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クソの上に座っちまったんだよ、
それで頭に来て、岩に隠れちまったんだよ。
豊葦原の{ルビ千五百秋=ち い ほ あき}の瑞穂の{ルビ地=くに}の、
お天道様は岩戸に隠れちまったんだとよ。

た ....
きみがあること
そのものが
時間であるようにして、

呼んでいる、差し出されたきみの時刻に、彼女は
故郷にいて、
彼方が
電話をかけてくる、夜はかつて
退いていったようにして、受け ....
 野菜をたくさん載せて市場へと向かうトラックが横切っていく。水路には水草が揺れている。私は派出所へ向かい、被害届を出すところだ。この国では太陽が物を盗む。私の場合、被害としては最悪のケースで、家が盗ま .... 自転車で坂道を駆け下りて
夕暮れ前の公園を抜けていく
誰もいない遊園、鉄のにおい
藤の花がぱらぱらと
わたしの背後で落ちていった

同じかたちの宇宙が隣町にもあって
昔はよく友達に会いに ....
 私は卵について語りたい。だが卵について語ろうとするとき、私は古傷をえぐられるような心の痛みを感じ、私の心の流れは、卵という言葉から割れ落ちた無数の破片によって堰き止められる。私はこの透明で広々とした .... ?
まだ柔らかな朝の光を受けた街は
サッパリした顔で無防備に佇んでいる

夜に息をひそめていた澄んだ空気を
胸いっぱいに吸い込みながら歩きだす

あらゆる事が起こり得る一日の始まり
だ ....
{引用=
静かの、川が
逆流する
しなやかな動きの連続で
えたいの/知れないものたちが
反射するから
少女は、もう一度
夜を怖がらなくてはならない
そういうものなの
と、 ....
見上げた空から
はらはら 葉が
ながれていた

なみだ、かと思った
それは
落ちていたのではなく
夕暮れの空
まっすぐいちれつに
ならんで昇っていた


りょうてから
ふわり ....
無情に泣くならアカネ色
光の獣、敬愛の人、
連れ去っていってくれませんか
黄金の人、あの角まで知ってる君で


無情に泣くなら隅っこの
過去になる、それをひきずる愚か者、
光の ....
 かえるがなくから かーえろ

夕暮れあぜ道 帰り道
日なたのにおいと土のにおい
からだにまとって
家路を走る

 きょうはたのしかったね

あっという間の
夢みたいな一日は
ま ....
あの、ね

  君の語りの中にはいつも海があって
  壊れた砂時計が海岸線を塗りつぶしている
  波はいつの間にか言葉になって
  こだまする、喉の奥

赤いうさぎを抱いた少 ....
 
朝も夜もわたしたちは
わたしたちの身体を
繰り返していく
細く覚束ない手つきで
少しの過ちを訂正しながら
そのような過程を
日々の営み、と
呼んだりもするが
本当は命ひとつの重さ ....
空ばかり見上げている君の足元はおぼつかない
足元ばかり見つめているわたしの空はさびしい

だから
一緒に歩こう

そしたらまあるくなれるから
ピストルを背中に押し付けられて
細い路地へ連れ込まれる

そんな夢を見た

銃弾が放たれた瞬間に
ちょうど目が覚めるとは限らない
痛みのない苦痛を味わうこともある

それ ....
エネルギーが切れそうなことを
悟られたくなくて
地面を脚で蹴って
蹴って
辛うじて前へ
前へ

楽しい思い出を作るために
生きてきたの
だけどそれを思い出す
身体が先になくなったら ....
「卵」という文字が 
何故か哀しく歪んだ 
誰かの顔に見える 

「卵」という文字が 
何故か背中合わせに俯く 
ふたりの人に見える 

「卵」という文字が 
何故かずっと倒れずに  ....
昨夜は母ちゃんが 
皿洗いを終えた後 
ストレスから来る腹痛で 
じっと座り込んでいた 

今夜は親父が 
夜勤警備で老体に鞭打ち 
今頃懐中電灯を手に 
役所の廊下を照らしてる 
 ....
体温が交じり合って
境界線がなくなって
二人が一つになって
古い輪郭線がほどけてゆく
まっすぐに

まっすぐ に
雨の日なば
いっぱい
匂いっこするっけおの

雨の日なば
匂いっこ嗅ぎつけて
いっぱい
犬っこ集まるっけおの

雨の日なば
いっつも
なんかの大会
やってらっけおの

ば ....
するどいエンピツ
つきささない

とがったじょうぎ
なげつけない

ノートにすうじをならべてみて
ほらここから

せんそうのはじまり

てきはあいつだ
けしごむとばせ

ひ ....
チューリップが咲いている
この間の春の嵐には
少し苦しそうに
揺さぶられても
泣かずに咲いていた

チューリップが咲いている
何もかもを飛ばして
破り取っていった
この間の春の嵐に
 ....
いつものように
バスを待っていたら
象がきた
大きな耳のようなドアから乗る


いつもの道を
いつもどおり走っている
だが停留所が
いつもとちがう
  パンパス三丁目 オアシス北  ....
庭に植えた柿の種は
その後
いっこうに音沙汰がなかった
毎日欠かさず水をあげたのに
うんともすんともいわなかった
ひょっとしたら
間違えて王冠を埋めたのだろうか
上下さかさまに植えて ....
ことばとかことばとかことかことばとことばかことことばとかこことかことばことかばとかこことかかことことばとかことばかとかことばとばかことかことばとかばとかことばとかことかばとことことかことばとかこことか .... あなたは変わらず
ぶっきらぼうで

歯に衣着せぬ物言いが
むしろ心地よい

十数年ぶりに席を並べて
仕事をする

あの頃とは
立場も背負っているモノも違うけど

変わらぬことに ....
ごらん
空が青いのは
海が青いからなのか
それとも空が青いから
海が青く見えるのかわからないだろ
正直そのどちらでもなくたっていいくらい
確かにそのどちらでもないのかもしれないし
そ ....
湿った夜の破片が
蝙蝠となって折れ線を描く
低く、低く

やがて来る、雨と
灰色の朝は
かなしい、という色に似ている


里山の懐に
ちいさく佇むそこ、は
永遠の黄昏に向かい旅立 ....
0時過ぎの残業を終えた 
更衣室のロッカーに 
凭れて座る栄養士 

青白い顔と体をつらぬいて 
うっすらと立つ 
ひとすじの葱 
 
使い古された祈りのように
どこまでも机が並んでいます
その先には針葉樹林があって
仲の良い母と子が
なくした傘を探しています
木洩れ日が揺れて
ときどき音なども聞こえてきます
 
「ひでぶ!あべし!あちゃちゃちゃちゃあ!」 

歌舞伎町のライブハウスで 
登場した幕間詩人の 
雄叫びを聞いた翌日 

職場への道を歩いていると 
古びた赤いポストの下に 
「北斗の ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13152)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
やおよろず- 佐々宝砂自由詩3*08-4-29
_- こもん自由詩408-4-29
太陽犯罪- 葉leaf自由詩608-4-29
藤棚- かのこ自由詩708-4-29
- 葉leaf自由詩908-4-28
天気予報は雨- kauz ...自由詩8*08-4-28
水死体と黒点と観覧車- しもつき ...自由詩24+*08-4-27
空はわたしを抱く- こゆり自由詩20*08-4-27
光の獣のいる所- 榊 慧自由詩4*08-4-27
暮色- 明楽自由詩308-4-26
あの、ね- Rin K自由詩38*08-4-26
営み- たもつ自由詩10*08-4-26
補完- 明楽自由詩308-4-26
「夢の中の市場」- ベンジャ ...自由詩7*08-4-26
古事記- RT自由詩2*08-4-26
「_卵_」- 服部 剛自由詩608-4-25
丘の上へ_- 服部 剛自由詩4*08-4-25
手をつなぐ- 明楽自由詩308-4-25
雨の日にいっぱいの、におい大会- 小川 葉自由詩6*08-4-25
さんすうせんそう- そらの  ...自由詩10*08-4-25
チューリップ- 小原あき自由詩10*08-4-25
マンモス- yo-yo自由詩9*08-4-25
- アンテ自由詩508-4-25
こことかことばとかばなのかばのことばかのこことかことばとかば ...- 太郎本人自由詩1208-4-25
再会- kauz ...自由詩6*08-4-25
「空と海の調和」- ベンジャ ...自由詩6*08-4-25
風になる日に- 銀猫自由詩17*08-4-24
葱の霊_- 服部 剛自由詩5*08-4-24
- たもつ自由詩708-4-24
ケンシロウの行方_- 服部 剛自由詩7*08-4-24

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