すべてのおすすめ
始まりの声に耳をすませば
それは静かでも力強いことに気づく

あなたは
不確かな未来を希望にからめて
堅く結んだ約束を口ずさむ
こぼれたいくつかは落下して砕け散っても
受け止めたいく ....
 季節の名を呼ぶな。白紙のような、はじまりのような、実際にはでたらめの
地誌。そんな緯度にバビロンは無いぞ。想像上の怪物、あなた。私はすぐに忘
れてしまう、砂粒のようで、出かけようとしている、広が ....
汗を出したおかげか、
底辺だった体調がゆるゆると浮上してきたようです。
時計を見ると、今日がはじまったばかりです。
枕元のペットボトルに手を伸ばすと、小さな土鍋が、そばにことりと添えられていまし ....
すべりだいの滑り方を 次第に忘れていった
ブランコのこぎ方を 次第に忘れていった
こんな大人になら
私は ならなくてもよかった

方程式の解き方を覚えた
難しい漢字だって読める
でも
 ....
戒厳令の布かれた残暑
透きとおっていく言葉の
飛沫のように

あなたは白く皮膚の薄い手で
一すじの光を木箱に閉じ込めた

二人の椅子に
二人の卓上に
二人のナイフに

あ ....
はる風がふくと
ぼくらは旅に出る

あき風がふくと
ぼくらは旅に出る

風がふくたびに
ぼくらは彷徨い
風がふくたびに
ぼくらは傷つき
その代償のような
中途半端な安息を得てきた ....
徴兵された兵士のように
寒い目をしてあなたは通路を行く
改札を抜け再び階段を降り
あなたの目が地下鉄に乗る
と、私の目だけが置き去りにされる
壁にはたくさんの色あせたポスター
その ....
君はとろけるくらいの未熟さで
むきだしな僕を包んでくれる

その優しい色は
あざやかでなめらかな感触
デミグラスソースの中に沈みそうになっても
小さな浮島のように寄り添って
深い味を奏で ....
絶望しました
ええ
とても絶望しましたとも

「クソッ
 くたばっちまえ
 このロクデナシめ」

その言葉
そのままそっくり
お返しします

遠くに
はるか遠くに
あなたの ....
マクドナルドで
ジム・モリソンが
お前は何を信じてる?
と言った

神か?
魂か?
宇宙か?
自分か?
富か?
名声か?

俺は何も信じてはいなかった
いや
ただひとつ信じ ....
このごろ良く見る
葬式の列

正しく列んだ

黒白黒白黒




手向けの 花
死化粧の唇


唇の 狭間

風にたなびく

黒白黒白赤



赤白赤白赤 ....
ごらん
あれはとても雨ににている
夾竹桃
その下に小さな蜘蛛がいて
そこにもやはり雨はしとしとと
濡れて
いるのだろうか

いい
匂いがする
あなたが夜中に電球を交換したから
母子手帳にないものを確認したわたしです
今朝は自然に目が覚めました
これが普通だったのかな
なんだか病気のようで
そう思ってしまって
それでも反省する気に ....
とても新しい
墓石に刻まれた文字が
読めない
わたしの名前が
書いてある
はずなのに
今朝すれちがった女の子のビニール傘の
持ち手の色は雨の街に浮き立つ人工ピンク
沈むことのない色をのせてまわる世界で
雨にも負けズ人類は渇く

ピンクというのはなーんか迷っている色
赤と白の ....
あなたは 黒いゴミ袋好きなのに
その黒いゴミ袋に追い回される夢にうなされたりする

林の中を マカロニの湯気探してると
灰皿に乗っかって見つかる
けれどその周りの土が盛り上がってきたりして
 ....
僕は転がる

傷を負い
痛みに耐え

自分を抜け出せば
それで終わりにできるけど

まだ転がることができる

昼下がり
陽射しを避けて歩く公園の道
眩しさを縫うように進むとき
 ....
やあ、ぼくムツゴロウ
イサハヤ湾で死にかけている
人間どもが、ぼくの棲家を奪うんだ

でも、人間の中にもいろんなヤツがいてね
ぼくを原告にして裁判を起こして
くれたんだってさ

やあ、 ....
父さんと二人で散歩に行く
父さんに水を入れると
喜んで太陽の光にキラキラしている

しばらく歩いて河原の土手で一休み
河川敷では子供たちが野球をしている

ねー、父さん、
バカ ....
さよなら、と言って
去っていったあなた
の写真に
穴あけパンチで
はじっこから
パチン、パチン、と
等間隔で穴をあけていった

もう、その写真は
あなたじゃない
かもしれない、と ....
発端は、森の奥で彼女が猫を拾ってきたことから始まったのだ。

「このこ、飼ってもいい?」

そのとき彼女が咥えていたのはセブンスターだったのかチュッパチャップスだったのかあるいは鹿児島は日奈久 ....
  
木簡記念日(文明論)

 ハロー 僕らは
 なんですか?
 朽ちる素材の通信で
 未来のチームに
 遺跡しましょう


火種記念日(短歌)

 しりとりを
 しりとらな ....
これは
世界でいちばんちいさな水玉です


小さな銀の河の
畔に生まれた美しい水玉です
ルリカワセミが飛び立ったあとに
青い羽のその色だけが残りました


カワセミは もういません ....
約束した覚えが
そこはかとなく
ある

わたしんちには仏壇があって
歩いてゆけるすぐの距離に先祖代々の墓があって
春彼岸には野ビルが伸び
秋彼岸には彼岸花が咲く
いまは野ビルが伸び放題 ....
たばこをやめたからって何が変わるの?
って君は言う

とりあえず
服につく煙と
キスのときのにおいが
無くなるんだから
少なくとも僕にとって都合の良いことが2つはあるわけで

でもタ ....
売れないたこ焼き屋をやってる子を好きになった
屋台の前に置いてあるスツールを意味なく動かしたよ
すごくドキドキする

どうかテントの骨組みの重しに
僕のこの空気抜けタイヤを使ってくれないだろ ....
「樹齢」とあるが
墨で書いてあるから、先がかすれて読めない。
注連縄は幾重にも新しく
度重なる、史実に残る落雷に維管束をぶちまけながら
幹ばかりで、枝を短くひょろつかせた神木は
それでも春に ....
明るい陽が僕の顔刺した。痛いと悲鳴を上げる瞳
   の
   見える窓は僕と他人を繋げてる唯一のモノ
      か
      らは、楽しそうに遊ぶ子どもが見えます
            ....
物干し竿に吊したシャツが

風を孕んでくるりくるり


くる  くる




掴んでる洗濯バサミは

一生懸命!!








※ 洗濯バサミは今日も健気 ....
壁に貼られた黄ばんだポスターの中で
彼は永遠に身悶えしている
20年以上も前に
この世を去ったロックスター

天才的というよりも
悪魔的なテクニックの持ち主でありながら
彼の中には
彼 ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13152)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
四月になればあなたは- ベンジャ ...自由詩22*05-3-28
マーチング・マーチ- 大村 浩 ...自由詩22*05-3-28
十月に(月と柘榴)- 待針夢子自由詩3*05-3-28
夕暮れの公園- シギ自由詩105-3-28
残暑- たもつ自由詩505-3-28
デラシネ- 草野大悟自由詩8*05-3-27
失踪- たもつ自由詩1505-3-26
オムライスな関係- ベンジャ ...自由詩13*05-3-26
言珠- 大覚アキ ...自由詩405-3-26
ジム・モリソンとマクドナルドで- ty自由詩4*05-3-26
- びわ自由詩1*05-3-25
夾竹桃- 浅見 豊自由詩7*05-3-25
あなたが夜中に電球を交換したから- 辻野克己自由詩605-3-24
- チアーヌ自由詩1305-3-24
人工(じんこう)ピンクス- 河野宏子自由詩7+05-3-24
水玉記念日- 合耕自由詩2*05-3-22
僕は転がる- ベンジャ ...自由詩6*05-3-21
ぼくムツゴロウ- 紀ノ川つ ...自由詩505-3-21
家族(父さん)- バカ男自由詩1005-3-21
水玉記念日- 望月 ゆ ...自由詩4*05-3-20
バラの名前- 大覚アキ ...自由詩405-3-20
水玉記念日- ひかげ自由詩205-3-20
地球- クリ自由詩7*05-3-20
The_other_side- 佐々宝砂自由詩405-3-19
禁煙- ヤマト自由詩2*05-3-18
リサイクル- 合耕自由詩6*05-3-18
百代の過客- 吉岡孝次自由詩1*05-3-18
陽採り- 完食自由詩11*05-3-18
使命- しらいし ...自由詩4*05-3-18
ピンナップロックスター- 大覚アキ ...自由詩405-3-18

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