すべてのおすすめ
空の 青さだとか
雲の 白さだとかを 知らないと

闇が 黒いってのは
分からない

私の中の ブラックホールへと
誘われた 言葉たち

どの絵具を掛け合わせれば
 ....
私は幼い頃早口で
軽いが、どもることがあった
母親でさえ、聞きなおすことがしばしばだった

さすがに長ずるにつれ、本人も自覚して
早口をおそくするように心掛け、発声に気をつけて
治そうと努 ....
橋の上から見る
川面で散乱する夕焼け
街を塗りつぶして

僕は染められながらも
混ざることはできない

帰る場所はあるけれど
根無し草である感覚は
未だ心の大部分を占めていて

 ....
CDを冷やしているのか シャワーが出るほうへひねってしまった 誰も手をつけないハート型のクッキーがある 3年前の3月11日にり・ぼーんした
横浜・野毛のジャズ喫茶・ちぐさにて
「詩とジャズの夜」というライブをやることにした。

店長の島さんを「マスター」と呼べば
「マスターは今もあの、おやじさ ....
人生を下手投げ ロマンスの神様も去年死にました 朝 目覚めたら
鳥の巣箱の中にいた
市会議員選挙の告示のニュースが
母屋の方から聴こえてくる
体を起こし 何となく上を向いて
首を伸ばしてお口をあんぐり
母がテントウムシを口移ししてき ....
小説家としてデビューしたのに政治家と成つて死ぬ。
其う云う生きかたが格好良く想わるるか、又は
其うで無く想わるるか。

何者として在つたとしてもダセーもンは、ダセーわなァ

とは云え基 ....
おこる人は キライですか
キライな人ほど 好きになろうと

努力しますか しませんか
どうでも いいのですか

キライな人から 逃げ出したなら
そこは あなたワールド

誰も ....
郊外の田は収穫のあと放置され、新しくイヌビエがすでに生い茂り、晩秋の季節特有の屈強なアメリカセンダングサが雨に打たれている。
ときおり雨足は強くなるが、大雨になることはなかった。
雨はすべての世界 ....
幾重にも
連なってゆく
痛みの無言に慣れてしまう
その痛み

それは
誰にも明かせないから
誰もがみんな
重たく齢を
重ねる


褒美のような光の背には
忘れられ過ぎた美 ....
きみの定位置
母さんのあぐらの上
(名付けて母さん座椅子)
父ちゃんが帰ってくれば
父ちゃんの腹の上
(名付けて父ちゃんベッド)
ばあちゃんちに行けば
ばあちゃんの後ろ
(名付けてばあ ....
温かいご飯
温かいお風呂
温かい布団

この三つは
心まで温めてくれる

寒い冬の夜
わたしは寝る前に
下布団とシーツの間に敷いた
電気毛布のスイッチを入れておく

しばらくし ....
あの世はこの世の一部なんですね、お義父さん かあさんの
みずたまもようのワンピース
あれ、手作りなんやでって
こそっと打ち明けた
キヨちゃんが
ほんま? すごいなー
でもどこからが手作りなん? って
イケズゆうから
どこもかしこ ....
ひげ ひげ ひげげ

しぶといな

まいにち まいにち はえて

てまえの かおなぞ おもちゃのように

どこかで いつか みたような

ちょびひげ などに してみて あそべ

 ....
君は君自身のためにルールをたくさん作った


例えば 
本を読むとき

君は一度開いた目的のページを
わざわざ1度閉じてから
再びゆっくり開いて本を読み始める


例えば
朝の ....
母の胎に宿ったあの日から
天の両手につくられている
あなたは世界に一人の、彫刻です

遥かな空の青さの中に
薄っすら透けた天の両手は
黙った姿で、待っています――

いのちの全身を、震 ....
米びつから米をすくいあげていて
底になにか引っかかるものがあると思ったら
しなびた腕がいっぽん
計量カップのふちに指を引っかけていた
取り出してごろりと畳に投げ出した それ
黒ずんだ腕はいつ ....
「上司も部下も 親も男も みんなクズ」
其れが 彼女の 口癖

何時だったか しおらしく 項垂れる姿を 目撃したので
思い切って 聞いてみた

「どうか されたんですか」
そ ....
肘が腫れた
誰かに肘鉄砲を
食らわしたわけでもないのだが
発熱したのでさすがに怖くなって
病院へ行った

かなり炎症してますね

頬杖をつくのが癖なので
おそらく妄想を巡らせてい ....
「死ぬ時は一緒だといいな。」

お風呂上がり
キミの髪を拭く私に
突然キミはそう言った。

「でも、もしボクが先に死んだら
天国の入口で ずっと待ってるから。
だから お母さん
もし ....
帰宅した父から硝煙反応 かんかん光る
かんかん踏切
かんかん降りる遮断機の
かんかん赤い光の点滅

その先線路を
飛んで行く
暗闇の中
急行電車が
飛んでゆく。

かんかん手を振る二歳の息子
電車を見 ....
人生のマラソンだ 
なんて 言いながら

あなたが 
手を広げて やって来る

私の 目の前で 
ゴールテープを切る

縁は 繋がり 
途切れること 知らず

掛け違えた タス ....
私は数年間とある国家試験の浪人をしていた。朝、まだ日も昇らない頃に起きだし、蛍光灯をつけて教科書を広げひたすら読んでいく。体力が充実したら定期的に答案を書いていく。それは望ましい地図を作る作業 .... 手毬とよく似た
日輪の影

不浄を仰ぐやわらかな羽

いつか、どこか、で
お会いしましたか

生まれたばかりの蓄音機
あおばさんの自由詩おすすめリスト(13148)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
闇の黒さ- 藤鈴呼自由詩4+*14-1-26
きゃりーぱみゅぱみゅが、上手く言えない- 小林螢太自由詩20*14-1-26
橋の上から- kauz ...自由詩414-1-25
CDを冷やしているのか- 北大路京 ...自由詩414-1-25
シャワーが出るほうへひねってしまった- 北大路京 ...自由詩714-1-25
誰も手をつけないハート型のクッキーがある- 北大路京 ...自由詩414-1-25
モ・ガンボセッションを、聴きながらーちぐさにてー__- 服部 剛自由詩414-1-24
人生を下手投げ- 北大路京 ...自由詩414-1-24
ロマンスの神様も去年死にました- 北大路京 ...自由詩414-1-24
遠雷- 壮佑自由詩31*14-1-24
せいしょくしゃ- 鈴木陽一 ...自由詩414-1-24
怒る人- 藤鈴呼自由詩3*14-1-24
帰化植物- 山人自由詩9*14-1-24
影うた- 千波 一 ...自由詩314-1-24
ていいち- 小原あき自由詩9*14-1-24
【_極楽_】- 泡沫恋歌自由詩19*14-1-24
仏前にて- 小原あき自由詩214-1-24
授業参観- そらの珊 ...自由詩18*14-1-24
しぶとさ- ドクダミ ...自由詩314-1-24
君が作ったルール- ichirou自由詩9*14-1-23
天ノ両手- 服部 剛自由詩614-1-23
うで- 春日線香自由詩11+14-1-23
出来る女- 藤鈴呼自由詩3*14-1-23
診察- nonya自由詩22*14-1-23
約束- hiroto22自由詩6*14-1-23
帰宅した父から硝煙反応- 北大路京 ...自由詩614-1-22
踏切- ……とあ ...自由詩21*14-1-22
もういっちょ- 藤鈴呼自由詩1*14-1-22
地図- 葉leaf自由詩514-1-22
金糸雀- 千波 一 ...自由詩314-1-22

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