骨組み崩れ剥き出しになる太陽の裸体、
烈火の破裂に意識の純度の澄み渡り

ひたすら唯物のこの世という幻、
花咲く野辺の色褪せ枯れ果て
不可知のまま力動の思考あの世、
盲目のまま入れば
香 ....
 
 光陰を慕い
 陰光を慕う

 緑の吐息 その悲しみ
 深い山ひだを隠し
 川の流れをむすぶ

 だが その中に
 何を結び得よう?

 あなたの声は
 電話線のむこうに確 ....
赤いサソリ留まるソーセージのような壺の取っ手
真っ暗な闇にくすんだ黄の満月が貼り付いて居る
笑う眼の無い石膏像は此処には居ない誰かを迎え
無数の青白い小さな尖った花達の足下に散らばる

 ゆ ....
給料日の朝は
女房が珍しく玄関まで見送りながら
「今日はまっすぐに帰ってきてね」
とやさしく声をかける
会社に着くと
いつになく仕事に力が入る
給料袋を渡される時間になると
上司から一人 ....
認め合えない事を砕けたと思ってる時点でそこは暗いのだね。示す理解は認識しているという事であって、生み出すのを委ねられているんだよ。見守ってるから?手探りでしか熱感は辿れない。だからその熱を宿さなければ .... やあ、おはよう
おはよう
また、行くね

僕は
ルール違反を
しなくちゃならない

仮説を
立てた

僕は弱くて

弱い
人間だと
いいと思った

仮説を

腕に ....
漆黒の三角、
漆黒の円に接近し
触れようとする

瞬間、

無限に 未来へと伸び過去から還って来る
こと夢見がちに覚醒しながら想い

漆黒の三角、

漆黒の円
その、
余りの ....
(時に何かがわたしを訪れ
私という自我の内なる現実、
創造する力動の核に触れ残響させ)


ターコイズブルーの湖、三つ
ねっとりと動かず
こんもり黒々とした山々の頂きに
ぽっかり ひっ ....
秋の風は寄せては返す波
蝉は近くてどこか遠い
空洞に宿った声もまたよそよそしい
蝶のかたはね、
蜘蛛のひとあし、
うすい影をまとって
手のひらにのせれば
軽くて重い
この夏を生き延びた ....
 余った腕は力を脱いて 指をかるく握る
 人さし指だけすこし立てて
 みぎ足 引いてひだりはそのまま
 そう ずらした軸を忘れないで
 鏡 ここに置いておくから

 そこで足を組むならもっ ....
わたしはふるさと
私が還るべき処

ワタシ、

私は私の故郷 ぎゅっとぎゅっと抱き締めて

 (彼女は子を産めない、
 凛として涼やかに
 冷徹威厳の匂い
 柔らか漂わせ
 石女 ....
帰路は
新月にしずむやみのはし
こと座に一服

リリ、

(きこえた?
(ああ、きこえたよ
(鳴いてるのかな
(鳴いてるのかもしれないね

夏を野辺送りし秋がやってくる

猫 ....
青白い氷河の
巨大静まり返り
崩れ落ちいく瞬間、
黄金の聖杯を運ぶ人
溢れ流れる深紅の血を受け
聖なる肉の腐臭に眩めきながら

氷河崩れ落ちる大河の流れ蒼い透明に、

創造し自己を在 ....
では、始めましょう

暗い場所にいますか?
ウブスメを母に持ちましたか?
そうしたら私は祈ります
鈩を穢して聖油に礼拝せよと、礼拝せよと言いましょうせ


でも、あなたはどうでしたか? ....
 .... ハイビスカスの花開き
水の面掠め飛ぶ原色の鳥、
燃える太陽の瞬間に凍結され
大地を包み込む天空の濃密な青。


私の内にすべては込められ
私は想い出すことを意志する、


太古から ....
空のかなたで消し忘れたファンのように独楽がまわっている

地上から見れば小さな欠片のチカチカする煌めきでしかない

花嫁の消えたぬけがらの白い衣装が独楽の近くをたゆたって

さまよえるその ....
 アオギリの葉を鳴らして
 秋がゆく
 時雨ている空にさえ
 時折 輝いている空しい灰色の雲

 風、強かったショーウインドウの前に
 私を待っていた人
 月並みな愛の言葉
 優しげに ....
二つの悪魔、絡み合い
意識の低層辿りながら

漆黒の渦中に白銀の月、
昇り浮かび破裂する
太陽の無限に照らされ、

在るもの うねり流動し、
輪郭保ちながら微笑み
雑踏に消える悪魔達 ....
 

五反田へは品川まわりの方が早いけど、君を
思いだすために、久しぶりの家並みを見なが
ら。今の僕には、池上線がちょうどいい速度
で。君と出かけた日、洗足池で降りだした雨
は五反田で本降 ....
無限の均衡の内に
今を落ち着き払い、

海しずか
青み深まり
降る空に
遠き声の響
いつしか木霊し

到着した何かに
確かに触れ包み込まれ
明るさ無限に増す意識の舞台、

澄 ....
小さく紫に白に燃える花弁、
あちらこちらにそこここに
見た!観入る、無数無数の開花!

白雲の絹に自在伸び糸引くひろいひろい青空の下、

収縮しては拡張するイノチの躍動、
名も無き名も知 ....
 ユウコ、かつてのぼくはきみが好きだった
 ぼくがきみを好きになったのはたぶんきみの気怠さやつらそうなまなざしがぼくの、
 ぼくの琴線に触れてやまなかったからだと有馬高等学校定時制課程 ....
いなくなった人へは
何も書けないから

妻へ

前略

草々

としたため
渡した手紙は
洗濯されて
入道雲の下に干してあった
立ち上がる
背伸びをした
その、もっと上に ....
遠さの感覚は濃密な此処
遠い地平は波打つ黄金

日々刻々と甦らせて、

内深く込められた
今一つの己なる、
永遠の穹窿を。
成就したこの純白、
因果思考の平面航路
切り裂く垂直の力動

響きの思考の感触、

色彩のグラデーション
非論理的にして立体、
平面の静止状態打ち破り

ゆっくりうねり泡立ち
無 ....
セプテンバー(September) 〜オフコースのI love youを聴きながら


9月から始まる凪の残酷は
冬の訪れに備えるようで


垂れ流されたニュースを
僕たちは見続け ....
君の腕の中に横たわり
安らぎが散らないように
僕の呼吸を置いたら
君の産毛が逆立っていった

知らなかった花を見るように
君のことを観察したい

肌の光り方とか
爪の切り方とか
ど ....
荒涼としたパノラマ、
荒々しき力動に浸透し

真空の場 浮き上がる、

 秘められた透明な律動
 カオスから生まれ出た新芽
 孤独な道の果てに待つフルサト
 官能オルギア経て虐殺の大地 ....
ひとすぢの みのうえをすべらせる しずけさの 
まぶたを縫い上げ 濡れるのをまつ

ままに、ですが、そのままでは ですけれど。
 き、つつかせ るにるいに 背伸びする
  と、いえもいろも  ....
朧月夜さんのおすすめリスト(4092)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
太陽の裸体- ひだかた ...自由詩4*23-9-10
電話線- リリー自由詩3*23-9-10
柔らかな死- ひだかた ...自由詩6*23-9-9
思い出すこと_給料日- ホカチャ ...自由詩5*23-9-9
『星のない夜』- 武下愛自由詩2*23-9-8
きのうのよる、きょうのあさ- 由比良 ...自由詩4*23-9-8
VISION_2- ひだかた ...自由詩6*23-9-7
VISION- ひだかた ...自由詩4*23-9-7
渚にて- そらの珊 ...自由詩7*23-9-7
クロッキー- soft_machine自由詩9*23-9-6
ふるさと・うまずめ(石女)- ひだかた ...自由詩823-9-5
帰り道- wc自由詩13*23-9-4
THRAK6- ひだかた ...自由詩323-9-4
shoot_or_tea- 竜門勇気散文(批評 ...223-9-4
エイリアン・ブルー- TAT自由詩123-9-4
詩想10- ひだかた ...自由詩923-9-3
雲の披露宴Ⅱ- 菊西 夕 ...自由詩6*23-9-3
青桐- リリー自由詩6*23-9-3
THE__SMILE_- ひだかた ...自由詩423-9-2
帰る_(散文詩にしてみました_4)- AB(な ...自由詩7*23-9-1
湧水池- ひだかた ...自由詩6*23-9-1
太陽と戦慄の夏に- ひだかた ...自由詩523-8-31
枳の花──ユウコのために- 中田満帆自由詩423-8-31
入道雲- wc自由詩16*23-8-30
貫かれて- ひだかた ...自由詩323-8-29
純白2- ひだかた ...自由詩5*23-8-28
セプテンバー(September)_〜オフコースのI_lov ...- 足立らど ...自由詩5*23-8-27
人間開花- ミナト ...自由詩323-8-27
自我のプロセス- ひだかた ...自由詩323-8-27
Ebru- あらい自由詩223-8-27

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