すべてのおすすめ
睡眠薬を飲み

仰向けになり

タオルを顔にかぶり

合掌
私の葬式がささやかに執り行われ
友人らが久しぶりに集まった
青空には透明な道が果てしなく続き
新緑に人々の喪服が映えて美しかった
一滴の涙も流されず むしろ
想い出を懐かしむ声で
小さな式 ....
真夜中の森で月を見た
満月には程遠い
アンバランスな円
妙に自慢げに
名も知らない鳥が一羽
きれいな円を描いて飛んでいた
欠けた月を
笑っているのか
飛べもしないおれを
嘲っているの ....
刈り入れ、葉、枯れ

わたしたち。   

貧窮は カタカタ  呼ばわる
明るさについて。

茎が折れ、そのあたりを、
嗅ぐ。     鼻孔、ひらき、
足も萎え、
何度もなぐられた ....
凍結した配水管から垂れ流される
泥土のように
感情が流露する
やがて小さな川を足元に描き
虚しさに乾いた土へと吸い込まれる

誰の胸を潤すことはなく
一時的な慈愛は消えて
残るのは空振 ....
走る男がいた
ノートパソコンやら書類の束やら義理やら思いつきを書きこんだ手帳やら約束やら書かなくてはならない手紙やら本の題名やら領収書やらを山のようにかかえて走る男がいた
ばらばら落とした手紙を拾 ....
追いかけても届かない
ゆらゆらと
メールも来ない

私が
恋、と呼ぶものは

逃げ水の距離

いつだって
 
 
 
時として君は守り
時として君は攻める
けれどどんなに敵陣深く切り込んだとしても
君は君以外のものに成ることはできない
時として捕虜となった君は
先程までつかえていた君主に刃をむける
 ....
帰り道に迷って
泣いてる子羊
あの空の羊雲は
違うよ
君の帰るところじゃない

涙を拭いてよく見てごらん
発見はいつも
ほんの足元からはじまるんだ
背伸びをしてると
ほんと ....
男は笛吹きであった。
男は町の笛吹きであった。
男は路上で笛を吹いていた。
男の音はいつも優しかった。

黒い男は音を鳴らす
少年少女は彼の元へ
黒い男は音を鳴らす
少年少女は憧れて
 ....
かなしみが

すこしずつ こりかたまって

そうやって できた石は

どんな色してるでしょうか

にごった 灰色だったりすると

いやだな

すきとおった 青い色なら

い ....
{引用=私イコール作者だと信じる純朴な読者は、読むな。}


夫のいびきが隣の寝室から聞こえる
ここは私の部屋で ここにあるのは私の取り分
大きな書棚 たくさんの本 オカリナ ちゃちな顕 ....
人は誰もが
{ルビ完=まった}きできそこないであり
どこへ行っても人の輪へ入れば

金曜の夜の飲み屋では
ぶーすか ぶーすか {ルビ愚痴=ぐち}っており

海の向こうでは今もなお
 ....
粗目を歯にすり込むと空気が歯にひっかかる。喉に
すり込むとサンドペーパーのようにざらざらと音が
する。パンクしてリムから飛び出したタイヤチュー
ブのような葡萄の皮が皿の上にあり、透明な葡 ....
{引用=あなたへの
熱い思いは届いてるはずなのに

あなたはいつも
涼しそうな顔をしていますね……}

扇風機は、現実を見たくないのでしょう
首をぶんぶん振ってます。
約束の時間から3時間も過ぎても サユリは現れない
ぼんやりと待っていても仕方がないので
とりあえず先に出発することにした

目的地は とある湖で
そのほとりに 以前来たときにはなかった小屋が ....
透明な障壁に守られた
箱庭の世界で
自由は素晴らしいと君は言う

なんて悲しいんだ
僕等の享受するエントロピーは
全部借り物なのに

感覚は両親から譲られた血肉
思惟は神様の従僕の言 ....
どもってしまった空は
灼熱の夏を何処かに置き忘れたようで
パラパラ ピチョンと

リズミカルにとたんを打つ音 ことり

かえるの歌も倦怠感と一緒に にやり

大地に降り積もり

ぶ ....
縁側に近い場所に
房スグリ
隣に
コデマリ
庭を囲むように
南天
ドウダンツツジ
都忘れの花と
なぜか
マーガレットを植え込んで
お花
お花
お花がたくさん
春の匂い
夏の ....
どうしましょう
幸せなのです
幸せでたまらんのです
涙も出ます

それは煙草の煙のせいかな

とにかくとてつもなく幸せなのです
不思議な気分です
ほしいものがありません
必要なも ....
ものすごく
おなかがすいているらしい

そりゃそうかもしれない
今日はバニラアイスをひとつ食べたきりだから
食欲ってどんなだっけ
胃がしくしく痛い気がするけど
これがおなかすいたというこ ....
うすい月が窓までおりてきて
わたしの絶望を笑うのだった
からっぽになったところで出発だ
ほんとうの旅は いまからはじまる
なんて こともなげに言うのだった
境界、人より通知の恋文に
Watashi=Zonnogaの人生のAcashiである平凡認識


....P....出かけるZeアンCt。
A…:..私のRi:.

立ち去らないでくだ ....
空に高く 灰にひとり
思い出の外へ繰り返すもの
夕暮れのない夕暮れを見る
銀の鱗の目に指をあて
器をめぐる光と火を聴く
底にはじける姿たちを聴く


波を走る白い炎が
し ....
摩天楼の輝きは南極の煌めきに似て

梅雨空が霧雨のようなブリザードを呼び込む

クールビズなどどこ吹く風で皇帝ペンギンが

大挙して目の前を通り過ぎていく

陽炎が眩暈を連れてくると
 ....
焚き火の火を見つめながら
煙草を吸っているから
涙もくしゃみも煙のせいにできる

焚き付けの新聞紙にはテロのニュース
世の中のもめごとみんな燃やしてすっきり
なんてわけにはいかないけど
 ....
とても寂しそうに立っていたから
声をかけられなかった
檻の中
100センチの
ペンギン

タイミングが全て合ったら
結婚しましょう
氷の上で

夕方の風は冷たくはないの
ぬるいの ....
あなたはわたしの何もかもを知らないし
わたしはあなたの何もかもを知らない
それでいいと思う

それでいいと思ったら
夏の柔らかい部分では
雨の方で都合をつけて
わたしとあなたを
水たま ....
何を忘れたかったのだろう
街に一つしかない小さな駅で
男は窓の外に向かって手を振った
無人のホームでは鉢植えに植えられた
カモミールの花がゆれるばかり
やがて男を乗せた列車が発車すると
駅 ....
勝手口を開けると柿の木が青空にそびえていた
白い入道雲がゆっくりと動いていた
戸を開け放ち
時折それを見上げながらわたしはササゲの筋を取る
ざるにはササゲが青々と積まれて行く
指先にササゲの ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13130)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏の蒸し暑い朝- /////自由詩305-7-20
昇天日和_(2005.7.18)- 和泉 輪自由詩3105-7-18
円を描く- 大覚アキ ...自由詩405-7-18
麦畑- るか自由詩27+05-7-18
砂塵の心- kw自由詩2*05-7-18
言祝ぎのうた_(大村浩一氏、鈴木素子氏の結婚に寄せて)- 白糸雅樹自由詩3*05-7-17
逃げ水- umineko自由詩3*05-7-17
金将- たもつ自由詩805-7-17
羊飼いの歌- 落合朱美自由詩40*05-7-17
黒い男- aaa and bbc自由詩5*05-7-17
どんな_いろ- こむ自由詩8*05-7-17
鏡を割りたくなるわけ- 佐々宝砂自由詩15*05-7-16
深淵に響く足音- 服部 剛自由詩8*05-7-16
葡萄の食べ方- /////自由詩205-7-15
扇風機- くしゃみ自由詩9*05-7-15
湖畔にて- 大覚アキ ...自由詩505-7-15
僕等の錯覚- kw自由詩305-7-15
*あまつぶ*- かおる自由詩8*05-7-15
箱庭の吟遊- チアーヌ自由詩10*05-7-15
とーとつに幸せになってしまった- 佐々宝砂自由詩10*05-7-15
本能について- 佐々宝砂自由詩6*05-7-15
そろもん(月夜の話)- みつべえ自由詩1505-7-14
Arinos- 完食自由詩3*05-7-14
白炎- 木立 悟自由詩605-7-14
*凍てつく*- かおる自由詩7*05-7-14
優しくなれると思ったこともあった- 佐々宝砂自由詩1605-7-13
ペンギン園- チアーヌ自由詩1605-7-12
siranai- tonpekep自由詩22*05-7-12
七人の男(手を振る男)- たもつ自由詩41*05-7-12
ササゲの日- チアーヌ自由詩705-7-11

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