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 くぅ
    ううう

 くぅ
    ううう


ベランダ越しに


 くぅ
    ううう

 くぅ
    ううう


やさしい声で


 くぅ
   ....
コンパクトに映るわたしに
わたしは誰と尋ねても
何処まで行っても、あなたはあなた
としか答えてくれない
(何だかつまんないなあ
こうやって電車のなかでも鏡を覗き
アイラインなんか直してみる ....
この世に生まれたときから
自分という列車が動き出す

時間というレールの上を
一秒ごとに走り続ける

過去は思い出
振り返ることはできても
戻ることは許されない

未来は追いつけ ....
わたしの あたまを
からから まわすと
なないろの たまが
さいげんもなく でますが
ぜんぶ はずれです
夏の熱を切り裂いて宵闇に咲き誇る花火は
彩りと音の仲の良い双子の兄弟で
光と影、それぞれの役割をちゃんと心得ている
江戸の粋を三尺玉に詰め込んで
街のイルミネーションに負けずにきらびやかに ....
Is that a banana?
No,it isn't.It's a gorilla.

あれはバナナですか?
いいえ あれはゴリラです。

俗にいう一人の少年が英語を見限った瞬間を
 ....
どこかが ほつれているんだけど
見えない のは きっと
背中のあたりだから と 思う

(ハンスが)堤防の割れ目に腕を突っ込もうとしても
割れ目が見えないのはきっと 割れ目が
表面じゃなく ....
ことばならなんとでも言える
「よく晴れているから…」
そのことばに
あなたは安心したような気配を残し
携帯電話をそっと切る
(雨降りなのさ、ほんとはね
幸せだったひと時は何も言わずに遠のい ....
脚を折りたたんだ正座で
あなたはラーメンを提出し
わたしがお品書きのとおりに
並べていく
合間合間に広がっていくものが
チャーシューの色や野菜に似ていて
わたしたちの中心なのだと気づく
 ....
近所の家で飼っている
犬が「ふぁんふぁん」と吠えている

ふぁんふぁん、ふぁんふぁん
ふぁんふあん、ふあんふぁん
ふあんふあん、ふあんふあん
不安不安、不安不安

こんな静かな秋の夜は ....
溢れるほど、満ち足りた言葉に、埋め尽くされて、
わたしは、天空を飛翔する鳥のように、
爽やかなひかりの音階の裾野に舞い降りる。

花々は寄り添い、一面を、湿潤な色香の帯を輝かせて、
痩せ ....
バスの停留所に
動物列車がやってきた
乗ろうとするけれど
人間はお断りです、と
動物の運転手に怒られてしまった
レールも無いのにどうして
そう思ってよく見ると
窓から次々と動物たちが ....
とれそうなまま
しがみつくもの
制服のボタン
放課後のバッタ

ほどはるかな道
引きずった影
空笑いで蹴飛ばす
夢の石ころ

かたむいた道
走り出すバス
遠ざかってゆく
 ....
たなばた たんざく たちつてと
秋の空と乙女の心は七変化
夏じまいに
怠惰で熱っぽい光を
燦々と振りまきながら
ねっとりとした風が
がらんどうの原っぱを吹き渡っていく
夏休み最後 ....
スーツ姿のサラリーマンでいっぱいの
0時44分発の東武東上線
最終電車

隣の席に座った人たちは
大きなバッグと
沖縄土産を抱えていた
そうか
この人は今まで沖縄にいたん ....
世界は相対的だから
手を広げ
舞い降りるものを受けとめる私が
空に上る

世界は相対的だから
行きなずみ
とどまる私が
宇宙をかけめぐる

世界が相対的なら
殺す ....
いつだって遥か遠くを
見つめていた、正太
本当はそんな名前じゃないのに
誰もがそう呼んでいた

*

学校へ行く途中
平然と菓子パンを買った、正太
朝飯なのだと、悪びれず
無造作に ....
某国営放送で観たイカ釣り漁のようす
脱サラして漁師になった夫を
影に日向に支える妻のけなげな姿
あれって夫婦舟っていうのかな
なんだか憧れてしまう、わたしがいる
確か奥さんの実家は代々の漁師 ....
(かじって
 すてて)


レタスを洗って
いたい
今日はずっと
レタスを洗って
一枚一枚
丁寧に
拭いて
いたい
今日はずっと


知るのがいやで
本当はもう ....
混みあった電車の中で
携帯電話の画面を見ながら
泣いている男性を見かけた
年齢は三十代前半くらいだろうか
声はあげずに
時々
窓の外や
中吊り広告を眺め
今にもぐしゃぐしゃになりそうな ....
犬が吠える

犬だか熊だか分らないが吠える

咽喉が千切れんほどに吠え立てて

何が悲しくてそんなに吠えるのか


じーさんの運転する軽トラが
一方通行の道を歩く程の速度で通り過ぎ ....
ベッドの上で
二人向き合って
レモンを切った
そのナイフに
お前を映して
見ていた


ベッドの上で
二人向き合って
レモンを切った
そのナイフに
映ったお前は
 ....
ほうき星の柄のところ
が父さんだよ
その斜めで光って
いるのが ひときわ
母さんだよ

きらきら 生き死に
してるみたいね

新しい星の名前を
教えておくれ 姉さん
 ....

午後が
千枚のツツクホウシで耳に触れる
この、耳、
もっと奥へと誘う迷路を装って実は
透明のものにたやすく沿う為の形状の
この耳が、悦びに震える、嗚呼、午後よ、
午後 ....
スパーンは何度も訪れる

スパーン!!

昨日、私は小泉首相になった
角ばった頬と細い目
三角定規の鼻
確かに、あのときは首相だったから

スパーン!!

鉄線好きなんだな
気 ....
なにかを そこなうのを
おそれずに いうなら
ことばは わたしから
あふれて わたしでない
もののために かがやく
 耳という耳を串刺しにして歩く避雷針。
レコードの針。世界を夕暮れにするための音楽。
 
 夕闇の中で僕は、蝙蝠と一緒に飛び回る
真っ白な一羽のニワトリだった。梁から梁へ
飛びうつる大工のよ ....
昔私は2つ下の弟に
私は本当は他の星から来たんだと嘘をついた

それはちょうど私が小学校に上がる頃で
家には新品のランドセルがあった

どうしてそんな嘘をついたのかは分からないけど
弟は ....
{引用=秘密と呟けば
何か呪文のようで心地良い
おんなのこ
ないしょと声に出せば
かわいらしいのに

秘密
お月様が昨日より欠けてく 
ずいぶんと
欠片が順々に宿る秘密
昼間花柄が ....
弱酸性のあなたは
ちょうど中学で習った化学の実験みたいに

たとえば夏の終わりの夕暮れが
ほんのり赤く色づくのを
美しく感じたりする


弱酸性のあなたは
ときどき褒めてあ ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13152)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
猫の会話- ひじり自由詩1*06-9-10
わたし- 恋月 ぴ ...自由詩14*06-9-10
自分という列車に乗って- ぽえむ君自由詩8*06-9-9
そろもん(福引きの話)- みつべえ自由詩706-9-9
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センチメンタルレッスン- ヌヌヌ自由詩2606-9-9
ほ・つ・れ- クリ自由詩6*06-9-9
ことば- 恋月 ぴ ...自由詩18*06-9-8
めん- たもつ自由詩706-9-8
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瑞祥をめざして- 前田ふむ ...自由詩18+*06-9-7
動物列車- たもつ自由詩21+06-9-7
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東上線は今日もたくさんの人たちを乗せて- 壺内モモ ...自由詩6*06-9-6
相対性小理論- まどろむ ...自由詩3*06-9-5
俺たちの風、syota- 佐野権太自由詩21*06-9-5
ふたりのちから- 恋月 ぴ ...自由詩10*06-9-5
レタス- 水在らあ ...自由詩33+*06-9-5
あくび- 壺内モモ ...自由詩10+*06-9-5
訪問者- mac自由詩2*06-9-5
レモン- 水在らあ ...自由詩31*06-9-4
知らない星- ヨルノテ ...自由詩106-9-4
震える耳- A道化自由詩1006-9-3
スパーン- 木葉 揺自由詩606-9-3
そろもん(矜持の話)- みつべえ自由詩206-9-3
- プテラノ ...自由詩3*06-9-3
ランドセル- 松本 涼自由詩606-9-3
流星群がつれてくる- 夕凪ここ ...自由詩5*06-9-3
「弱酸性のあなたへ」- ベンジャ ...自由詩12*06-9-3

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