すべてのおすすめ
僕のことばが偽物だという
君は本物だろう
君が笑ってるなら
偽物でいいと思う
唇のはじから放電された言葉が
穴の開いた心には帯電されず
熱を発することもない
君も偽 ....
一昨日のテレビで
はじめてその意味を知った子供が
二時間半泣き続けて寝た
男は泣き顔を見られちゃだめなんだ
と言いながらも
その子が愛しくて仕方がない
生きて行くと
心や脳にいくつも ....
ソメイヨシノはクローンです
ソウルにも
ワシントンにも北京にも
同じように咲く
その花が
サハラにもチベットにも咲けばいいと思う
咲くその夜のために
酒を醸め
誰の杯も乾かさぬよう
....
そのなだらかな 坂 の
おりても のぼっても やがて
おんぎゃあ って 聞こえる の
誰もの昼を飲み込んで溶かして 初めて
夜というものになったのだということを
寝顔の君 ....
僕らの明日はどっかにつながってるんだ
さよならなんて言うもんか って
鳴きつづけてぱたりと絵本が倒れるように
さよならとくじらが言った(ように見えた)
さよならと機関車も ....
ひとりで飲み屋に入る今日の幸せが
奴さんだったりトマトさんだったり
糠漬け様だったり
ラビのパンの話を覚えている
僕もポケットに
ときどきにぎっている気持ちがある ....
微分したキャンディーは溶けて
積分した気持ちは夕焼けに
またひとりの友が溶けてなくなった夜に
泣き屋はパンを返してくれた
そのパンは固くなってしまって
食べるには自分の ....
そんなことありえないって言いながら
しゃがんで花火をするローライズの腰から
見えちゃってる果汁100%
東京にもこんなに静かな夜の場所があったの
という思いが油っぽい湯 ....
このメニュウ
先生の部屋の座卓に置いてあった原稿用紙に
書いてあったこととそっくりだ
わたしにはぉろしあ人の血が混ざってるのよ
と言って出してくれるぼるしちは
いつもぬるい
....
イカのものすごいとこというのが
君にとってどこまですごいことなのか
よくよく聞けばイカの耳も使うとか
ビールと合うのかなと言ってるそばから
くさい くさいといいなが ....
波の音は おーい って
波の音が おーい って
小舟の陰では カサカサ って
おはようはいつも新しく
おやすみなさいはいつも優しく
休日の陽射しがとても穏やかでも
....
魚屋の前ではきっと
夕焼けが足りないと
うつ向いてしまうのだろう
戻って来た理由もどうでもいいので
僕も
ほんとにくさいと笑って食べた
世界の全てが ....
みんなおらっちのこと「さんらー」ってよん
でるけど、おらっちにはもっとちゃんとした
「せいとく」っていうかっこいいなまえがあ
るのに。でもかんじはかけないからさ、「さ
んらー」でい ....
五反田へは品川まわりの方が早いけど、君を
思いだすために、久しぶりの家並みを見なが
ら。今の僕には、池上線がちょうどいい速度
で。君と出かけた日、洗足池で降りだした雨
は五反田で本降 ....
土の中の箱の中に
しまい込められた
あの頃の未来の絵は
もうとっくに
古くさい世界で
そう
あなたはとっくに
幸せになってるはずだ
風の知らせで ....
ちいきをまもる
ぐりりとぐらら
りんせんたいせい
すいかのもよう
ちゅうかんかんりの
ぐりりとぐらら
りそうのゆめは
すぐそこなのに
ゆめのような
うつつのような
....
我が家では
いただきますの後
ニャー と号く
あの日から
そうしてる
魚屋さんには夕陽がさす。それは、雨が降っ
ていても、モールの中でもかまわずに。その
匂いの中に ....
まだ
緑の生い茂った頃につく花梨の実は
毎年のように
手が届かないところについていて
酒に漬けると美味しくなるとか
蜂蜜を加えたら喉の薬になるとか
はす向かいのKさんは毎 ....
水を引き 平城山宵の 月を溶く
谷田平田に 降る人の声
みずをひき
ならやまよいの
つきをとく
たにだひらたに
ふるひとのこえ
石上 其の稲穂に 乗り移る
現 ....
その朝が来ても
その明日が来ても
代わり映えのないことよ、
と
目をつぶってら
急停車すると
鉄の焼ける匂いがするのね
そんなふうにして磨り減りながらも
あの時のあの人を止めていれば
よかったのかな
もう帰れないのか
生きているのか
上りきった ....
先の夢/机の上に/長い間そのまま/
雲の隙間/照る光に沿っている
せんのゆめ
つくえのうえに
ながいあいだそのまま
くものすきま
てるひかりに ....
さてもさても
今宵も意味のないものを書いたか
と自問してみると
どこかから
そんなことはないよ
と聞こえてくる
耳鳴りだろうか
そうかそうか
捨て置け捨て置け
思いながらも
....
たんたんと
こころのおきばしょをさがすために
いきてきたわけじゃないのに
あいらくも
たんたたんとやられちゃ
もうなにもかも
あぁ
そんなことのために
ことばが ....
あたかも 森が海を恋しがるかのように
僕たちは
いつかはそこにたどり着けるのか
僕たちは
いつかはどこかにたどり着いてしまうのか
あたかも森が海を恋しがる ....
穂渡りの君が
口笛を吹く
錦糸町にお蚕さんの面影を重ねてみる
ほら
そんなふうに季節を忘れた町に
探している何かを求めている
探している
穂渡りの君が
嘘をつく
....
1
コミケの意味さえも知らずに、そこでは生身
のラムちゃんが見れると聞いたのもので。中
味も知らない冊子を所定の場所にドンと置く
と、待ってましたとばかりに、とは言え、一
言 ....
その二枚か三枚かの舌が造る世界が
あなたには本当なんだとしても
私には無縁の世界で
{引用=窮屈そうな
言葉たちをほどいて
その向こうの空を見る
さよならさえも言えない
あの人は ....
頬杖が似合うようになったら
ここにおいで
と
贋物たちが微笑みかける
ごめん
まだ
もうちょっとだけ
真実とやらを見てくるよ
ふりかえるな
ふりか ....
1
そして今僕が見ているのは
雲から降ろされる光のはしご
指から零れ落ちる
2
あの日の雨は
もう降らないのかもしれない
もう降っているのかもしれない
....
朧月夜さんのAB(なかほど)さんおすすめリスト
(37)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
偽物の光と影をかりにゆく
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AB(な ...
自由詩
4
25-1-3
風待ち
-
AB(な ...
自由詩
9
24-12-9
ガザにも、テルアビブにも
-
AB(な ...
自由詩
4
24-5-13
okaeri.com_61-70
-
AB(な ...
自由詩
5
23-12-23
sayonara.com_61-70
-
AB(な ...
自由詩
9
23-12-20
gastronome_51-60
-
AB(な ...
自由詩
4*
23-12-4
gastronome_41-50
-
AB(な ...
自由詩
5*
23-11-30
gastronome_31-40_
-
AB(な ...
自由詩
4
23-11-27
gastronome_11-20
-
AB(な ...
自由詩
3
23-11-24
gastronome_1-10
-
AB(な ...
自由詩
3
23-11-21
okaeri.com_41-50
-
AB(な ...
自由詩
3
23-11-18
okaeri.com_1-10
-
AB(な ...
自由詩
6
23-10-23
さんらー_は_(散文詩_10)
-
AB(な ...
自由詩
3
23-10-1
帰る_(散文詩にしてみました_4)
-
AB(な ...
自由詩
7*
23-9-1
入道雲
-
AB(な ...
自由詩
7
23-8-5
虫送り(チグリス_チグリス_ユーフラテス)
-
AB(な ...
自由詩
10
23-7-29
お魚くわえない猫
-
AB(な ...
自由詩
12*
23-6-28
夕焼けが足りない_4_(枝垂れ)
-
AB(な ...
自由詩
7*
23-4-4
岩躑躅_いはつつじ
-
AB(な ...
伝統定型各 ...
8
23-2-24
変身
-
AB(な ...
自由詩
3
23-2-23
もう触れることもない
-
AB(な ...
自由詩
5
23-2-17
もう少し、野辺に背を向けて
-
AB(な ...
自由詩
7
23-2-9
あいわず_1_より
-
AB(な ...
自由詩
6
22-12-20
かがりぬい
-
AB(な ...
自由詩
6
22-11-4
ゴル四題
-
AB(な ...
自由詩
2
22-7-22
穂渡り
-
AB(な ...
自由詩
8*
21-11-24
Egg-Lab-Mates
-
AB(な ...
自由詩
9*
20-1-24
鏡(回折格子、格子)
-
AB(な ...
自由詩
3*
20-1-19
ミシガン・レリックス_4
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AB(な ...
自由詩
2
20-1-10
フラグメンツ_カタログNo.1~30
-
AB(な ...
自由詩
7*
20-1-6
1
2
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