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今日 

雪 

降って 

消えた




ことばは

とんと

降って 

こない







今日 雪 降って 消えました

 ....
森の中に
タイヤは捨てられた
誰にも見つからない
誰も見つけようともしないだろう
タイヤは毎日
真上の青空を
口を丸くして眺めるだけだった
たまに流れてくる白い雲を見ては
無理をして走 ....
この季節になれば
川幅いっぱいに押し寄せる銀鱗
浮ぶ屋形船を押し退け
向う岸まで
命をかけ
届けようとするもの
人生の在り様
私の意思
立会川の岸辺には
あなたへ
手渡そうとした手 ....
こんばんは
良い夜です


『メメント・モリ』



何時頃からか
死にたい気分になると
身体中から
黒い霧が立ち上るのが見えました

霧は
冷たく
緩やかで  ....
いいやもう
いいやもうって
思います
僕の言葉は
風に呑まれる

だってさあ
だってさあって
いうけれど
風が吹いたら
それでさよなら

いいやもう
いい ....
僕が働く村は 小さな漁村で

大工仲間のゴルカ君と ベンチに座ってお昼ごはんを食べる
ゴルカ君の奥さんのロシェさんはお料理の先生で
ゴルカ君の持ってくるお弁当はいつもキラキラしている

ゴ ....
降りつづく雨は涙であるという
土をさらい根をあらわにして
僕の虚勢を暴いてゆく

両手を広げれば
僕はまるで木のようであるのに
こんなにも簡単に倒れてしまう

水溜まりには
強が ....
青信号が点滅すると
いつも
急がなきゃ
急がなきゃって

もちきれない
いろんなもの
おっことして

けっきょく
間に合わなくて
車が
ぶーぶー通り過ぎて
埃っぽくて
かな ....
背中がまがっているよ
葉巻が落ちたよ
おじいちゃん
手を 貸すよ
おじいちゃん

買い物のビニール袋が
たくさんだよ
おばあちゃん
手を 貸すよ
おばあちゃん
 ....
あおしんじゅの森は
樹海の森だったし

あたしはその結晶を とても美しいと思った
粒の小さい 白い涙のようなそれは
体に悪いと知っても
飲み込み続けるよりなかった


ゆるい雪のよう ....
風船が 空を
ひきつれて 砂漠を
わたってくる
へんぽんと 春が
ひるがえる
シチューを煮込む鍋のとなりで
牛が熱心に腕立て伏せをしている
ぼくは牛に近づいて
両腕を切り落とす
そして二本とも鍋に放り込む
牛がうらめしそうな目でぼくを見る
こちらもギッと睨み返すと
 ....
あの海になろう
あの森になろう

さかなたちのいる
けものたちのいる
いのちのある
かつて私を生み出した

波をうねらせ
梢をゆらす

力強く
両手をひろげ
すべてを抱 ....
 夢の中でも詩をつくっている
 このどうしようもない欲
 とっておきの最初の一行が思い浮かんでそれを記憶に留めるのだが
 夢の時間が長過ぎてすっかり忘れてしまう
 とっておきの一行を夢から覚め ....
独裁者についてった時代を
その時代の人々を今振り返ってどうかしてたんじゃないかと思うように
百年二百年たったら
俺たちのことを
俺たちの時代をどうかしてたと思うのか
船はずっと北を目 ....
桜の花びらが散り

グラウンド沿いにつくられた遊歩道に降り積もる

つよい風が吹いて

目を瞑るしかなくて

吹き飛ばして

恐る恐る目を開けると

視界いっぱいに花びらが激し ....
雨の日に嫁入りした

嫁ぐことの条件は
髪を切ることだった


『暁の魔王の花嫁』

髪は
『神』に繋がるから
あの人は其れを嫌った

逆に
嫁いでからは
 ....
{ルビ薄紅=うすくれない}のコスモス
花びらを摘まんだ

  すき きらい すき きらい

{ルビ幼心=おさなごころ}が色めいて
スカートが揺れると陽が射した

庭のブランコ
ぎい、 ....
道端に彩りを添える名もない野花から
Little Shop Horrorの人まで喰っちゃう
モンスターフラワーまで
嫌いな花なんか無いと自負したかったのに

また辛い季節がやってきた ....
 朝起きると同時に自動販売機に向かう
 どんなに寒くともアイスの缶コーヒーを買う
 朝食はろくに摂らない
 とりあえず精神薬を口に放り込む
   
 摩擦の多き日が続き
 僕の思考は混乱
 ....
ちりとりの群れが
空を飛んで行く
南の方へと
渡る季節なのだ
僕らはその姿を見送り続けた
トリはトリでも飛べないトリは?
隣で君がつぶやく
答えなんて
いつか見つかる
南アメリカの移民たちが
今日も公園のベンチにだらだら集まり
俺は隣のベンチで
空を見ている
ぽっちゃり太った女たちと
小柄だが生活を支えてゆく肩を持つ男たち
幼いのに遠い目 ....
泣いたら愛は冷めるのかジョナサン
泣いたら泣いたで
涙を拭ってやれよジョナサン
熱く腫れ上がった瞼に
キスしてやれよジョナサン
ジョナサン

泣いたら愛するのをやめるのかジョナサン
泣 ....
 僕に孤独の苦しみによって死の世界に近い世界に引きずり込まれそうになる
 苦しみの要素は母に語ったことで無くなった
 詩を書くことを止めそうにもなった
 今は回復している 正常な思考でキーボード ....
なんだか少し、変なかんじ。

君はもう少し、冷たいし。

でも、

上手く出来なくていい。  

甘えておけばいい。

でも、

  微笑んで見つめられるほど

  あたし ....
エレベーターの中で
「開」というボタンを押すと
涙が止まらなくあふれ出た
何かを受け入れるということは
何かを拒絶することと同じくらい難しい
一人またひとりと乗り込む人を
か細い指で支えな ....
崖っぷちでお父さんが寝ていた
風邪などひかないように
布団をかけてあげた
ああ、これは夢なんだな
と分かって目が覚めると
崖っぷちで寝ている僕に
お父さんが布団をかけてくれていた
細い腕 ....
{引用=





夜は
地の影 海の影



人は
光りのかげ 愛のかげ

青は
心の翳 かなしみの翳



光りは
闇の陰 空の陰

炎は
木の影 風 ....
「僕」という種をまいた

「僕」が芽を出して
 高く広く枝をのばし
 深く遠く根をはって

 空からも大地からも
 みんなを見守れるように願った


「僕」という種をまいた
 ....
ミランダ やさしい亜麻色の髪
青い瞳で微笑みかける
ボッティチェリの絵から抜け出た天使
裸足で草原を歩くのが似合う


ミランダ 白鳥の細い首筋
もうすぐ居なくなると告げた
はかなげな ....
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