
自転車- 佐藤伊織自由詩313-10-3
禅の教室- 服部 剛自由詩10*13-10-3
絵本- 藤鈴呼自由詩1*13-10-3
きのう- 梅昆布茶自由詩1913-10-3
女子高生が座ってた場所を取り合っている- 北大路京 ...自由詩413-10-3
おもてなし妖怪2013- るるりら自由詩24*13-10-3
空中ブランコ- 藤鈴呼自由詩1*13-10-2
ぶかぶか【詩サークル「群青」九月のお題「音」から】- そらの珊 ...自由詩22*13-10-2
途〜パートいくつか忘れました- ……とあ ...自由詩11*13-10-2
一条の光を二条にする- 北大路京 ...自由詩413-10-2
小娘- 伊織自由詩5*13-10-1
九月二十七日_快晴_24℃- 塔野夏子自由詩9*13-10-1
雑種犬との会話- 木葉 揺自由詩313-10-1
twitter- 葉leaf自由詩313-10-1
ことり、- 藤鈴呼自由詩1*13-10-1
夜半楽- 神山自由詩313-9-30
- 梅昆布茶自由詩26*13-9-29
じかんのこどく- かんな自由詩8*13-9-29

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