転ばないよう気をつけて歩いた
人生は長い長い細道だから
人はいつから踵を付けて歩いているんだろう
早く恋を知りたくて
だけど愛はまだ要らなくて
先に月に向かった貴方が寂しくて死んでしまわない ....
哀しみの声が
何処までも伸びていくとき
限りなく独りで
魂の神聖な場所へ
融合する
明日、土の下に
埋められてもいいように
深いあこがれを抱いて
壊れた肉体の神経感覚系に
復讐し詩の ....
僕は結婚して長い間女房は
屁をひらない女だと思い込んでいた
しかるに今は
僕の前でも「ブー!ブー!」やっている
「ああ!すっきりした」などと言って
恥じらいもなにもない
ここまでゆるんでし ....
ああ
今日もまた
私の微笑みを見ようと

大勢の人々が
この美術館を訪れる

謎の微笑み
なんて言っているけど
これが笑わずにいられようか

大笑いしたいけど
淑女としては下品 ....
わたしたちは歩く
可笑しなことはないのに
となりできみが時々ちいさく笑う
(なにか間違っている?)
でも訊くことなんかできない

わたしたちは黙って歩く
おおむねすべてのひとたちは
 ....
むろんとーぜん、してますよ
よふかし

駆けても、走っても、跨いでも、いませんし
したら必ず幸せになれるって訳でもないののに

しちゃってますよ、
よふかし


いまが人 ....
虫が鳴いた夜も
星が輝いた空も
闇の中は眩しかった

手ぶらで歩いたから
光を抱くことが出来る

人の重さより儚くて
振り返る時は
愛を探して

どこかへ
帰りたくなる

 ....
砕けた光 秋の匂い
五感は透けて
感傷の古池に浮かんでいた


黒光りする虫をつかまえて
ピンで留めてみる
不器用にもがいていた
鋭い大顎も暗器のような爪も
ただの装飾へと変わってゆ ....
○「仲秋の名月」
今日は仲秋の名月
お供えは何もないけど
酒でも飲みながら
名月をのんびり眺めて
コロナ鬱を晴らそう

○「自己流」
僕は詩も自己流です
自己流が気楽で自分に合ってい ....
亡霊どもの集まる夜を待って、冷えたジンの酔いと性格の良くない音楽、クルーエル・ワールドに迷い込んだ、美しい世迷言と意味の無い羅列のパレード、心臓が不規則に血液を飲み込んでは吐き出す、人生の意味なん .... 複雑な格子模様が錯綜して
意識は奥まり広がり響きの舞台となり
哀しみや歓喜や憤怒や悔悟や驚きや郷愁や絶頂や
あらゆる感情が暴露され晒されていく

  *

遠い村の遠い海で
一日中泳ぎ ....
歳なのか
夏バテなのか
毎朝眠い
気がつかぬ
いつどこなんで
目が覚めるのか

朝マック
整えるのは
ライムとリズム
ビックかな
重ね重ねて
ついでなのかな
彼女は誰かが楽しんでると
もう、辛抱ができない
あれって何が楽しいかわかんないの!
コップを叩きつけて
ミルクのこぼれたテーブルにも悪態をつく
”なんだか毒みたい”

彼氏は上の空で ....
うすぐもり
ベランダから
なにを見ているんだろう



それとも

ひとだけに
不自由がはびこる

気づくと
いつ死んだかわからない
カタツムリの
はりつめたよ ....
暗く湿った歩道
街灯の灯りに照らされて
所在無げな影が時折長く伸びる
ゴム底の足音は小さく
重さを感じさせない

薄暗い公園の前で
ほんの少し立ち止まる
何かが気になったのか
そ ....
傾いた沈黙を落下していた
喉が黒くなるまで回りながら
部屋と丘を繋ぐのはひかりの澱
落ち葉の形をした唇が震えながら捕まえる

どんな苦労を積んでここまで無口になったのか
愛する人との別れを ....
見上げてる、言い訳よりも高いビル
空が似合えばいいのにせめて


カップ持つ見慣れた仕草、指先の
とまり木だった、旅立ちだった


少しだけ、ほんの少しだけ九月から
淋しい風が吹くは ....
 

罪の震える夜でした

街はしじまでその路地に

猫がみゃぁ〜と泣きました

星も降らない秋の鈴

どこで鳴るのか胸の奥

今夜こんなに光る月

罪は震えて紅葉色

 ....
理由もなく
ただ休みたい

生活の音を
聞きながら

ゆっくりと
過ごしたい

パジャマのままで
目玉焼きを作るから
僕の代わりに
世界を見て来て

薄っぺらいパンに
寂 ....
腰の曲がったおばあさんは
下から世界を見上げます
澄んだ眼で街行く人を見つめます
そしてひとりゆっくり歩を進めます
生きる静かな執念です

腰の曲がったおばあさんは
昼間ヘルパーさんに家 ....
キッチンの茶色いテーブルの下を
小川が流れます 黒い水
ちょっとおかずをね
落としたから
(母さんの作ってくれた
 お煮物のほぐしたの)
足元に小さな魚が集まって
たいへんです
箸で掬 ....
陽だまりに七つの罪と添い寝して
このうちどれが私を救う?

何度でも好きだと言える友だちの
後ろカーテンゆらゆら揺れて

口癖も忘れて次は中指で
眼鏡を直す角度を消して

空っぽの容 ....
糸で吊るされている
そうして自分の涙も拭えない
そんな大人になってしまった

操り人形にしようとする者なんて
最初からいなかった
貴女も

自分の足で歩くのは
こんなにも楽で
こん ....
あの、もと運動部特有の、「皆で同じ方を向いて同じように頑張る」みたいな考え方あるじゃない、いや考え方っていうかもうただのクセみたいな感じなんだと思うんだけど、もう思考の領域じゃないようなさ、ああい .... 海底の都市から見上げた空に
着水する紙飛行機が
ひろげる波の敷布と
雨だれがからむ

おおきな口で
迫るもの
不意に肩をだきすくめる
水草の気配
ここでは誰もが作曲家だから
ことば ....
私はきみを見つけられない
運動会で
通学路で
秋の遠足で
みんなおんなじ格好
赤いスニーカーだけが目印

毎朝、玄関で
ギーギー鳴らして靴紐をしめる
ダイヤル式のスニーカー
みんな ....
幻想の庭に咲く
赤々と艶やかな大輪の花を
呪い殺すように千切って
淡い光跡を残し貴女は沈む
深く澄んだ泉の底へ
湧き出る清水はこんこんと
幻想の庭を打ち壊し

なにが訪れたのだろうか
 ....
雨があがると見つかる落ち葉は
いまにも崩れそうで
そらの葉脈を
懐かしく見上げる
古墳の町で食べたたこ焼きが
まるくなる瞬間
わたしの壊れずにいる肺もいつか
ことばを持たないもの達にふれ ....
八宝菜かけてあんかけ焼きそばに

足りないぞ僕にはそれじゃ他の物

五目飯焼き鯖つけてビールくぃ

ハンバーグ鮭のムニエルハイボール

夏さらば冷やし中華が老い送る
時刻版
何故か懐かしい
青春の
一心不乱を
読み解いている
朧月夜さんのおすすめリスト(4092)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
月兎- 妻咲邦香自由詩222-9-11
アヴァロン~すべての病んだわたしへ- ひだかた ...自由詩322-9-11
女房の屁- ホカチャ ...自由詩2*22-9-11
モナリザの告白- st自由詩322-9-11
羊雲- 自由詩16*22-9-11
中秋の名月の、「よふかしのうたぁ〜♫」- 秋葉竹自由詩122-9-11
その先へ- ミナト ...自由詩1*22-9-10
魔鏡の焦点- ただのみ ...自由詩1*22-9-10
独り言9.10- ホカチャ ...自由詩1*22-9-10
リアリティ・バイツ- ホロウ・ ...自由詩2*22-9-9
音楽の光景- ひだかた ...自由詩3*22-9-9
2022年9月9日(旋頭歌)- 足立らど ...伝統定型各 ...222-9-9
どっちも狂ってた- 竜門勇気自由詩2*22-9-9
薄い殻- 自由詩11*22-9-9
時が溶ける- ホロウ・ ...自由詩2*22-9-8
ひとの_こころ- soft_machine自由詩222-9-8
頑張って書いてみました。- 妻咲邦香短歌122-9-8
今夜こんなに光る月- 秋葉竹自由詩222-9-8
無言の朝- ミナト ...自由詩1*22-9-8
腰の曲がったおばあさん- ひだかた ...自由詩4*22-9-8
キッチンの茶色いテーブルの下を- オイタル自由詩3*22-9-8
もっと書いてみました。- 妻咲邦香短歌222-9-8
_- 小原あき自由詩222-9-8
Let's_roll- ホロウ・ ...自由詩1*22-9-6
海底の空- soft_machine自由詩322-9-6
赤いスニーカー- 小原あき自由詩3*22-9-6
幻想の庭- ひだかた ...自由詩322-9-6
雨あがり- soft_machine自由詩222-9-6
平日ローテーション- りゅうさ ...川柳322-9-6
2022年9月6日- 足立らど ...短歌222-9-6

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