ああ、みえる
銀線、無数の半透明
見える、視える
降りしきる雨、
ああ みえる

  *

静まりゆく肉に
心は落ち着き
委ね預ける時、
進行の裂け目が
垂直に開く

なに ....
沈黙の朝に静かに蟹沈む


句読点たちを河原で集めてる


得体の知れない液体への期待


世迷い言 予言名言謎めいて


寂しさを大事にしまう雨の指
母を思うと
いつもおだやかな顔が浮かんでくる
黙々と大地を耕し種をまき作物を育て
三人の子どもを育てた
どんなに親父が口荒く言おうとも
大地のように耐えた
冬寒く夏暑いこの地で
貧しいな ....
僕は親父が大の苦手だった
農業一途の働き者だったが
説明しない人だった
子どもの頃仕事中によく怒鳴られたが
そのわけを説明しない人だった
怒鳴られたわけがわからなかったので
いつも僕は不安 ....
 裂けめ


豊かな人たちが
膨らむ泡みたいに
いずれ消えさるという
真心を疑い
問いを費やし

夕ぐれに貼れたラジエーター
舞ってるのかい君は
煙膜につつまれた雪片
見晴らし ....
タクシーを止めるのが
下手だったから
君の街まで
歩いて行こう

デパートのマネキンが
指差す方を
何となく信じたい

抱えた花束が
似合う場所を探して
記念写真を撮りたい

 ....
夜の田んぼは湿気た匂い
刈り取られた稲穂から
また柔らかな葉は伸び
もう実はつけない
水にめだかは見えない
でも蟹なら隠れられる用水路に
柵はなく、落ちて命をなくさないでね
「夜にも天気 ....
その日わたしはどうしても部屋のライトをつける気にならず、小さなテーブルの上の灰皿に蠟燭を置いて火をともしていた、そうして、ソファーにもたれて南米のリズムのようにゆったりと揺れる火を眺めていた、脚を .... マリア
君と出逢ってしまった。

マリア。君との出逢いは奇跡。

マリア。君は海。

マリア。君は海の水平線。

マリア。君は水平線に浮かぶ小舟。

マリア。小舟はきらきら眩しく ....
真っ逆さまに落ちていく
真っ逆さまに舞い上がる
地平を水平を方向を失う

ただアオ、
一面の青、

広がって

進む時は裂け
在るもの 異様に浮き上がり

突然出現する赤ん坊の ....
悲哀がトグロを巻いている
酒も飲まずにやっかいなやつが
これ見よがしの独白を不幸が笑う
瞑ったまま見通し脳内で溺死する

斜陽を浴びて滲む色すらない
沈黙の唇はただ冷たい
獣の思弁よ
 ....
生きるために生きる
生き物である私は
あるお方のおかげで
人間に戻ることが出来た
私にも善悪とその他がある



大丈夫大丈夫
と自分に
言い聞かせる
曇りという字の
雲の上に ....
ささやかな雨は降り
こまやかな雨が降り

時は溶け
時は進む

あなたは在った
あなたは消える

あなたはいない

軽々しく生きて
重々しく生きて

あるもの在る、 ....
神経が



















 ....
虚空を見つめる
あなたの眼差しが
まるで異星人のよう

わたしには余り時間が残されていない

在るものを凝視しながら
進む時を生き
在るものの輪郭を確かめながら
肉体に滞在し

 ....
柔らかさから 数えられる
甘くて暗い音色が好き

欠けてゆく 微かに
シンバルに似た月が好きで
砂丘の向こう
足ふみならす鬨の声
青空にぽっちり
あらわれる 黒点が
道にあふれる
 ....
窓の外のそらはどんよりしていた。
インドのモンスーン由来の雲が流れ着いたらしい。
「光のない練習曲」を聴いている。
ポップに弾けて
落ち込む必要ない
突き破った、
突き抜けた、
肉に悶え肉と苦悩し
極北の荒れ地にて
砂場で遊ぶ子供、
離れていく
別れていく
夢中で明るみ


弾ける笑い
魂 ....
はらはら バラバラ
落ちる気分、
ゆっくり ゆっくり
持ち上げて

今日の朝に、この時に

光の中にひたりゆく
光の海をおよぎゆく

打ち寄せる波、開ける青、

艶やかな黒髪  ....
地平線を
コンガリと

おいしそうに焼きながら

燃える太陽が
今朝も元気に昇ってくる

太陽の正体を
最も感じさせてくれる

朝夕の
ほんのわずかな時間

太陽の正体を
 ....
なしなしの
うちで少しは
あり探す
多忙なウサギの
あとをついてき

アリスなら
同じ数字の
トランプも
個性見つけて
付き合えるかな

脳内が
AI化するにつけ
環境は
 ....
夜よ、夜よ、夜よ、夜よ。

夜のとばりの中へとわたしを、
連れて行っては、くれやしないか?

夜、風切って、走った、むかし、

走りながら、どこまでゆけば
夜のとばりへ ....
 
  

なまたまごを
グシャッて割るように
こころを裸にされてしまった

ひとすじ、
流れ落ちたのは
悲しみを無視して
終わりにしようとして
笑ったとき。

その唇、
 ....
このあおくうつくしい一日に

イメージ、
内部から現れ

捉え結ばれる言葉、

移り変わる呑気な時に
垂直の打刻を喰らわす

瞬間、

命は苦痛と共に
震え温まり

揺れ ....
真っ白な
画面に向かい、
言葉 打つ

美しい、天空の青に包まれ
今日という営み 始まった

画面に向かい 独りに凝集し
私という生、あって
熱、沸き立ち
浸透する 肉に

苦 ....
雨は降らないから
マニキュアを塗る

誰にも見せない爪を
どこまで研ぐべきか

痛々しくても
一日が終わるまでに
新しい人になりたい

青い爪を乾かして
今日初めて
空を見たよ ....
すみわたる水色
アルルの跳ね橋
輪はひろがってひろがって
川面に輪は
波打ちながら広がって
すべて一体に自ら保ち

水色、降って
降り注ぎ
わたしはいるよ、
ここにいる

 ....
○「結婚·離婚」
結婚しない人たちが増えている一方で
離婚する人たちも増えている
シングルマザーとかバツイチとかに
驚かなくなった
子どもが三人いても離婚したり
姉妹三人とも離婚したり
 ....
青空が破れるような暗闇にふときづいたのは別れのあくる日


黄昏の風が鋭く首すじを切りつけるよな初めての街


ほほえみを忘れたころに斜めから好きとか云うから泣きたくな ....
本当の破壊衝動はいつだって自分自身のはらわたに届く衝撃を待ち続けているものだ、それが芸術の本質だと言ったらお前はどんな顔をするだろうか、そこにどんな答えがあろうと俺の認識が歪むことはないだろう、な ....
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