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きみがクロと言うからわたしはシロと言う、どちらも七色からはみ出すくせにどうして白黒つけなきゃならないの。雨が上がって虹が出て、目を黒白させたきみは口を尖らせて、それを両手でつまんで伸ばすからアヒルみた .... 運命は変えられるの?
アリスは尋ねる

運命なんてありはしないさ
きみが夢のなかで存在するように

偏在する夢が現在という一点に
結ぶ露のようなものが人生らしいんだが

アリスは頷く ....
雨は綺麗だ
ひどくやみ上がった空はうつくしい
衣服が濡れて透ける
心までが裸になるのだ

終わり欠けの虹を見る
どこへいく
どこへいってもスマートフォンは繋がる
恋人からは逃げ ....
新しいばんそうこうを貼って
おもてに出たらば
白いクジラが通り過ぎて
桃も潰れていた

夏休み~
誰もいない家の中
パスタを袋の中で折って
折って折って
折って折って
普通に美味し ....
季節外れのブランケット
雨音の波を 遮断しきれない

少し薄手のブランケット
ほんの少し 体に纏わり付いて

―――午前二時、
雨を受け止める窓硝子は
淡く蒼い夜の色

寒い訳 ....
目覚めると光が降り注いだ
何ものも 邪魔しない
うつくしい朝焼けに
私の心はじりじりと音を立て続け
どこまでも形を失いそうだった

昨晩は
正しくない言葉が
海に捨てられて ....
オレンジ色のままでもよかったのにいつからか
あかね色になったあたしの空
いまでは茜音色と
私はたぶん気取っている
毎日想うあの夕空をもう一度見たいだけの
未練でしょうか
誰か何かに謝りなが ....
毛糸を無心した
小母さんに
なんにつかうの
あやとり
やさしく笑って毛糸玉
手に取って切ってしっかりと結んで
はい、って
六歳が一番ほしかった
あかい色の毛糸でくれた
バスのなかで羽根が舞う

バスが真っ二つになる

森林を枯れ葉たちと行く

アスファルトの山道を

白線がひび割れた山道を


殺人風が吹いている

個体から湧き出る個の欲だ ....
いいよ
傷ついたことないし
生まれつき鈍感で
たぶんバカでね
だから一度くらいは傷ついておかなくちゃ

だからいいよ
傷つけてもいいよ
好きなだけ傷つけなよ
それであなたの役に立てる ....
血圧が低くなっているのを
眩暈を起こしそうになって自覚する
照りつける太陽の下
息が荒くなりつつあるのを
必死に抑えて歩き続ける

冷たい水を全身に浴びたい
そんなことしたら凍え死んでし ....
天皇陛下が
なんか
自分の考えを(生前退位とか)
言っていた
すげえな
天皇陛下は
天皇陛下っていう
日本の今の
役職を
やっているんだけど
その役職をやっていて
ああいう発言を ....
雨が降るような降らないような
少し 降る ような
降らないような
雨が
砂丘の砂が乾いているような
すこしは
変わっていない ような (そうか)

祭りの陰で
トイレで
しゃがみこ ....
音がする
夕立の
音がする
慌てふためく
声が聞こえる
慌てふためく
足音が
雨の音にかき消される

無人の道に
雨が叩きつける
地上にたまっていた
堆積物を弾いて
空中にま ....
くにやぶれて山河
みわたせばひとが
出国のゲートを過ぎて
感じる庇護のかけら
菊の花が咲く頃まで
には、きっと帰りましょうね

私たちにこんな日が
くるなんて山の日が
くにやぶれても ....
【紙屋町界隈】

ここには来れないあなたを
さがしています
わかりやすい たいどで
わかりやすいことばで
さがしてみます

街のあちこちにカメラを設置し
あなたの陰を
さがしてみま ....
貴方の声が
虫のように耳もとにささやき
私の皮膚を穿孔して
血管の中に染み込むと
私の血流はさざめき
体の奥に蝋燭を灯すのです
貴方のだらしのない頬杖も
まとわりつく体臭も
すべてが私 ....
黒い、毛の長いねこを飼っていた

みんなもらわれて
のこった一匹は
白くないしオスじゃなかったけど

玄関に出てきて見上げた
ママに「飼おうよ」って言った

味付け海苔がだいすきで
 ....
ほそく か細く 連なっていくかのような糸が
ゆっくりと 紡がれて
袂を 分かつかのように
空に 唾を 吐きかけた

突っ掛けも できず
すっ転ぶほどまでには
凍結も しておらず
 ....
大好きな あーちゃんの ほっぺたが
余りにも やーらかかったので
触ってみたいな って
そう 思って

取っ掛かりなんて
いつだって
そんなふう

耳元を さわっと吹く
やさし ....
ふと
遠くはなれてしまった人の姿が
無造作に表れてくる
胸の底が熱くなり
息が気にかかる
この頃は生きていることに感謝もしなくなり
死んだように生きている実感もわかない
た ....
俯いて下町の路地
久しぶりのスニーカー
探しているのは石っころ

謂われなくとも蹴っ飛ばしたい
謝らないよ
石っころ
明かりの少し落ちた町で暮らしていたとき
身近にいる友だちと会うことがなにより恐ろしかった
だからこの街に引っ越してきたときに思った
あの人もあの人も果ては両親さえももう誰もいないのだと
 ....
桃色の薔薇が咲いた
可憐な少女のようだと目を細めていると
ワタクシはサザンカだ、などと言う

クールな目元は 
棘の或る馨しさ そのものなのに
否 と 応えるから 不思議だ

 ....
「食べる」

早朝から釣りに行った夫が、すずきを一匹釣ってきた。
君は大喜びして、おさかな、おさかな、と言った。
水面をパシャパシャとのたうち回った姿はまだ想像できないかもしれない ....
「太陽の寿命は100億年くらいです」
「ニュージーランドも核攻撃を受けることがあります」
「エレファントインダルーム」

あたしたちの体は原子によって作られています
ノートや鉛筆星や銀河に至 ....
おつかれさまです。昨日は本当にすみませんでした。何となく二次会のメンバーに含まれている事は察知していましたが、あまりにも眠く、且つ しんどかった為、先に帰れる遠征組のタクシーに無言で乗り込んで、気づか .... ふと、
暮れたはずの西の空を見ると

黒ずんだ灰色の
大きな柱があった

夜の柱だ。

柱の上にはだいだい色の帯がある

こうして徐々に、
夜におおわれてゆくのだ

通りには ....
子どもいるから夜中にロイホとかでお茶できないの
けっこう不自由だけど
まあいいよ
でもこうやって
たまに話せるといいね

シングルマザーだから
厳しいっすね正直
え、マジ知らなかったす ....
ダイ
アポストロフィー
感情で生きている男が
振り上げたギターを
バスドラムに投げつけて
そういうものを見るたびに
嗚咽や時には吐瀉物を
漏らしたりしたものだけど
裏切り者のような
 ....
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13152)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨やみ上がり虹のハシまでいと電話するすると吐く恋人のサギ/即 ...- こうだた ...自由詩4*16-8-21
アリスの夢- 梅昆布茶自由詩516-8-20
雨やみ上がり虹のハシまでいと電話するすると吐く恋人のサギ- かんな自由詩10*16-8-20
a_new_wwworld- ふるる自由詩8*16-8-18
八月のブランケット- 葉月 祐自由詩2*16-8-18
綺麗な言葉だけを身に付けて世界を歩けばいい- かんな自由詩4*16-8-16
あるいはそんなようなものへ- もっぷ自由詩4*16-8-15
微震- もっぷ自由詩3*16-8-15
殺人風が吹いている- 吉岡ペペ ...自由詩216-8-15
いいよ- もっぷ自由詩2*16-8-15
誕生日には- 坂本瞳子自由詩4*16-8-15
ええと2- オイタル自由詩216-8-15
雨が最近_降りません- オイタル自由詩216-8-14
夕立- 北村 守 ...自由詩516-8-14
こんな日が(ゴル投稿修正版)- 高橋良幸自由詩116-8-13
紙屋町界隈- るるりら自由詩10*16-8-13
あな_二篇- 山人自由詩16*16-8-13
友だちのねこはどこ?- ともちゃ ...自由詩716-8-11
さけとばのよる- 藤鈴呼自由詩1*16-8-7
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カノープス- アラガイ ...自由詩13*16-8-6
スニーカー- もっぷ自由詩3*16-8-5
あの町とこの街- かんな自由詩4*16-8-5
岩肌に咲いたハート- 藤鈴呼自由詩1*16-8-4
息子という君- かんな自由詩9*16-8-4
エレファント- モリマサ ...自由詩2*16-8-4
本当にすみませんでした- nemaru自由詩5*16-8-4
夜の柱- 森の猫自由詩6*16-8-2
夜中にロイホであたしは君と話したい- うめバア自由詩716-8-1
- ピッピ自由詩316-7-30

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