「あなた自身、自分では気づいていない暴力性を持っている」

ある占い師に言われたその言葉が、
私を救っている。

「自分が他人にどう思われているかについて不安になり、
他人との交流や人前で ....
眠りの
夢の
底割れ
目覚めるモノ
輝く尖塔を壊し
ジクザクに走る力線
煌めく城壁を巡り
スイチョクに伸びる力線
開いた瞳から触手伸び
掴み取る、掴み取る
掠め現れる無数の影を
 ....
{引用=声の肖像}
どこかで子どもの声がする
鈴を付けた猫がするような
屈託のないわがままで
なにもねだらず行ってしまう

風がすまして差し出した
果実は掌で綿毛に変わる
ぱっと散った ....
シルエットのほうが美しい

とでも
言いたそうに
絵画のなかで

熱心に
シルエットを見つめているのは

シャルロッテに恋をした
ゲーテという詩人

若き乙女の
可憐なシルエ ....
○「標準値」
老化するということは
標準値からはずれていくということなんだろう
血圧、血糖値、尿酸値、体重など
検査するたびに
あがつていく

○「主食」
子どもたちの主食が
ご飯か ....
心の闇に
騙された部屋
愛というなら
殺してよ

愛しい首を
かき抱きたい
月も隠れる
熱い夜

罪は罪とて
承知の上で
くれない夕日に
騙されて

好きは好きと ....
やっほーが無数に飛び交う{ルビ宇宙=ユニバース}


朝アサリあっさり食ってさっぱりと


焦らさずに!調べたことを!知らせるぜ!


ネイティブな発音でネガティブに言う


 ....
一陣の風、
吹き抜ける
この晩秋
空は青く
何処までも高く
天蓋は涯までまぁるく
外部はなく
凪いで
人々は歩を進める

この地上にて

神々は居られ
その豊穣なる艶姿
人 ....
たぶん、若いころは善意の人が多いから、
寄付に絡む悪には気が付かない。

たぶん、年取るほど悪意に苦しめられるだろうから、
寄付など無視し都合のいい福祉を要求するのである。


 ....
アオム、アーメン。
悪が栄える。
崩れゆく自我の証しを、人がとがめる我らの罪を、日々の糧の中に見よ。 

天の意志のはたらく余地はどこにもない。
人間はあなた方の名前を忘れ、あなた方の国を離 ....
たった1。Cの寒暖差で
きみと僕のこころの隙間が
埋まらない

君と僕は似ていても
1。Cの差をゆずらない

修辞学を駆使しても水溶性の会話は
多様性の海に拡散してゆく

ノルウェ ....
落ち葉を見ると涙ぐむ。
自然な時間を呪わずにいられない。
夜の間に文字を探す。
どうせ使い果たせやしない…
朝、くまんばちが息絶えようとしていた。
olvido!olvido!
そうだ ....
帰っていく
毎夜毎夜、帰っていく

天上の響き、ヴェールに覆われ
懐かしさだけ降って来る

(予感と思い出が溶け合って
宇宙の心臓の鼓動を聴き
それは一瞬の永い道のりを)

帰って ....
○「生き方」
生きていくというのは
大変なことなのに
親も先生も
生き方については
教えてくれない

○「死の自覚」
1日1日死のゴールに向かっている

○「動物動画」
犬や猫の ....
随分と明け暮れた
袖が長くなった
言葉は短く
体毛は薄く白く
はかないものに近づいていく

そんな母に高齢の魔女たちが詰め寄り
うらみつらみの思い出話に花は咲かずに散りしきる
というよ ....
寒さがやさしく悪さして
濃い霧がおおっていた

蜂のくびれにも似た時の斜交い
あの見えざる空ろへ
生は 一連の真砂のきらめきか

四つの季節ではなく
四つの変貌の頂きを有する女神の
 ....
私は今花崗岩の上に立っている。ここでは同じ大地が地球の深奥の地点まで直接達している。どんな地層も、どんな夾雑物も、私とこの確固とした太古の基盤との間を隔ててはいない。

この山頂はこれまで生あるも ....
{引用=   我が友、田中修子に}



時折西風が吹く
そして天使が笑ふ
するとさざ波が寄せ返し
沖を白い帆が行き過ぎる

砂に埋れた昨日の手紙を
まだ浅い春の陽ざしが淡く照らす ....
ときどき本の下から食べ物が出てくるのが怖いのだが
それでも生きて行けることがもっとこわいのかもしれない

知らぬ間に親がいて勝手に子と呼ばれて地球人になりました

先週までのシフト表 ....
切通しを歩いていった
母と二人で

縁切り寺もあった
夢の鎌倉で

屋台では
地球駒が不思議な同心円を描き廻っていた

眠り駒……

わたしはその時、
じぶんが自分であることに ....
{引用=破産者の口笛}
あなたのうなじの足跡
夢からずっとついて来て
真昼に座礁した
摩耗してゆく面差しの焔

古びた空想科学
瞑る金属片の美しさ
叶わないで狂うわたし
鏡の海に爛熟 ....
くものうみ
くものうみ
なみ
なみみ
ななみ

がんかはるかに
はぜるなみがしら
てりかがやくみなも

くものうえ
ひかり
ひかかり
ひかりり

きおくのよくやにうかぶ
 ....
それを夢見たのはいつだろう?
すべては澄みわたり凪いでいた
吹き抜ける風、高い空
光の彼方に虹は立ち
すべては澄みわたり凪いでいた

秋も半ばこの十一月
日射しの入射は既に深く
カーテ ....
朝、空間は秋となる。
ホワイトの時計は時間を食っている。

二極に分かれた、ブルジョワとマルチチュードの戦いは、
まだまだ起こりそうにない。

マルクスなんて読まなくても、
デビ ....
たとえばきみを大切におもうこと
難破する世界では猫ときみだけが
僕の救いなのかもしれないのだ

神田神保町一冊100¥のコミック
表紙の朽ちかけた神霊全集と世界地図

ひとの周波数は様々 ....
地下鉄やネオンの街で育つ星


対岸へ光のように渡ってく


痛みのなかにある水を飲んでいる


人格の無いまま回遊していたい


6分の1だけ月に落ちていく
ぬかの手入れをし朝食を作りながら考える
誰もこんな風にはできないのだと

PCに更新をかけながら考える
誰もこんな風にはできないのだと

生活が複雑になりすぎた
多く一般人が置いてけぼり ....
秋も半分おわりました。
朝はもうさむいです。
夜はもう冷えています。
ついつい
長い夢をみてしまいます。
それでも
目覚めてしまうもので…
生きているからでしょうか?
枕には絡んで ....
澄んだ秋のむこうに
傾いてゆくやわらかな光があり
時折 小さな風がうごき

耳はおのずから澄まされてゆく
この秋の虚ろをよぎる
ひそかな呟きのようなものに

それはひくく何かを語ってい ....
いつかの初雪はみぞれでした

おとうさんもおかあさんも
いつもより暗くいつもより早い
そんな朝でした

いつかの初雪はみぞれでした

バス待つみんなが
弱くなりつつあるそれを
寒そ ....
朧月夜さんのおすすめリスト(3469)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
対人恐怖と優しさ- TwoRivers散文(批評 ...6*21-11-21
カンバス- ひだかた ...自由詩4*21-11-20
演者たち――眼差しの接吻- ただのみ ...自由詩6*21-11-20
シルエットの秘密の扉- st自由詩621-11-20
独り言11.20- ホカチャ ...自由詩1*21-11-20
悪愛- 秋葉竹自由詩521-11-20
ともだちだもん、と- 水宮うみ川柳7*21-11-18
この地上にて- ひだかた ...自由詩721-11-18
ありを喰わないアリクイ- ナンモナ ...自由詩4*21-11-18
分裂の位相ロン//自由への意志、霊的衝迫- ひだかた ...散文(批評 ...521-11-17
1。Cのうた- 梅昆布茶自由詩1521-11-17
忘却- ナンモナ ...自由詩4*21-11-16
帰っていく- ひだかた ...自由詩621-11-14
独り言11.14- ホカチャ ...自由詩2*21-11-14
財産- ふるる自由詩6*21-11-13
いのちの湿度- ただのみ ...自由詩8*21-11-13
山頂にて*- ひだかた ...散文(批評 ...721-11-11
告別- 石村自由詩28*21-11-10
エチュード2- 梅昆布茶自由詩1221-11-10
生誕- ひだかた ...自由詩721-11-9
ひなびた温泉宿で芸者の幽霊と興じる真夜中の野球拳あとひと息あ ...- ただのみ ...自由詩4*21-11-6
帰郷- Giovanni自由詩8*21-11-6
すべては澄みわたり凪いでいた- ひだかた ...自由詩621-11-4
二つの神話- ナンモナ ...自由詩4*21-11-3
ちいさな宇宙にて- 梅昆布茶自由詩1521-11-3
無重力- 水宮うみ川柳3*21-11-2
ハードモード- りゅうさ ...自由詩521-11-2
- ナンモナ ...自由詩4*21-10-31
秋の物語- 塔野夏子自由詩3*21-10-31
いつかの初雪- TwoRivers自由詩6*21-10-29

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