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台風も去って
朝焼けが静けさを演出する土曜日
時が少しずつ動きはじめる午前四時半
遠くの方から
いつもは聞こえない
名神高速道路を走る車の音が聞こえる
そろそろ
雀が起き出して朝を歌って ....
話の先にいるはずの姉
明るい声はしだい
次第に光を失い
七歳の姉は五歳の自分に向かい
満面の笑みで輝いていた。
今日の現実に
楽しげな昔が
揺らめく会話
苦々しげな現実 ....
火山灰で覆われた現代の都会から皆が脱走した
心の闇を共通の言語として用いて
田舎の畑を引き裂いて昇ってくる太陽に
心の闇を肥料としてくれてやった
錯乱した鋼鉄が動けないでいる
心 ....
その言葉で
誰かを 非難するのは
意外に 簡単、
自分を 振り返るのは
意外と 困難。
★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°
まきびしがなくてコンペイトウ撒いている
鍋に火をかける。
ことっ。ことっ。ことっ。ことことことっ。
コンソメの香りが溢れ
作り置きのパスタを沈めると
つまみ食いの衝動が止まらない。。
(にんじんと、たまねぎとジ ....
山手線から見える住宅街のテラスを遠くに
厚切りのミートローフを思い返す。
暗い路地を遠くに
音と植木のテラスを目指して上る坂の上には
友との語らいと味わいの時間が
一人き ....
遥かな星の光に導かれたいと思った
滴を飲み干すようにそのいのちを汲み取りたかった
それがたとえつかの間の足元を照らさなくとも
静かに己の無知をおしえてくれるなら
僕は本当の光に従いたいとお ....
気の利いた嘘がつけないでいる
ブランコ
息を吸って
息を吐いて
息を吸って
息を吐く
いつも意識の片隅で
緊張している
生きるために
前脚を出して
後ろ足を出して
前脚を出して
後ろ足を出す
....
別れを伝え行く人々の亡骸を積み上げるかの様に
上を目指してゆく・・・・。
「残忍に、なってしまったのだ。」と
泣いたのは最初だけ。
今では
戦場の一人となった。
( ....
会えると感じた、深夜の歌舞伎町。
都心へと向かう電車内は、乗客もまばらで
反対列車の人々の顔が
余計に疲れて見える。
(とくん。とくん。とくん。)
とくん
....
(いきよう、いきよう、いきよう)と――
この体中に張り巡らされた、血の管を
絶え間なくも流れゆく
命の声は何処へ往く?
昨日?
今日?
明日?
いや、今だ― ....
笑いの公式にあてはめられて嫌な顔している
インドでは有名だと言い張っている
腹のたつ客を再現して勤務時間が終わる
通り過ぎた町の窓をあけてゆく
すでに知っている町なのに
待ち遠しかった
通り過ぎてしまってから
言いわすれた言葉をくちにする
すでに知っていた言葉なのかもしれない ....
やわらかな水面を蹴って
そらへと羽ばたいていた
こころの一部が
いまだ純白であるならば
水蒸気になり雲になり
わたしを宙へと導いてくれるような
気がしたからだ
ジャスミン ....
あなたの言うことは
どんな時でも正論で
つけいる隙なんかありゃしない
あなたのシャツにはいつだって
きっちりアイロンがかけられていて
一筋の小皺でさえ見当たらない
あなたの書く文字 ....
教えてない昔話をオウムがしゃべっている
雑魚キャラの命が軽いマンガ網棚に忘れてきた
澄み切った青い空の真ん中で
誰かがきっと泣いている
私はいつも測れずにいる
空想の両手を天秤にして
小さくついた溜息と
少しだけ擦り切れてしまった
透明な羽毛の内包する
輝くよう ....
誰に提出するでもない反省文書いている
君が見る花は綺麗でありますように綺麗な花でありますように
フック船長のフックの部分で痒いところ掻いている
広すぎる狭い部屋の中ほどで
行方不明の娘と将来を語り合えば
音信不通の息子と向かい合って
パスタを食べるから
見切りをつけたアノ人と
リンネと言うレト ....
そよとも揺れないすすきの穂が
あたりに白く浮かぶ
とおくを
スローモーションの足どりで
駆けて行く
赤いセーターを着た少女
お腹がみるみる膨らんで
まんまるになったかと思 ....
黄バミも目立つ
白い Tシャツ
夏の雲は
真っ青に
真っ白が 定番
爽やかさを 得る色なら
ブルー
黄バミが 気になり
どうも 白を まとえない
ウェディン ....
こどもの手をにぎって
「あたたかいね」と言う。
「つめたいね」と言われる。
わたしが「あたたかいな」と感じたら
あなたは「つめたいな」と感じている。
いつもそうやって温度差があり
....
暑さ寒さも彼岸まで
現場帰りの皆さんがクーラーをやたらつけなくなって
冷蔵庫の作り置き麦茶もポット一本が減らなくなって
仮決算の季節です
「いいから着とけ、俺もう入んないし。」
太っ ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト
(13152)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
エンドレスドリーム
-
小林螢太
自由詩
1*
13-10-25
電話ー姉弟2
-
……とあ ...
自由詩
11*
13-10-25
心の闇
-
葉leaf
自由詩
4
13-10-25
その言葉で
-
藤鈴呼
自由詩
1*
13-10-25
まきびしがなくてコンペイトウ撒いている
-
北大路京 ...
自由詩
10
13-10-24
いえのあかり
-
梓ゆい
自由詩
2
13-10-24
回想
-
梓ゆい
自由詩
1
13-10-24
断章
-
梅昆布茶
自由詩
20
13-10-23
気の利いた嘘がつけないでいる
-
北大路京 ...
自由詩
3
13-10-23
北の亡者/Again_2013神無月
-
たま
自由詩
33*
13-10-23
現場主義
-
梓ゆい
自由詩
1
13-10-23
週末
-
梓ゆい
自由詩
1
13-10-23
Stage__
-
服部 剛
自由詩
10
13-10-22
笑いの公式にあてはめられて嫌な顔している
-
北大路京 ...
自由詩
2
13-10-22
インドでは有名だと言い張っている
-
北大路京 ...
自由詩
6
13-10-22
腹のたつ客を再現して勤務時間が終わる
-
北大路京 ...
自由詩
6
13-10-22
通り過ぎる窓
-
梅昆布茶
自由詩
20*
13-10-22
なんてことない日々のおわりに
-
かんな
自由詩
5*
13-10-22
Edge
-
夏美かを ...
自由詩
26*
13-10-19
教えてない昔話をオウムがしゃべっている
-
北大路京 ...
自由詩
11
13-10-19
雑魚キャラの命が軽いマンガ網棚に忘れてきた
-
北大路京 ...
自由詩
2
13-10-19
金木犀の祈り
-
夜乃 こ ...
自由詩
13*
13-10-18
誰に提出するでもない反省文書いている
-
北大路京 ...
自由詩
8
13-10-18
君が見る花は綺麗でありますように綺麗な花でありますように
-
北大路京 ...
自由詩
4
13-10-18
フック船長のフックの部分で痒いところ掻いている
-
北大路京 ...
自由詩
7
13-10-18
隠れてる
-
芦沢 恵
自由詩
21*
13-10-18
夕日__(詩人サークル「群青」10月のお題「無」から)
-
Lucy
自由詩
12*
13-10-17
真夏も_過ぎた
-
藤鈴呼
自由詩
3*
13-10-17
手の温度差
-
凍湖(と ...
自由詩
16*
13-10-17
Tシャツでは_すこし寒い
-
伊織
自由詩
5*
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