降り積もる雪が
脂肪のように
纏わりついて
うまく歩けない
傷だらけの体は
その痛みを
忘れたいのに
思い出してしまう
幸せだった日の事も
闇の中に消えて
帰れなくなる
....
「だれか、」――前置きして。
残したスタート地点だったのかもしれないけれど。と、
オモチャのピストルは万国旗と情死し、ワームホールを創りました
幕引きにつまづいたその栞の住処は
恋文で ....
胸の中にあるから
光る言葉を
信じている
どんなに長い指でも
拾うことは出来ない
私だけの秘密を
書き初めした部屋は
誰にも見せないから
掃除をしないで
鍵を掛けて置く
....
{ルビ慕=した}わしいあなたと 可愛いわが子 三人の穏やかな暮らし
{ルビ野=の}にうずくまるわたしを救い 傷ついたあなた 愛したの
だのにわが子よ おまえは{ルビ聡=さと}く 母の姿を見透かした ....
鏡の姿に名前を付けて
おもねる風
抑揚のみの面差しに祈りはなく
わたしはわたしを分類する
嘔吐する
海はしきりなしに
ほぐれてゆく死者の掴み切れない
ほほ笑みのにごりを
静かに見送る唇 ....
・チューリップ模様の宇宙船に乗って
あの娘はやってきた
ぼくたちとは違う匂いがした
・はじめまして
あの娘はクラスの女子たちと握手をする
女子たちの手のひらから
チューリップが生えてき ....
心が凪ぐ
のを待つ
青いかなしみ色のペンが
水平線をなぞるまで
名も無きジョンの
ままでいる
上がりもせず落ちもしない恋愛
平凡な恋愛で満たされる 私カワイイ?
私 どこにでもいるアラフォーです
マンネリぎみの愛にテキーラを注ぐ
自分を愛する事さえ ままならない私
....
いつもは300円のほとけさんのお花も、
きょうは900円だったらしいです。
第二ヴァイオリンって、
改ざんするものが多いようです…
やっぱり国家は解体するべきでしょう。
宇宙時代 ....
包み込まれた熱、
柔らかに放射され
愛、
どすんと降って来る
わたしのなかには
悪魔と神様、住み込み
哀しく焦がれた眼をした
少年がその均衡を保ってる
ずっと深みへずっと高みへ ....
好きだという気持ちが
ひとつ割れても
残りの形を
抱いて生きてる
人混みの中で
ぶつかりながら
萎んだ恋には
踵を踏まれる
まだ好きで
いられるだけで
さよならの
意味を ....
今この国の真ん中では
古いシステムにしがみついている奴らと
それを変えようとする奴らが闘っている
俺はその様子を
生活が染みついた煤けた部屋の
ヤニで汚れたモニターごしに眺めている
部屋の ....
その街は、昔から、
桃の街と呼ばれてた。
私の部屋は、暖かく、
新しい風が、吹きぬけている。
真珠のような、星々が、
ピカリ、ピカリ、とまたたいて、
たまには、ななめに ....
色褪せた
夏の恋
後退する
波風
響き生きて
響き息づき
傷づき
生きて
荒れ狂い
生きて
混沌
混濁
紅い旗に
揺れ歪み
世界は響き
世界は破壊
貫かれる ....
向かいの家の
瓦屋根は光の帯、
女の真白い背中の
剥き出しの肌は芽生えの筋、
死んだ宇宙が新しい宇宙へと開かれ
地球の営み、
星々の営み、
太陽は死者たちの力にみなぎり ....
不思議なくらい
なめらかになる
上へ
下へ
游ぐように 及んで
赤へも 青へも
眠るように誘う ご覧
ひかりを畏れない
矮星
今もことばを 発するだろうか
それとも 二度目 ....
「風の強い日」
ぽっかりと空いた
鳥の空洞に
冬を詰め込んだら
空
あんなに高くなるんだ
街で暮らす人の目は
うつくしい等高線を
描き出す
いつの間にかの
水溜まり
天気予報 ....
ご飯を炊くために台所に立って水に浸けた
炊飯器の内釜にこびりついたもち米を
人差し指の爪で掻き落とそうとしたけど
ダメだったので心が折れそうだった
半額の弁当を買ってこようかと思った
親 ....
哀しみの野獣、叫んでいる
巨大に赤く染まった富士山に
ひらひら はらはら 舞う想い
貴女はあの日、遠い坂道を落ちていった
深まる夜に 肉は冷え切り苦痛、波打ち
哀しみの野獣、鋭利 ....
飛べないと決めていた
窓から捨てたい
勉強しなくなった机
未来に爆弾仕掛けた時計
他人が書いた物語
私を不安にするものは
全部埃の中で
走りなさない
燃えそうなゴミほど
....
あなたの空に
雨は降り
震えながら
明日はない
と、
今宵だけ
あなたの胸から
流れ出る、
遡る時間
失われた記憶
寝台列車が発車する
カンカン鳴る踏切警報機、
幾つも幾つ ....
赤いゆびに絡まれ
知らないお祭りに行った
ひとつとして確かなものがない
不思議な空間
境内は水いろで甘い
不揃いなお提灯の踏みならす
威勢のよいはっきょい
仔犬の氏子さんに
勧めら ....
人間に立ち返られた私。
小鬼の私は故郷に帰り、
鬼の仲間と仲良くしてる。
人間の私はこれからだ
あれこれ行ったり来たり
人知れず
涙を
ポロリと
零す
夜もあるのです
....
財務省を中心とする緊縮財政派の役人や、議員や、学者や、財界人や、新自由主義者たち、マスコミが、押しすすめようとしていることは、日本という国の「文化」「国土」「資本」の破壊だ。
話が長くなるのを避 ....
ニューヨークに人がいるね
ここはニューヨークではないけれど
人がいるね
ささやかな日々があって
日常があって
ニューヨークではないけれど
収集車が僕らのゴミを運んで行くね
話す時 ....
○「無数の階段」
「死にたい!」と思っても
「死んではいけない!」
「殺したい!」と思っても
「殺してはいけない!」
思うのはしょうがないが
実行してはいけない
思いと実行の間にある無数 ....
ガザ
コロナ
セルフネグレクト
ゼガップ
コロナ
数回分100円
コロナ
リストカット
悲しいからやりはじめました
コロナ
私ってどう言う風に笑ってたんだっけ
これをやると
き ....
あなたのなかにも
あなたのなかにも
ぜんぶが同時に
平等が流れていっている
これは時間
あ、あたしいつもよりスピードがでてる
ランディングを想像する
目線を上にあげる
飛び出して ....
昔住んでいた家に居た
夢の中で
とても広い家だった
廊下を歩き
部屋から部屋へ移動した
懐かしかった
ふきぬけの階段を駆け上がり
手すりにのぼって
下を見た
*
....
泥にまみれた古い金貨を
拾い上げて水溜りで洗った
鈍い輝きは人々が
はるか昔から同じ夢を見ているのだと歌う
そいつをポケットに入れて
自然公園のベンチに腰を下ろし
出鱈目な口笛を吹 ....
朧月夜さんのおすすめリスト
(4208)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
春を待つ間
-
ミナト ...
自由詩
1
23-1-2
ただひとつの止まり木より
-
あらい
自由詩
2
23-1-1
秘密
-
ミナト ...
自由詩
1*
23-1-1
信太妻
-
46U
自由詩
2*
22-12-31
無垢な悪食の旗の下に
-
ただのみ ...
自由詩
1*
22-12-31
日付の無い日記/夏、転校生
-
ちぇりこ ...
自由詩
9*
22-12-31
船長
-
やまうち ...
自由詩
3*
22-12-31
自由律俳句_「ルルカの叫び」_2022年12月31日(土)
-
ルルカ
俳句
2*
22-12-31
トラらしいトラブった年でした。
-
ナンモナ ...
自由詩
6*
22-12-30
貫いて、ひたすら青を
-
ひだかた ...
自由詩
5
22-12-30
period
-
ミナト ...
自由詩
2
22-12-30
「ブルースのような毒のある詩を書きたい」
-
ジム・プ ...
自由詩
7*
22-12-30
桃の街から
-
秋葉竹
自由詩
2
22-12-30
夜想5
-
ひだかた ...
自由詩
5
22-12-29
種蒔く人
-
ひだかた ...
自由詩
6
22-12-29
からだ
-
soft_machine
自由詩
5
22-12-29
冬/短詩群
-
ちぇりこ ...
自由詩
9*
22-12-29
「改善と、補修と、そして復旧」
-
ジム・プ ...
自由詩
4*
22-12-28
夜想4・吉井和哉/『VOLT_』より
-
ひだかた ...
自由詩
4
22-12-28
change
-
ミナト ...
自由詩
2
22-12-28
かさ
-
ひだかた ...
自由詩
7*
22-12-28
知らないお祭り
-
soft_machine
短歌
2*
22-12-28
※五行歌_四首「できる内に」
-
こしごえ
自由詩
4*
22-12-28
「クレクレ星人が師走に想うこと2」
-
ジム・プ ...
散文(批評 ...
2*
22-12-28
日常
-
たもつ
自由詩
4
22-12-28
独り言12.27
-
ホカチャ ...
自由詩
1*
22-12-27
ガザ、ウクライナ、アフガニスタン_
-
モマリサ ...
自由詩
3
22-12-27
「生きたい、生きたいね」ちょいゆっくりで3分
-
モマリサ ...
自由詩
2
22-12-27
夢の中
-
Lucy
自由詩
8
22-12-26
幽霊は死なない
-
ホロウ・ ...
自由詩
4*
22-12-26
1
2
3
4
5
6
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8
9
10
11
12
13
14
15
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48
49
50
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54
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56
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59
60
61
62
63
64
65
66
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