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ゆうぐれとゆう ゆっくりとゆくひかり


愛情は空気のようにそこにある


AIはAIRのようにそこにR


シンシンと凍って東京は涼しい


月真下 夜に灯りがつきました
健やかな者 建物を筆で書く


愚かさの寓話が偶然隅っこに


暗闇が自己言及して光り出す


円環に還る猿 遠い楽園


月の見えない夜は星が綺麗です
楼閣の桜の数を教えてる


春雨をお外で食らいまくってた


脇役の筋力 協力は脅威


蜃気楼 桜が数を教えてる
右と左と、一人旅と君。
みぎとひだりと ひとりたびときみ


誰も見えてない神様さ。未開な手、笑み洩れた。
だれもみえてないかみさまさ みかいなて えみもれた


ダイブ、世界が降る。 ....
人人のなかを貴方は彷徨った


世界知る犬が自分の鼻で嗅ぐ


息を忘れて自らを亡くしてる


春隣 燐火瞬き舞っていた
空白を書いては行間を読んだ


他人事の一言どっさりと届く


共感が凶器のように押し寄せる


感性のまま完全に風まかせ


はなむけの花束 鼻につく話


餞別に煎餅 ....
立った 残念、捻挫だった
たった ざんねんねんざだった


白く溶けたい 月に気付いたけど黒し
しろくとけたい つきにきづいたけどくろし


「誰?」眩しい月の中 魚の傷、石踏まれた
 ....
ゆうれいのようにゆらゆらゆれる百合


奇を衒う綺麗な街へ鹿寄った


意図を読む 系図の糸を売り続ける


奇天烈な亀裂綺麗に照らす月


頁には貝殻の音 夏だから
謹んで僅かな菫 勤務地へ


証明を正月という日に言った


悽惨な凄い妻が萋萋と棲む


木の奥の記憶 昨日の斧を置く


横書きの下書きを上書きしてる


春先に白い ....
雲泥の差
雲梯に、どれだけ早く登れるかの差

運転の差
「うん」って言った、あの夏の日の差
昔日の月が散って惜しいと思う


神さまはいつも夕暮れ時の夢


晴れた日を青いレターに貼っていた


膕で摑んだボール(或いは月)


空っぽの私ひとりじゃ笑えない


 ....
ふいんきで生きているのでふつくしい


固執した幸福 丸い個室たち


想い着くから着想だと思い付く


夕焼けの友情 多くの青い夜


月はなし いつまでも尽きない話

 ....
沈黙の朝に静かに蟹沈む


句読点たちを河原で集めてる


得体の知れない液体への期待


世迷い言 予言名言謎めいて


寂しさを大事にしまう雨の指
無に熟す熱 黙然と照らす熊


ぼんやりと体育館で読んだ絵本


空っぽの体を白く染める空


面白い面影 モノクロの想い


草原と身体の底に昏れていく


つもりつづ ....
500年かけてあなたが泣いている

でかい木の葉が揺れていて騒がしい

復讐ぐらいしかやりたいことない

巨大な古代と広大な兄弟

ものすごいヘアスタイルで夢語る

生きていること ....
あなたが引き止めたかった星
色と輪郭だけ残って空になる
空っぽの果物

横断歩道は虹の影
朝の月を見ている顔が
あざやかな夢を描いた
暗闇の中の絵本と恵方巻


零れ落ちた砂たち 零で待っている


言葉が壊れてしまった物語


扇風機 みえない敵とたたかった


青空を大事にしたい胎児たち


きみの ....
財産はささいな歳月のなかさ


時空を飛び越えてポテトチップスに


変わらないかわいい川の岩乾く


夜をほどいては引用された星


きみと見ていたアニメのオープニング

 ....
この地には池の他には土がある


容疑者と陽気な記者が乗る夜汽車


窓の町 魔法使いを待っている


おばあちゃんだけが憶えている花火
数時間 数字を煮込めば数学に


{ルビ潺潺=せんせん}と流れる川が川柳に


淡々とどんどん短歌書いたったwwww


もじもじと恥じらう文字が文学に
青から降るその風船を追いかけた


夢に落ち夢から落ちる夢をみる


再生ボタン 更生と甦り


パンゲアのように大きなパンケーキ


iPodだけ夕暮れを思い出す
待ち遠しい時間がゆっくりと眠る


夢をみる君が物質だった頃


体温を太陽の代用とした


文字という固体が溶けて声になる
無謀にも昔ばなしに難しいむなしい胸の春走らせる。



すいすいとスイーツ棚に吸い寄せられ釣られてしまう。お釣りをしまう。



見たことのない夜が生まれたときに立ち止まってしまっ ....
一日が日傘に落ちていく季節


今見てる景色が夢のなかにある


一度だけちゃんと笑った大掃除


四次元の方向へだけ移動する


明星を妙な少女は見送った


夜を起こ ....
確かに追い風の世界を逃した
たしかにおいかぜのせかいをにがした


笑顔ときっと、十月十日へ
えがおときっととつきとおかえ
あまりにも花粉が綺麗で泣いてしまう


誤解とか蚊とか都会を溶かした目


{ルビ半月=はんつき}は{ルビ半月=はんげつ}よりも月っぽい
文字を書く唯一無二の無数の手


回転と逆回転は巡り会う


夜に存在した灯りが温かい


球面の全部逆さにして眠る
退屈は体育座り訪ねてる


銅像も想像力をもっている


街灯のような居場所だった記憶


風の中でふいに生まれる 星明かり


ひらがなでかいたてがみがさわがしい
曖昧な目のはしっこに雨が降る


もういいぜ 色の呪いにノイローゼ


手に入れてからっぽを忘れてしまう


童話読む 瞳に埋めた古里で
失った春の言葉を集めてる


日本語でしか草原を見ていない


語らない人と暮らしたひとりごと


落とし物 すいめんの樹が揺れる音
おぼろんさんの水宮うみさんおすすめリスト(88)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
石涼しい- 水宮うみ川柳3*24-4-9
少し健やかに過ごし- 水宮うみ川柳1*24-3-30
髑髏、縷縷を數える- 水宮うみ川柳2*24-3-22
旅人族- 水宮うみ自由詩1*24-3-21
春の心- 水宮うみ川柳2*24-3-4
他人- 水宮うみ川柳2*23-12-13
ヨル回ルヨ- 水宮うみ自由詩3*23-10-17
回る揺れる続ける- 水宮うみ川柳3*23-6-2
昨日の春- 水宮うみ川柳4*23-3-14
日差し- 水宮うみ自由詩2*23-3-4
空の体- 水宮うみ川柳6*23-2-23
気体の思い- 水宮うみ川柳2*22-11-12
丸い雨- 水宮うみ川柳5*22-11-1
づつうつつづつ- 水宮うみ川柳6*22-10-1
本の人の木- 水宮うみ川柳5*22-9-15
朝色- 水宮うみ自由詩3*22-9-3
ねむいやみ- 水宮うみ川柳4*22-7-20
ほどいた糸を- 水宮うみ川柳2*22-7-13
走る足- 水宮うみ川柳3*22-6-18
- 水宮うみ川柳2*22-5-27
カラフルアメ- 水宮うみ川柳4*22-5-22
- 水宮うみ川柳3*22-4-30
春は知らせる- 水宮うみ短歌6*22-4-19
起きた星- 水宮うみ川柳4*22-4-18
回ってる- 水宮うみ自由詩3*22-4-11
目と月の先- 水宮うみ川柳4*22-4-6
羊の可換群- 水宮うみ川柳3*22-3-30
たてがみにさわる- 水宮うみ川柳4*22-3-15
忘れた空- 水宮うみ川柳4*22-3-10
窓の心- 水宮うみ川柳3*22-3-5

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