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昼、目が覚めた時のシャンプーが、甘ったるい香りを躰に貼り付ける。毒蜘蛛が私の身体を食い破るなら、私はそれを水に流そう。パンと水を、私は食べよう。



数を数える度に、右から ....
文字には 心が現れると 言うからね

本当は 洗わなければ ならぬ様な
心模様にだけは なりたくなくて

紡ぐ 言の葉 あと幾つ 重ねたら
あなたに 届くのかしら って

小さ ....
焦げ付いたワインレッドの残り火が
目に焼き付いた
角を曲がる時ほんの一瞬見上げた空
次の角まで行った時には
もう消えているのだろう

建物の傍に続く歩道を
急ぐともなく歩いた

けれ ....
ビリジアン



青みがかった緑色
鮮やかなビリジアンの色見本に
忘れていた記憶を取り戻した


ビリジアンが青色だと思っていた


その主人公は耳が聞こえず
声も出せず
 ....
すごい勢いで
サイレンが幾度も通り過ぎ
私を追い越して
角を曲がり 止まる
止まる

真夜中の繁華街
わらわらと
遠巻きに人が集う
救急車 パトカー 
赤いライト 無線の声

 ....
ミツビシに勤めているのに みつひしと云う父が
三つ菱形があるから、三菱
そんなことを教えてくれたのは、やっぱり
みつひしだったからなんだな

カッターナイフを ぽきん
「これが ひしがた  ....
雲は、風の吹くままに
落葉は、川の流れるままに
我もまた
自らに内蔵された方位磁針の、指すままに

旅の鞄を背負い
腰かけ石から立ち上がる
我が影は
更なる一歩を日向へと、踏み出さん
 ....
知覧の草は、さやさや…{ルビ哂=わら}う
川のせせらぐままに、身を揺らし

昔――ここから近い滑走路で
戦闘機に乗り、飛び立って
眼下に広がるいちめんの
海の彼方へ

 お母さん…!
 ....
………いやなやつ ゆめのなかに はじめて あらわれて…きて……………
なかよく……した……*…たぶん かれはしぬ………
……しんだ…その………どちらか……………だ……

夢とは不思 ....
 多羅葉・たのもう・何の用


砂に描いた 愛の台詞
波が来る前に 読まないと
あなたの心が 離れそう

大丈夫 タラヨウに 任せよう
葉の裏に 文字を 書くんだ

カーボン紙みた ....
あさがた
空がまだ黒いベールをまとっている
そんな頃合い
ささいな物音で目を覚ました
ような気がして
結局同じようには
すいみんに入れないでいる

最近おもうこと
母にな ....
 
前略 わたしはぼちぼちです

あなたはいかがですか 草々

追伸 ぼちぼちだといいな



 
かぜが
黄色味を帯びてきたから
わたしは防衛じみて
厚着をはじめる

何処とはいえない確かな弱り火の
冷まされゆくのが
伝わりはじめる

決して消させやしないと
言葉を選べば選 ....
言葉に表せない思いは
ため息で足元に落とせばよい
言葉に表しても伝わらない思いは
自分で口を開けて呑み込めばよい

いつも思いを言葉で包み込もうとした
言葉に包まれた思いは変色してしまい
 ....
似たような幻なら幾つも見ている
運動会や遠足の帰り道
途中で投げ出した試験の最中に
きっかけもなく駆け足で通り抜けた道
傷ついた恋なら一生忘れはしないだろう

出入り口の庭に転がる ....
薄明かりの中
今日の一日がはじまる
何のことはない
いつも通りだ
いつも通り目が覚め
いつも通りトイレに行き
いつも通り猫と挨拶をして
いつも通り顔を洗い
いつも通り歯を磨き
いつも ....
生きづらいな
なんて時々生意気にもおもう

ただそれは誰かが対処できていることに
自分なりの対処法をもたないだけだろう

経験値はできれば幅広く多く積みたいものだ
子供達以上にドラクエに ....
雨上がり、

濡れた小草は
雑多な列をなすけれど

それは
だれにも叱られない


わたしは
頭を垂れて

叱られない秩序たちを
踏みつけぬよう
気を配る


雨 ....
マグカップに淹れたインスタントのカフェオレから立ち上がる、安上がりな煙が行き着く、油の染み付いた
換気扇とパイプ、非常階段と巣の跡、コンビニの看板、駐車場に止められた高そうな車の角に自転車をぶつ
 ....
耳を塞いだ台詞の奥で
お前の言葉が 突き刺さる

誰に 何を 言われても
引き下がらぬ 姿は
格好 良いよ

俺も そんな風に 生きたいと
誓った 筈なのに

寝転んだ 芝 ....
そのキリトリ線は曖昧だから
うまく切り抜けたためしがない
だけど秋生まれはいつだって
短い季節に恋い焦がれてる

なんて半分は嘘
秋模様を切り取ろうとしたことは
後にも先にも一度しかない ....
太陽の手に編まれゆく

野山も風も
岩肌も

一気に編まれる日があれば
やすみやすみ
覚えたての音階のように
編まれる日もある

太陽の手に編まれゆく

波間もひかりも
 ....
わたくしは
わたくしに命令する
みろ
あからさまに
すべての理知的なリズムが
生き死にちかづく様を
眩しさの
言葉の
世界の
それぞれの海に
よせてはかえす波に
わたくしはなすす ....
使えないネジにされた パチ、パチ、パチ
誰かに 褒められる事も無く
育った

パチ、パチ、パチ
数珠に似ているアレを
弾く

拍手喝采の 夢を描きながら
計算を 重ねた

数字には 強く 成っ ....
荒んだ気分に吹かれているのも
快速電車の乗り心地です
時に青白い猫が追い越して行くのも新鮮
手放しで夜道を直進するも悪くない
見通しは甘くありません
集会に行くのだとばかり思っていたら
対 ....
アスファルトに打ちつける
雨の勢いが強くなり
せっかくの買い物も少しずつ
憂うつさを増していた

家に帰れば君がいるだろう
早くしよう
と足の動きが速くなる
最近キスが足り ....
夜を走るそれが僕の仕事
蝙蝠のように明るいうちは
逆さにぶらさがって微睡み冷たい夜を待つ

銀色のフルートを隠し持って
それがいちばん素敵に響く時刻をじっと待つ

心奪う旋律は忘れかけた ....
オバケ同士で驚きあっている ときどきは野道をはずれたわわに実った
葡萄のみずみずしさのなかをあるく

清流はただひとすじに丘をくだり
やがてはしずかな湾へとたどりつく

空から舞い降りて来る静謐をひろいあつめ
ジグ ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13152)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
きみのすべてよ応答せよ(ゴル投稿)- 百均自由詩3*14-11-12
スライスした_小さな言葉- 藤鈴呼自由詩3*14-11-12
夕焼け- Lucy自由詩17*14-11-12
ビリジアン__/__使い古しのチューブを握りしめて- beebee自由詩23*14-11-11
サイレンと誘蛾灯- umineko自由詩14*14-11-10
さよなら鉛筆、トンボ印のちびた秋- るるりら自由詩14*14-11-7
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草ノ声ー知覧にてー- 服部 剛自由詩214-11-6
でんぱ- アラガイ ...自由詩5*14-10-5
ハガキの木- 藤鈴呼自由詩2*14-10-5
ココア- かんな自由詩8*14-10-5
前略- 殿上 童自由詩24*14-10-5
クール・ダウン- 千波 一 ...自由詩214-10-4
言葉と思い- ……とあ ...自由詩8*14-10-4
それは曖昧な記憶の隅- アラガイ ...自由詩5*14-10-4
あさ- ……とあ ...自由詩10*14-10-1
25年目のおっぱい- 梅昆布茶自由詩15*14-10-1
整然- 千波 一 ...自由詩514-10-1
秋模様を切り取って(ゴル投稿)- 百均自由詩2*14-10-1
- 藤鈴呼自由詩1*14-9-30
秋模様を切り取って/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩5*14-9-30
紡ぎうた- 千波 一 ...自由詩614-9-29
げんかい- コーリャ自由詩2+14-9-29
使えないネジにされた- 北大路京 ...自由詩314-9-28
算盤- 藤鈴呼自由詩2*14-9-28
夜道で猫に会う- Lucy自由詩19*14-9-28
79円- かんな自由詩15*14-9-28
朝マック- 梅昆布茶自由詩714-9-28
オバケ同士で驚きあっている- 北大路京 ...自由詩1814-9-27
ある白地図- 梅昆布茶自由詩1014-9-27

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