太陽が昇る、
太陽が沈む、

一日 始まり終わり始まり
人生 始まり成長し年老い

終わりの調和、

見届ける宇宙に いつも霊性の雨。
終わりはあっけなく
始まりは突然だ
今日は曇り空
輪郭の輪郭は描けるか
明日のビジョンを春に託す
と暢気なことばかり
生活に追われ詩作できる余裕は私にはない
と書く

大きな穴をせっ ....
繋ぐ手はない 
だから揺れる花を
殺さないで済む

有り余る孤独に
言い訳をしなきゃ
許されなくて
心を擦り減らす

斜めに構えた
空が水色になれば
僕の寂しさも
透けて見える ....
○「情報過剰」
インターネット上にたくさんの情報が
あふれているが
あたりまえのことや基礎基本が
何か
わからなくなっている

○「楽しさモットー」

何をやるにしても
楽しくやら ....
労働の価値がますますペラペラに
paypayで貰うデジタルマネキン
雲一つ、
火星輝き
灯る家
沈黙の轟音に
旋回する銀河

深まる夜闇に
夢みがちな覚醒
訪れる時、
言葉沸き立つ
意味振り落とし

すべて後に
逃れ去るもの
生も死も
愛 ....
手が止まる四角い欄に○できず、死角透明SILENT=DEATH

マイナスをゼロにするためマイナスに近づく預金わたしの胸

今流行り、羽根より軽い話題なり。隣りにいます。中年ですが。


 ....
在るもの在るもの

個々の輪郭、
光景に溶け込み

ながら

成っている鳴っている

意味 剥離し
新たな
意味 未生成

ながら

今宵、この小部屋にて

すべて  ....
今日を通り過ぎゆくひとびとを 意味もなく折り曲げ
小道に広がる落ち葉を拾って帰る 死相が耳朶を覆うという
――だれもいないところへ
メタルフレームの一角から、寂しそうなカラダが、だな
私以上の ....
  

急停車すると
鉄の焼ける匂いがするのね

そんなふうにして磨り減りながらも
あの時のあの人を止めていれば
よかったのかな

もう帰れないのか
生きているのか
上りきった ....
失敗ばかりした
分析などしない
理由は幾つもあるから

その割れた風船を
腰に結んで
風を待っても
飛べるはずがない

この先
過去に戻れなくても
忘れ物はしたくない

だか ....
夢みる眠り
夢みる眠りに
たゆたって

夢みがちな
覚醒状態
夢みながら

去来する記憶
夢みのなか
変成され

未定形な意味に
懐かしさ縁取る
ヒビキ奏で鳴らし

夢 ....
駅からの階段を降りると
小さなバスターミナルがあった
植込みか歩道か曖昧なあたりで
蟻たちが作業をしていた
バス乗り場は三番線まであって
各所に行けるらしい
一番線から総合病院 ....
空虚な空
くうな空

すべて寝静まる
この夜陰、

声 在る
物 在る
光 在る
闇 在る

抉り出す世界のこの
哀しみ歓び

うきあがるうつつ
うきたつひびきせんりつ
 ....
僕の隣は
相変わらず空席

君の気配に
囚われながら
座りたがる人もいない

あの頃みたいに
ばったり
出会えたら

ふたりして
迷路を抜け出せる

街が広くなったのか
 ....
 月がゆらりと舞い上った

 色染める今宵十六夜の月

 東山に
 恋をしたのか

 傾いてゆうらりと動き出す

 あてどなく ああ
 僕の月よ何処へ

 さまよいゆくのか ....
幼い空がなんの思惟もなく広がっていた
誰も見たことのない鳥の雛が巣のなかで育ち
その間も周囲は ぐるぐると回り
ぐわんぐわんと流れては 変化しつづけていた
いつの間にか光は強さを増していて
 ....
打ち降ろす響き、 

ヒビキ

叩き降ろす、 

僕は燃える
私は燃え滾る
俺は燃え上がる

響き打ち降ろす、

意味はヒビキの中に
線形時間の中に在るのは、
あれは 死体 ....
聞いた話によるとそこはもう数十年も前から打ち捨てられた廃屋ということだった、縁がすっかり落ちてしまった扉はしばらくぶりに開かれた重みに耐えきれず落ちてしまった、おかげで危うく怪我をしてしまうところ .... 白い人、地平に立つ
青い空、輝き出るように

花は咲き膨らみやがて割れ裂け
わたしは笑い転げるひたすらの力動

予感に押し出され此処まで来たんだ
力を集め四散しているそれを魂に凝集し
 ....
 湯豆腐の店が恋しくて
 南禅寺に出かけてみた
 松の葉に
 雪の子が降る
 池にも雪の子が降る

 戸をかたく閉じる
 まちの白い舗道に降る

 車の走行音にも降る

 誇 ....
よか世には
まだまにあうのでは
なかろうか
友よ、風の声を聴け 
降る雪は積もらずに
口から溢れた諦めが
恥ずかしそうに転ぶ

寒さのせいにして
何もしなかった日は
冬が嫌いになるし

たまに晴れたりする
空を見ると
春を待つしかない

季節 ....
悲しみが
好きという、
人は
嫌いだな。

いつも泣いてばかりじゃ、
世界が視えないんです。

ちゃんと、ととのえる、
から、
今日散らばったこれらのこころの
 ....
虚ろに揺蕩う 夜陰、

枯れたひと吹き
実の在るひびき

ひとりでに紡がれる言葉に従い、

ピラミッド構造のこの社会
下請け納期徹夜徹夜の連続
さんざん味わってキタヨ
身体も心もコ ....
柘榴をお目当てにやってくるヒタキは
ながら、の達人
羽ばたきながら実をついばむ
秋を経て
冬へと持ち越され
艶を無くし
死んだようになったその実は
つつかれて
したたるようなルビー色の ....
雪が、雪が 降ります

しずか、静かさ 纏うように

アスファルト道、しろく純白に染め抜き

雪が、雪が 降り続けます


遥か遠い国からの
見知らぬ差出人の筆跡に
しばし眼を奪 ....
「肉」は消費される物だからです。

「魂」は純粋に持続される、とおもいます。が、

「神」は「肉」を知りません。

いつも、それの前にさしだされるのは、

「肉」から離散した「 ....
○「同性婚時代」
俺は若い頃は
女よりも男に
もてたんだけどなあ!

○「年齢制限」
バレンタインデーって
年齢制限
あるんだろうな?

○「終活」
失ったものは
すべて
か ....
  

まだ若いころ、

青葉の丘陵に登り、

朝から晩までなにもせずに、

ただ蒼空を眺め、

風の音に耳を澄ませ、

たまぁに遠くから聴こえてくる、

自動車のクラ ....
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