緑の枝葉がやすらっている
熱風に揺らぎ艶々と
太陽は宙空で爆発を繰り返し
燦々と大地に光を注いでいる
俺はとっくに国を追われ
家来をなくし彷徨っている
光の午後を、人々にまぎれ
細切れの ....
ばあちゃんたちは
生きていく生きていく
長生きは楽じゃない!もう死にたい!といいながら
生きていく生きていく
医者通いしながら
施設に通いながら
生きていく生きていく
毎日テレビを見なが ....
町の場合、建物が壊されている間だけひろがる空
があります。ふだん見えない階段に気づく空。
カーテンがぜんぶ閉まってる、生活が、こぼれ落
ちそうです。
まだらな風がながれる水をはこぶ、雨あがりの ....
暑い日は
暑さを楽しむ

寒い日は
寒さを楽しむ

雨の日は
雨を楽しむ

風の日は
風を楽しむ

そういうふうに生きていけたらなあ!
俺は
これまで賢く生きよう賢く生きようとしてきた
しかし今朝起きてはっと気づいた
それはもともと間違いであったと
賢くない俺には
賢い生き方はもともと合わないのだ
俺は
「愚直で一途な生 ....
○「本当の喜び」
勝利してわかったことがある
本当の喜びは
その過程にあったということが

○「悩む」
考えるから
悩むんです
鳥や蝶のように生きていけばいいんです

○「虫刺され ....
○「職場環境」
仕事はいいんだけど
隣に座っている人とうまくいかないから
もう辞めたいという
隣の人にあたし大分嫌われているみたいだという
しばらくしてまたかかってきた
隣の人とはうまくい ....
やさしい
やわらかな
音に包まれ
反復のうち
落ちてゆく
夢の底

青い波、残響する宇宙
たましいのふるさとを歓び
肉の苦痛から解放され
ただひとりに戻る

蝋燭の炎が青白く燃 ....
この地には池の他には土がある


容疑者と陽気な記者が乗る夜汽車


窓の町 魔法使いを待っている


おばあちゃんだけが憶えている花火
黄昏に沈む太陽の輝きを
僕ら、掴めるか
それは
永遠の光芒だ

肉の痛みの隙間を見つけ
意識の深層に分け入る
記憶が渦巻くイメージが波打つ
遠い声が懐かしく響き
ひび割れた過去を繋ぎ ....
美しい旋律が
肉の激痛を洗う
対極が宥和を促し
浮遊するたましいを
肉は縛り付ける
執拗に

脳髄にテツスイを
脳髄にイカヅチを

肉の激痛に
引き裂かれ
日は沈んで
わたし ....
今を静かさが支配している
静かさは私という不安を抱き留めている
私は静かさのなかで震えている

静かさのなかですべては始まるから
静かさがすべてを支配するから

私は吐きそうになりながら ....
今日は雨降り、光るタール

行き交う人々が音もなく去る

冷え切った身体は光を求め

今日一日の反復を思う

ナニカガなにかを越えていく


積み重なる郷愁が
未知なる世界への ....
脱色された
独りの夢の光景を
激痛走る眼底に、夜な夜なみる
甘美な不安に誘惑され
背後に控える兵士の顔は灰色
迷走する宇宙に終わりはなく
僕を自由にして、僕たちを自由にして、
不安に身を ....
すべて、滅びるために
すべて、花開くために
人は永遠の登攀を試みる

高みへと

 森の眩暈するような紫陽花の青のなか
 陽が落ち夢という夢の宝石箱が
 辺り構わずぶちまけられるまで
 ....
からだが冷えている
外は雨だ
アスファルトは黒々と濡れ
行き交う人々はそれぞれの目的地を持ち
僕はただ震える

季節は梅雨
何も無い不安に僕はおののく
僕は此処に留まらなければならない ....
○「コロナ下を生きる」
なったら
なったで考えよう
心配の先取りはしない
慣れや諦めも大事だ!
専門家の話は適当に聞く
テレビ情報もほどほどに
政府にはあまり期待しない
市役所にはちょ ....
なんにもない
向こうに
何かがある

王国は滅びゆき
魂の故郷は常に輝き

孤立は一掃され
孤独は俊立し

私たちは
ともしびを失った亡命者

脳髄の導火線に火をつけろ
脳 ....
荒涼とした
この地に独り立ち
おまえの傷ついた足を洗う

地獄にも似た静寂が辺りを覆い
暴威の呪われた異邦の声が響く

冷えた原色の広がり、渦巻く虚空の闇

おまえは微笑む
い ....
有名人の自死が相次いでいる。
コロナ渦以降特に、最前線で活躍している芸能人が、
突然何の前触れもなくという形での訃報にはとてもショックを受ける。

そして訃報記事やテレビのニュースの末尾には、 ....
静けさ
ちょこんと
座っている
気付けば
夜底に
座っている

私は寝床を整える
不眠の昨夜を払うように
新しいシーツで敷布団を包み
黄色い朝の喧騒に
心の奥処の祭壇が
荒らさ ....
そのとき
両脇に親が眠り
その真ん中に
自分が横たわっていた

三歳の私は夜中突然目覚め
それから眠れなくなった

〈今、両脇で死んだように眠っている親達がいなくなったら
自分はこの ....
窓を開け
口笛を吹くと
僕の小さな銀色の飛行船が
やってくる

僕は窓から飛び立つ
菫色の大きなたそがれの下に
輪郭だけになった街が広がる

街の一角から
空に向けて放たれ回るサー ....
青く微かに揺れる紫陽花
呆けた顔して立ち尽くす人

全てが忘却された雨上がりの朝、

男は綺麗に髭を剃り
キャベツを買いに街に出た
一度は愛した人を
忘れたくて

一度は愛した人を
憎んでしまふ

愛情や好意の裏側には
必ずと言って良いほど
憎悪が潜んでいる

愛してる
憎しみは
紙一重なんだよね
恵美子
ふくよかな体つきのサウンドが
自らに重なり溶けて
一瞬青ざめ
ゆっくりと身をもたげる

擦れる不協和音とひび割れた赤子の声
夢の中に解き放たれ
途方に暮れた街を転げ廻りながら

記憶 ....
小雨は
薄日を乗せて
銀の色

濡れて
照り映える
ふくらはぎ

白く優しく季節に溶け

小雨は
薄日を乗せて
銀の色

遠く
夏の予感を
膨らませ
哀しみの大地は驟雨に濡れ
ぽっかり空いた穴を癒して

いずれすべてが終わり
いずれすべてが始まり
刻まれる時に僕ら抗えないなら

ただ奥まり静かに見守っている

時が僕らを変えていく ....
空が曇り始めている
白髪がだいぶ増え
床屋の前掛けに落ちてゆく
時は着実に過ぎ
すべて、すべてを追い越し
追いすがるすべはなく

そして雨が降り始める

間断なく、容赦なく
そして ....
シャボン玉とばそ
 
くろい砂漠
ゆっくりと
歩いてきた
  
地平線の向こうには
悲しみのこころ弾けて
馬鹿騒ぎがいつまでもつづく
二十四色の夜景が騒がしいだろうか
それ ....
おぼろんさんのおすすめリスト(3968)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
王冠- ひだかた ...自由詩3*22-6-25
ばあちゃんたち- ホカチャ ...自由詩10*22-6-25
空。- soft_machine自由詩222-6-24
生き方- ホカチャ ...自由詩2*22-6-24
俺の生き方- ホカチャ ...自由詩1*22-6-22
独り言6.21- ホカチャ ...自由詩1*22-6-21
独り言6.20- ホカチャ ...自由詩2*22-6-20
スマイル- ひだかた ...自由詩5*22-6-19
走る足- 水宮うみ川柳3*22-6-18
光芒- ひだかた ...自由詩422-6-17
引き裂かれて- ひだかた ...自由詩4*22-6-16
静かさ- ひだかた ...自由詩522-6-16
遠い声- ひだかた ...自由詩5*22-6-15
夢の果て- ひだかた ...自由詩222-6-14
登攀- ひだかた ...自由詩222-6-14
午後模様- ひだかた ...自由詩522-6-14
独り言6.14- ホカチャ ...自由詩1*22-6-14
何か- ひだかた ...自由詩522-6-13
足を洗う- ひだかた ...自由詩5*22-6-12
悩み相談について- TwoRivers散文(批評 ...6*22-6-11
静けさ、ちょこんと(再録)- ひだかた ...自由詩4*22-6-11
ループ- ひだかた ...自由詩4*22-6-9
サーチライト- 塔野夏子自由詩6*22-6-9
お買い物- ひだかた ...自由詩522-6-9
一度は愛した人を- こたきひ ...自由詩122-6-8
アムニージアック- ひだかた ...自由詩3*22-6-8
銀の雨- ひだかた ...自由詩622-6-8
自我- ひだかた ...自由詩422-6-7
床屋にて- ひだかた ...自由詩822-6-7
くろい砂漠のシャボン玉- 秋葉竹自由詩522-6-6

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