すべてのおすすめ
空を滑り落ちた小鳥のように
翼をたたんで
ムクゲが地面に死んでいる

ぽとり
ぽとり
眼をとじ
命を閉じて

どこまでも拡がっていく夏空の下
次々に開く
新しい花達のふもと

 ....
怖いのは
うえを見上げて
その高さから落ちる事を想像してしまうから
下を見下ろして
今の場所から転落した時の痛みを想像してしまうから
だから
恐怖になるんだ
真っ直ぐ
真っ直ぐ

 ....
たまごのあてさきは
今日も 運動会です


最後には 綱引きで終わるはずですが
お弁当を 食べたフリしている こも いるのしょうから
パン喰い競争は できたら はずさないでほしいです

 ....
いきかがり上
この焼けつくアスファルトを 歩かねば なりません

せみしぐれは しずかです
電気屋の扇風機売り場の せみしぐれとは ちがって
緑の影から にわかに飛び立った 蝉の翼の ....
小魚の様に無心に生きる 花びらの様に綻びる 風の様に巡り 夏の様に燃えさかる
春の様に流れ 雪の様に舞う 歴史の様に積み重なり 光の様に消滅するのだ

その姿は見えない 誰にもさわれない 湧き上 ....
目の前に、焼きたての 
丸い{ルビ麺麭=ぱん}がある。    

何の変哲もないその麺麭は 
その少し凹んだ丸みは 
その味わいは、きっと 
世界の何処にもない
たった一つの麺麭である。 ....
レシートがお札に変わる財布だったらなぁ  
目がさめると

しぼんだ わたあめ

しぼんだ ふたり




 
   あなたのお花は なんですか
    あたしはランタナです

   あなたの動物は なんですか
    あたしはネコです

   あなたのけつえき型は 英型ですか
    あ ....
窮屈そうに
眉を寄せて
酸っぱそうに
唇をとんがらして
真剣に考えを巡らせている

そんな横顔を
眺めていたら
不謹慎にも
笑いがこみ上げてきて
君に怒られた

取り繕うこ ....
いつもボクは優勢だった
だから
今日のソレも
ボクには勝算アリと踏んでいた

勝っていると思っていたんだ

キミのその顔をみるまでは
山女の実を一つもいで、隣に立つあなたにあげる
眩暈の先で揺らぐあなたに

輪郭の消えた右手の形が
たしかに山女をのせている

はりつめた耳鳴りの向こうで、あなたが何かつぶやいている

 ....
      きまじめなエアコンの
息づかいがただよう居間の大窓から
     貧弱な裏庭の一角をみる
  猛暑に耐えている一本のむくげ
        ものさびしげだが
    願いごとひと ....
ボクは泣き虫かもしれないけど
今日は泣かなかった

学校にかあさんがよばれて
ボクが友だちにいじわるしたことで

かあさんが泣いていた
先生のまえで
友だちのまえで
かあさんが泣 ....
華やいだ季節が過ぎて 気がつけばまた一人

一番確かなことは 誰も僕の内面を知らないってことさ
まあお互い様だけどね

君は僕と違う橋をわたる それぞれ別の国を夢見ている
行きずりに眼 ....
部屋に残った指紋を気にしている プラヌラスキフラストロビラエフィラ
呪文のように覚えているのは
予備校の先生が絶対にこれだけは
おぼえておいて損はないぞと言った
生物の秘密兵器

必ず出題されると信じて
歩きながら
 ....
かつて夏の日に幾千万の蝉たちが空へかえった 
その日の灼熱はすべてを焼き尽くした 八月の焦土

大きな鳥の影が空を覆いポトリと卵を落とした
破壊と悲惨の卵 子供たちを奪い去った卵

何の大 ....
鮮明な足跡ばかりでは
海岸の砂に
鮮やかさは埋もれてしまうから

懐かしい写真の
色褪せた部分が
きみの記憶にしか
残っていないことは

きみにはもちろん
やがて消えてしまう
僕 ....
蝉の声がする

静寂の中
遠くに
蝉の声がする

頭の奥
他には何もない
ただ
ただ
蝉の声がする

僕はここだ
と言わんばかりの
切ない
蝉の声がする

近く来 ....
興津駅の手前 山側
人家が不意に途切れて
現れる
庭みたいに小さな畑
柿や夏蜜柑の樹
小さなブランコ
うつくしい朝
空は西から吹き払われ

(生き延びてここに戻るとは
 思っていな ....
肩に置かれた手の温もりに
ハッとして振り返った
見慣れたはずの顔に
涙がこぼれた

無くしてしまったと
思い込んでいたものが
ふとしたことで見つかる
非戦闘員の大量虐殺



言い訳はどうとでも出来るだろう


戦争を早く終わらせるため

連合国側の人的損失の軽減

卑劣な戦争を起こした報い

人を人として扱わなかった ....
ひとりごとのボリュームをあげた 流しにうず高く洗われぬまま放置された食器
とりあえず洗濯はするのだが部屋干しのまま畳まれることはない
読まない新聞が玄関に散乱している

居間の一角は得体の知れない整理しかけの古本がうず高い
 ....
秋の中国地方を巡るツアーバスが
平和公園に着いたとき 記念館から 
修学旅行生の一団が出てきた
入れ替わりにはいった私たちが
今日最後の客になった

平和記念館を出ると
秋の陽はすでに落 ....
あ、の形にひらいた口から
あ、がこぼれて落ちた


床にふれる
粉々に砕けて、見えなくなった


手を伸ばして鍵を外す
からから、と窓をあける
なまぬるい風が不躾に入り込んでくる
 ....
丸太をぶったぎる

納得のいくこたえなんかどうでもいいという顔して
みんな部屋をでてく
白いカベ一面にアスベストがキラキラしている
恒星がよわよわしく双子のおたがいをてらす
てら ....
 例えば 一本の線があったとして
 横なのか 縦なのか 斜めなのか 影があるのか
 その一本の線はなだらかな波打つ曲線に
 恋しているのか そうなりたいのか 空腹なのか

 ....
蕎麦は好きなのに
蕎麦茶はだめである

蕎麦屋に行って
おすすめですと出された
蕎麦茶を飲む

すると無意識に
身体が震えてきて
腕に蕁麻疹があらわれるのである

こ ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13152)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「ムクゲの咲く朝」__(詩人サークル「群青」8月の課題「漠」 ...- Lucy自由詩17*13-8-14
エールエール- 最都 優自由詩313-8-14
毎日が運動会- るるりら自由詩9*13-8-14
いきかがり上- るるりら自由詩12*13-8-14
澄んだ水に- 梅昆布茶自由詩1413-8-14
日々の麺麭__- 服部 剛自由詩9*13-8-13
レシートがお札に変わる財布だったらなぁ- 北大路京 ...自由詩513-8-13
わたあめ- 殿上 童自由詩25*13-8-11
「Thou」- 朝焼彩茜 ...自由詩9*13-8-11
かわいい- nonya自由詩24*13-8-10
完敗- hiroto22自由詩3*13-8-10
山辺の道にて- マチネ自由詩613-8-10
木琴を叩く男- 信天翁自由詩313-8-9
泣き虫- hiroto22自由詩3*13-8-9
遠く雑踏を離れて- 梅昆布茶自由詩1313-8-9
部屋に残った指紋を気にしている- 北大路京 ...自由詩313-8-9
ミズクラゲの一生- Lucy自由詩26*13-8-8
八月の子供たち- 梅昆布茶自由詩1813-8-8
写真- 花形新次自由詩5+13-8-8
蝉の声- hiroto22自由詩6*13-8-8
興津の庭- 大村 浩 ...自由詩713-8-7
ペロリンちょ- 花形新次自由詩513-8-7
ストレートに原爆- ……とあ ...自由詩10*13-8-7
ひとりごとのボリュームをあげた- 北大路京 ...自由詩1113-8-7
やもめの星- 梅昆布茶自由詩1613-8-6
八月六日の影- イナエ自由詩16*13-8-6
同じ窓辺- あ。自由詩713-8-6
チェリー- モリマサ ...自由詩513-8-6
夢中になったのは三十分、(それが何日何十日何ヶ月何年何十年も ...- ヨルノテ ...自由詩6*13-8-6
アレルギー- 小川 葉自由詩513-8-6

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