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ヘビメタTシャツ率の高い老人会に行く わたしたち、ちいさな山のちいさなおうちで、朝食のお皿を並べて二枚、三枚、並べているうちに足りなくなって、並べても並べても足りなくなって、テーブル継ぎ足しても足りなくて壁つきやぶって外に伸ばして、それで .... やはり雨は
雨を招んでしまった
風の無能
鏡の前の
左脚の羽化


鳥が降り
見えなくなる
くりかえし降り
陰を ふくらませる


鏡の前で倍になり
曇 ....
 
 
雨が降ってきた
それに加えて午後からは
槍まで降ってきた

雨が降ろうが
槍が降ろうが
必ず行くよ
と言っていた友人は
終に来ることはなかった

窓を開けると
代わり ....
国会議員も大臣も負っている
憲法尊重擁護義務
安倍内閣の人たちにとっては
鼻クソみたいなものだろう

日本の軍国主義化なんて
他国に言われても
笑っていられたのに
今はもう
笑えない ....
幾重もの自己が折り重なる
形のない「私」の輪郭から
おろす瞼と塞いだ耳の感覚
閉ざされた世界で生まれる
殻が丁寧に剥がされてゆく
張った膜の内側で目覚めた
足りない酸素と視界の中で

 ....
――風よ 

木の葉をさざめかせ
やさしく掻き乱し

花房にそっと触れ
散り際へと誘う

子猫の背を撫でるよう
湖の面を煌めき立たせ 

風 おお風よ!

おまえが気まぐれに ....
革命家の雄たけびが群衆を動かし世を変革させるように
音楽家が奏でる音で聴衆を静まらせ割れんばかりの拍手をさらうように
宗教家が祈りと自他不二の行動で圧倒的弱者に笑顔を与えるように
芸術家の魂が創 ....
夢ではない証拠に
あーあー
情けない声が出る
やれやれ
また朝がやって来て
先へ先へと急き立てる
子供のころ
夏休みのラジオ体操が地獄だった
あれさえなければ
永遠に子供のままで ....
獣のていで眠っていたい青緑と朱色のなか昔々の
イギリスのサーカスの新聞広告ゆか一面バラまい
て六月は停滞するヒグマは玉乗りするリスだって
玉乗りすル?けもののけもの現実逃避はたのしい
ですもの ....
愛情遮断症候群
情緒剥奪症候群
悶欲淫痴性辱恥液

{引用=X51.ORG : オナニーをやめてみよう! }

心に野村ゆうかを持て

{引用=X51.ORG : やっぱりオナニーを ....
元カレのTシャツで牛乳拭いている  
砂漠の真ん中で
洗濯機が回っている
インド綿のシャツを着た官吏が
時々中を覗きにやって来る
 
飛行機が上空を通過する
やり場のないコウモリ傘や
目新しい嘘を乗せて
 
真夏日 ....
人々の行き交う、東京駅の構内。

黒く髪を染めた
赤い靴の、ちっこいお婆ちゃんが
赤い傘を、杖にしながら
白い化粧の頬を、ゆるませ
何ごとかを唱和しながら
ゆるり…ゆるり…進んで行く
 ....
え~、今回ゲストでお呼びした町田さんが
中也さんのことを書いて、朗読して
僕等も5人で、中也さんの詩を、朗読して
会場のみなさんも!聞いて下さり
どうやらこの会場に訪れた
空気中に漂う中也さ ....
目線の先に、踏み台は置かれ
ゆっくりと腰を沈めて
砂に指先を、ふれる。

――僕は、何処まで翔べるだろう?

自らの心音に、少し震えながら
あの笛の鳴り響く時を、待つ。

前方に、顔 ....
踏まれた影は
足裏を剥がれ
午後の陽なたに取り残された

じりじり
地面に焼きついて

暗室に水を滴らせ
白く感光する
幼年の記憶

影を踏んだ子は
逃げていく

どこまで ....

良い夢を見ようと
集中していたら眠れなくなった



仕方がないので
起きようとしたが
眼が裏返っていて
何も世間が見えない

暗転した中、手探りで
部屋の灯りのスィッチを ....
家を背負っているのではない
としても
先祖代々の戒名が殻に閉じ込められ
捨てることなど出来無い重み

ああ
家を捨てたナメクジよ
お前は…
 
傘もかわかない間に

また 雨がふる

あなたの瞳に 雨がふる




 
生ゴミを巻き戻す
誰かの家にすっとんで
黄色いリンゴに巻き付くリンゴの皮!

片手間!

投げ返してこない
ゴミ捨て場を選ぶことだ

ちゃんと扱えたこと
ないがしろにするのが 立派 ....
秋の公園に朝がきて
木漏れに異常なほど光さす
鈍い振り子の風が落ち葉を巻き上げる
はじめてきづいたのだけど
公園にはたくさんの人がいる
手をつないで目を細めている
でもなぜ?
巨木たちは ....
神宮前の小橋で懐かしのフォークソング唄う人

懐かしの? 

わたしは懐かしのを知らない

知らない懐かしを知ったふりして心縮めていたの



右肩横をかすめて通りすぎた黒服男はも ....
戦争のない平和な時代らしい
確かに平和な世界には戦争はない

待合室のテレビがNHKであることに
神経質に抗議している男がいて、
受付の年配の女性がやんわりと聞いていた

祖父は紫電改の ....
たとえばある種の硝子を隔てて
見つめても そこには世の冷たい写しと
見飽きた己の顏しか見いだせないのだが
硝子の向こう 不可知な領域からは
こちらの姿が逐一観察できるように

ひと筋の時の ....
かけるにはまるい枠がふたつほど必要です
わくわくないとお目こぼし落ちこぼれる体
だから決して眼鏡をひらいてはなりません

めがね
めがわ。
めが。わ
め。がわ
ぬがわ

一つ、まる ....
職業は会社員
仕事は数字を殺すこと
会社に入るまで知らなかった
仕事は数字を作ることだと思っていた
ところがそれは間違いで
一年の始まりにはすでに数字が
月の始まりにもやっぱり数字が
山 ....
レンズ越し

姿が観たいと願いつつ

何気に覗いた骨壷が

夕日に染まって

血を流す。
振り返りもせずに愛は逝く
小さな誤解を積み重ねて塔のうえに登る
そこから遠望する世界を胸に抱いて
おびただしいビジョンを想い描いて

立ち止まりもせずに愛は逝く
高邁な殻を脱ぎ捨てて脱皮す ....
わたしは海の月
波間を漂うお月様の影です

仲間があなた達を刺すこともありますが
JAWSほどの脅威でもないので許してやってください

ときどきあなたがたの住む都市という
人工世界を ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13148)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ヘビメタTシャツ率の高い老人会に行く- 北大路京 ...自由詩815-6-11
黒い山- 片野晃司自由詩11*15-6-11
飛ぶ日_むらさき- 木立 悟自由詩615-6-10
約束- たもつ自由詩2015-6-10
終わりの始まりか…- 眠り羊自由詩1*15-6-10
- アリス自由詩315-6-10
風と共に念ず- ただのみ ...自由詩14*15-6-10
詩人の赤- 秋也自由詩415-6-10
おやすみ- アンテ自由詩115-6-9
うつけもののささえ/即興ゴルコンダ(仮)投稿.44- こうだた ...自由詩4*15-6-9
file:///Users/Documents/websit ...- nemaru自由詩1*15-6-9
元カレのTシャツで牛乳拭いている- 北大路京 ...自由詩1115-6-9
真夏日- たもつ自由詩1315-6-8
赤い靴のお婆ちゃん_____- 服部 剛自由詩415-6-8
日本の詩祭・朗読ステージ―町田康氏とのかけあいより―- 服部 剛自由詩415-6-8
笛の音- 服部 剛自由詩315-6-8
影踏み鬼- Lucy自由詩13*15-6-8
- ……とあ ...自由詩6*15-6-8
カタツムリ- イナエ自由詩18*15-6-8
雨模様- 殿上 童自由詩14*15-6-8
速い朝- nemaru自由詩1*15-6-8
恐怖と悲しみ- なをり自由詩4+15-6-7
木漏れて- 芦沢 恵自由詩16*15-6-7
紫電改- じぇいぞ ...自由詩115-6-7
長くも短くもなく終わりも始まりもまた- ただのみ ...自由詩18*15-6-7
眼鏡。/即興ゴルコンダ(仮)投稿.43- こうだた ...自由詩2*15-6-7
殺し屋のパラドックス- ただのみ ...自由詩14*15-6-6
眼鏡。- 梓ゆい自由詩3*15-6-6
振り返りもせずに- 梅昆布茶自由詩1215-6-5
海月通信- 梅昆布茶自由詩1615-6-5

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