冬の明け方は
張りつめた
無数のピアノ線が
地面と空を繋いでおり
知らずに触れてしまうと
冬の心音を奏でてしまう
透明な波のように
冬の涯てには
凍りついた楽章が打ち寄せる
夜が明け ....
うきあがって
あざやかに
りんかく
ひびかせ
すみわたる

それは其処に聳え立つ
弓形の翼ひろげ黒々と
遠い地平は何処の国?
背景の純白の空にて無
捏ね上げ練り上げる様
生動し瞬 ....
あゝあおぞら

ひろがったね
またあえたね

途 行けば

ひらり花びら、
赤々と地に舞い落ちる

わたし ハッと

立ち止まり、

掴まえる この一瞬

あゝあおぞら ....
得たから
失う
けれど
得たことが嬉しい
私の命もそうだ



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
名無し人
名を取り戻す

時に

巨像 海に沈める

流れるように
刻み込むように

今の住み処
破壊し
新た 創り出し

巨像 海に沈める

流れるように、
刻み込 ....
カタコンベの中でしりあいを探す夢を見てた夕方のうたた寝、目覚めの為に入れたインスタントコーヒーはどこか素気なくて、俺は、さらに首を伸ばすのかそれとも殻の中に戻るのかと悩んでいるカタツムリのような気 .... 君が手を叩かない日は
雨が降る

傘を指し
見知らぬ人との隙間に
安心したりする

君が窓に触れない時は
虹が架かる

なないろ
言えないままの幼さに
恥ずかしくなる

君 ....
足付かない水底の異様
ひろがり
平常心、喪失し
たちすくむ


胚種の成長そのもの、
宇宙の諸事象の流れ

その力動、巨大に透きとおり
細やか層状の響きの交錯
形成され練り上げら ....
○「コロナ感染爆発」
感染死者が最多になっている
若い人たちの感染を増やして
年寄りを減らそうとしているのか
お国のために

○「寒暖差疲労」
うちの田舎は
寒暖差の激しいところである ....
山に登れば
僕は鳥になる
下界を360度見渡す鳥になる

山に登れば
僕は風になる
峰々を流れる爽やかな風になる

山に登れば
僕は子どもになる
父と歩いたころの子どもになる

 ....
なんにもない
もうなんにもない
これ以上なんにもない

あらわれた あらわれる、

沈黙の豊穣
響きの含蓄

たもたれる間、
たもたれる魔、

つらぬかれ

開く瞬間
無 ....
ひとりでいるのに
寂しそうに見えない

それは真っ直ぐに
歩いて行くから

派手な看板の下で
待ち合わせたりしない

ただ生きるために
必要なものを探して

好きとか嫌いとか
 ....
好きなひと
女性が 女性じゃ 可笑しいですか
お願いですから 勇気を下さい





もう二度と
忘れられない君の名は?
恋愛貴族と申すもの也





おも ....
ひとり山道を歩いていると大蛞蝓に遭った
私は呼吸も荒い中、足を止め
元気ですか――と、声掛けした
彼は特に気にするでもなく、じっとしていて
じっとしていることが最大の防御ですと言わんばかりに
 ....
ポツポツと降る哀しみに
今夜も心に穴が空く

ホロホロと鳴る哀しみに
胸の奥までビショビショだ

帰って来ないあの方の
綺麗な小指を想い出す

夜道にゴロンと棄てられ ....
君は慣れたかな?
僕はもう慣れた
毎日人が死んでゆく
医療崩壊
救急車は来ない
搬送先もない
その数は明らかで
理解もしている
でもそれは
僕の近くじゃない

君は慣れたかな?
 ....
朝に、

流動する微細に
粘りつく
巨大な
極彩色の
おもちゃ箱

ひっくり返す

アパートの部屋、外に出れば

無意味の大河流れ
時間を引き裂き響かせ

そらはあいかわ ....
揺れる三角
貫入する線

ねりあげくずれ
のびゆくむげん
色のひびきに
うらがえり

懐かし
すきとおる
揺れる三角
陥入する線

私は知らない
未知の意味

増殖する ....
細い角があった
磨かれたひろい螺旋
立つ者の額にも尖る

薄い翼があった
連続する空間への
感情の無理解を愧じる

持ちあがった身が
鳥の群れとなり羽ばたく
指をおった乾いた窓が
 ....
冬の太陽は 孤独だ
冷え澄み渡る蒼天に
ただ一点、燃え盛る

雪 降り積もる北の国から
届いた手紙
毛筆で書かれた文字は黒々、
その実在感に
しばし目を見張り 私は
ゆっくり立ち上が ....
 空がおわる

 その日きみと鳥になり
 おわった空をわたる

 海がおわる

 その日きみと貝になり
 おわった海をすう

 嘘がないことば
 或いは
 研ぎすまされた嘘か
 ....
流れる 大白雲
ゆっくりのっそり
奇異なこと
動きそのもの
意志を観る

消えてしまう
流れ白雲、忽然と
ひっそりひろがる
青空に 地球廻る
音すら 聴こえ

空、あかね
日 ....
いのると
いきるは
似ている

とどくとか
とどかないとか
そういうことで
なく

しあわせでも
ふしあわせでも
ないものが

心にあたる
ことがある
凍った湖面が反射する太陽のような兆し、隙間だらけの部屋の中で俺は、雪崩のように落ちていく古い数々の感情を見ていた、時間の仕切りというものが皆無で、そこは過去でもあり、現在でも未来でもあった、真理と .... この夜、この時

鮮明、際立ち
あるもの
ひびくもの
それぞれ
そこここに
在る

名指される以前、

それぞれの位置に
落ち着き静まり
それぞれの
在るという
意味なき ....
決まりきった文句で いまこそふってよ

雨にぬれるのは慣れっこよ

さしだされた傘に 入れない子だった

やっと見つけた楽しみも いつかはマンネリになる

見事に私をふりきった貴方 ....
たましいの
まえをよこぎる
くろいかげ
こしょうした
にくたい
はやくも
とこにつき
こおり
ぎりぎり
かみくだく

ひとのたましい
いろんないろいろ
それぞれのときを
い ....
あぁ勝手に
うごめく思考の内
痛む眼 硬直する脳髄

ひたすら氷噛み砕き

溢れ出す
言葉、表し

耐える
今宵この時、

熱 呼び戻せ
熱という実体

固体液体気体の
 ....
叫びながら舞う女
光の庭に
ひとり居て
ことば
渦巻き喘ぎながら

喉を震わせ吐き出される声に
意味はたじろぎ光に呑まれ
舞い狂う女の
光の庭
時 失う

感覚の光
思い出の ....
暗闇のなか
戸棚上の天井傍、
わずかに開いた扉から
のぞく闇の奥、
蠢いて蠢いて蠢いて

なんだろう?

暴力的な亀裂、入っていく
白壁は躍り呻き毒を吐き出し
どよめくような粘着質 ....
おぼろんさんのおすすめリスト(3597)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Winter_Dawn- ちぇりこ ...自由詩1223-1-18
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あおぞら- ひだかた ...自由詩623-1-18
※五行歌「得たから失う」- こしごえ自由詩3*23-1-18
巨像- ひだかた ...自由詩423-1-17
壊れてからがとても長い- ホロウ・ ...自由詩1*23-1-16
空白- ミナト ...自由詩123-1-16
未知- ひだかた ...自由詩4*23-1-16
独り言1.15- ホカチャ ...自由詩1*23-1-15
山に登れば- ホカチャ ...自由詩2*23-1-15
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オーサカラプソディー- 秋葉竹短歌223-1-14
蛞蝓と私- 山人自由詩7*23-1-14
いっぴきの小鬼のうた- 秋葉竹自由詩123-1-14
戦争なんて怖くない- 紀ノ川つ ...自由詩323-1-13
おもちゃ箱- ひだかた ...自由詩923-1-13
むのことば- ひだかた ...自由詩423-1-12
ある画- soft_machine自由詩323-1-12
燃える、燃える- ひだかた ...自由詩4*23-1-10
檻人- soft_machine自由詩423-1-10
五行歌、推移- ひだかた ...自由詩423-1-10
心あたり- やまうち ...自由詩2*23-1-10
verification- ホロウ・ ...自由詩2*23-1-9
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自由律俳句_「どんな男だって」_2023.01.8(日)- ルルカ俳句2*23-1-8
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夜想7- ひだかた ...自由詩423-1-5
狂女- ひだかた ...自由詩823-1-5
潜むもの- ひだかた ...自由詩5*23-1-4

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