心の支柱はプライド
お年寄りの自慢話は
たとえ繰り返し聞かされた話でも
しっかり聞きましょう
うちの親父も家のなかに
農業関係の表彰状や感謝状を
いっぱい飾っていた
あれが心の支柱、プラ ....
「おはよう!」というと
「おはよう!」とこたえる
「おはようございます!」というと
「おはようございます!」とこたえる
「お帰り!」というと
「お帰り!」とこたえる
なにも知らない、
何一つ知らされていない、
わたしという存在が
億万年の彼方から送り出され
今日の宇宙を仰いでいる

あゝ天晴れ、
わたしは躍る
この地上にて
何一つ覚えず
何一つ ....
空に湖のある場所に引っ越してから
薔薇は世話が大変だと知った
この土地は気にいるかな君は雨が好きだから

素直な枝と同じに左右に分かれる道があった
僕たちはやがてはなればなれになり
優しく ....
作りかけで壊れた
断片を繋ぎ合わせ
星のように祈った

暗がりから白手が伸び
祈りのカタチを崩していく 

後腐れのない別れ、転がる骸

哀しみは億万と木霊し
形態は次々と破壊され ....
膝に爆弾を抱えてるロボット


ぼくたちの体が、ガラクタだった頃


純粋に輝く渾沌とした眩暈


夕暮れにまみれた泥とにわか雨
彼女に逢いたくて
ずっと寝ていなくて

花丸はいちばん大事な夜にだけ咲かせて
いつまでも忘れない、あの冬休み

浮き雲の稜線をけっして見誤らず
綿飴みたいなんて言うのは我慢する
 ....
お花があって
それから
けむり?
雨ふりの森の中みたいな
ちがうよ
びゃくだん!
くすくす
しっ!
こえだしちゃ だめ
おそーしき?
そう
おそーしき
ぼわぼわって空気が
静 ....
ふくよかな体つきのサウンドが
自らに重なり溶けて
一瞬青ざめ
ゆっくりと身をもたげる

擦れる不協和音と伸びやかな声
夢の中に解放され
雪原を転げ廻りながら

記憶喪失の通行人のよう ....
(どうせ、あたしは、毒毒しいのでね……)
咲かないと身を縮めている彼岸花


(いまはテレビの中くらいでしか、みないから)
あぜ道を歩く夢みるなんてなぁ


(しとし ....
黒髪の少女の瞳が真っ直ぐに語るチカラに慰安のほろほろ


エーテルをその目でみたという電波ちゃんと強めに信じていますよ


しんしんと雪の子の名をささやいて二月の夜空は星浮くみ ....
薄日の差し込む朝に
解放する、
深い夢から目覚めて
根無しの不安と歓喜を

うっとりと溶けていきながら
うっすらと薄い膜を張りながら
大地から切り離されていたタマシイが
朝に新たに覚醒スル

妙な浮遊感、
冷たい大洋に浮かぶ裸木のよう
(そして耳許に残るサウンドに陶然として)
長い一日という荒野に戻っていく

全部ア ....
白昼夢のように
雪の舞う青空を
光のなかへ還っていく

冷えた街角に散乱する屍
延々と続く葬列は蒼白く微笑んで
遠くから駆けて来る少女を優しく包み込む

ー死が生に内包され
美しい悲 ....
流星の清い光のおぞましさ

てのひらで枝に積もった雪、にぎる
   
ふるさとの野の夢をみて飛び起きる

神さまにすがるあいつを妬みつつ

この街の夜にましろなゆめが降 ....
なにより寒いおひよりで
しんしんと雪降る街道を
ひとり揺れて参ります



なんのためにか日々彩り
なんのためにか日々頑張り
なんのためにか日々生きる
がんぜない幼子のように
途方 ....
流星の薄い音(ね)を聴く冬の尾根

鴨川に弥生の小枝を置く別れ
   
白桃と葡萄の香る村を出る

神さまになりたい雲を描くために

無人駅キセルさせない野の仏

朝早にA ....
雪をみることさえ
久しぶりで
でもほんとうに美しい世界は
無駄で汚れた人のいとなみのなかにある


死、がしずかなのか
土に戻ること、が安らかなのか
生まれ変わること、がただ辛 ....
白く切り取られた窓枠を
鋭角の冷たさで打ちつける
無数の横顔が
冬の静脈に溶け込んでゆく

*

血の色をした道標を
ひとつ、ひとつ
指で辿りながら
埋葬した言葉を
ひとつ、ひと ....
暗鬱としたコード進行が
延々ループしながら続く
僕らは没頭しながら従う
次々開ける光景は白昼夢
明るんだり暗んだり
いずれもそこは極北の地
いずれもそこは極楽浄土
君は泳ぎだし
僕を導 ....
気怠い声を
突き刺さる声を
遥かな地平に放ち
失われた故郷からの応答を待つ

懐かしい高曇りの大気の匂いに誘われ
剥き出される異邦の孤独が
両手を広げ帰っていく場所

振り絞るように ....
時は傷
   風は闇

虚空に揺れる鞦韆

水の衣装の傾きをたどる手から
   こぼれるやわらかい音符

   三日月の尖端から滴る
         蜜

 (  ( ((波  ....
酔いどれ身 不安な空を始動する


そら踊れ 素知らぬ顔で諳んじて


{ルビ白=しら}ソファー見れど知らんぞファミレスなど


そして空見ればどれもが霙みたい
近くには寄ってはダメかもしれないよ好きになりそう責任とれるの?


うつ伏せで君が出てゆく音を聴く仕事に行くその背中はみない


まるで犬みたいだと思うなよでもね一緒に散歩は行 ....
光の午後は渦巻いて
わたしの心は虚脱して
青い青い大空を
のっそりのそり渡っていく

残りの時間の切迫に
わたしはやがて覚悟決め
断崖を滑落する自分を見る

(人生の椅子は失われ
 ....
猛烈な冬の寒波に見舞われた
はるか上空の雪雲のなかで
ひっそりと生まれたのは

ちいさなちいさな
六角柱の結晶たち

雪雲の中を風に吹かれて
上昇したり落下したりと

いろんな雪雲 ....
欲望が溢れ出る
果実を丸ごと搾るように
広がる原野、聳える岩峰
足元は見えない
失われた足跡
粉々に散らばる
声の断片

不機嫌な実存が夢見る夕べ
終わりから逆算される日々が
冷え ....
昨夜アフリカの夢をみた
大地に根付き踊る人々
わたしはひとりはじかれて
途方に暮れて大地をさ迷い

この曇天の裏光り
遠く太鼓の音響く
イートインの静寂に
駆け出す子供をぼうと見る
 ....
花を摘みカラダのどこに飾るのかふたりで夜空に答えを探そう


舐めたいちゃい ん? 舐めちゃいたい? まぁ、どちらでもこの問いかけに答えはいらない


平かなこころを平のまま ....
小学生の頃
体育館の裏に生えていた
椚の落ち葉を使って
船を作って遊んだ
椚の落ち葉は
いい具合に折れ曲がっていて
大きめの葉の舟艇に
小さめの葉を刺して帆として
昔の帆掛け船のような ....
朧月夜さんのおすすめリスト(4208)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
心の支柱- ホカチャ ...自由詩2*22-2-4
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いちばん綺麗な- 秋葉竹短歌122-1-31
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- ひだかた ...自由詩822-1-25
揺_曳- 塔野夏子自由詩5*22-1-25
ソファー見れど- 水宮うみ川柳1+*22-1-25
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光の午後は渦巻いて- ひだかた ...自由詩1022-1-24
雪のさだめ- st自由詩822-1-24
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イートインにて- ひだかた ...自由詩422-1-23
痛点核(イン__大阪ロンリーCITY)- 秋葉竹短歌122-1-23
椚の葉の船- ジム・プ ...自由詩3*22-1-22

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