私達の棲んでいるこの社会には
様々な原因で悩みを抱えている人達がいる

その苦悩を処理しきれないで
心を壊してしまう人達もいる

高度な文明社会に生まれてきたのに
未だにパソコン持ってな ....
産んでくれなんて一度も頼まなかったのに
よけいな真似をしてくれた
母さん

何言ってるの
母さんだってあんたみたいな子供に育つと分かっていたら
死ぬほど痛い思いして産んでいなかったわよ
 ....
ひさしぶりに
ぶたまんたべました
白い皮に
黄色いねりからしぬりました
ふと小さいころが
再現されたようです
一口するほどに
ほどほどに
時が過ぎていって
くれればいいのに
幸 ....
amazonの巨大倉庫内の片隅に、とある原石が眠っているのさ。
在庫は一点、入荷予定は無し、誰にも発掘されぬ、君は何と美しい。
漂い
彷徨い
移ろう
ヒトの想い

切り裂かれ
引き裂かれ
付けられた傷の痛みは
容易には癒えない

明日の方角がわからない

ヒトが通るべきは
人の道

なのに
ケモ ....
月夜のメダルは天に貼り付き
煌々と照らされた道影を
飲んだくれ共泳ぎ行く
忘却の淵に全てを沈め
麻痺した脳髄
カンカン鳴らし
平手を打って泳ぎ行く

泥団湿地の現の原に
拘泥するもの ....
かなしいから
  やさしくしかなれない

かなしいから
 おこることしかできない

かなしいから
 ふてくされる

かなしいから
 いじわるになる

かなしいから
 もってい ....
往路で道に迷いだしているんですね
それは誰にでもある事です

でも
通り過ぎた道は戻れない
有効な未来への地図はどこにも見当たらない
ですよね

幸福の鐘はいつだって遥か彼方で鳴ってい ....
日々がどよめいている
宇宙が波打っている
『遠い遠い』と手を振る君

)何かが湧き起こり
)何かが沸騰して
)すべてが終わり
)すべてが始まろうとしている
)名状しがたい何物か ....
朝、車で通勤の途中の細い道端に咲いていた白い秋桜の花が何本か根本から倒れてました。
そこは大東宅建の集合住宅の駐車場の前でした。
倒れている秋桜の花の姿を見て、倒れている人の姿を想ってしまった私は ....
素直に好きと言えるまで
どれだけの歳月が必要だったろう

天は廻り
雲は流れて広がる青

遠い遥かな郷愁が
焚き火と共に立ち上ぼる

秋晴れの今日、
独りきり





 ....
歩くたび、古い廊下はミシミシと、僕に何かを伝えたがっている。
ミシガンだかミシシッピだか、おそらくアメリカに関する要件を。
(自由律)


蝉の鳴き声もしない、蟻は蛇行する


あぜ道で蛙の合唱を聴く


街から逃げ、暗く笑った目


一息に冷水を飲んだ、窓に月


花を踏みつけたあとで気づく ....
今を静かさが支配している
静かさは私という不安を抱き留めている
私は静かさのなかで震えている

静かさのなかですべては始まるから
静かさがすべてを支配するから

私は吐きそうになりながら ....
互いにスパークする宇宙で起きた出来事があり
誰も入り込めない花園の君がいていつか僕は叙情になる

面倒くさい真実ばかりがまかり通って
優しい嘘はにぎりつぶされて疑問ばかりが生き残る

レノ ....
山あいのさみしい川べりの
物置小屋の青いトタン屋根の上に
紅葉したもみじが
五六枚かかっていた

大町の山間部の秋は
ダム湖の水面に近い方から色付く
楓が黄色く
イロハモミジはわずかに ....
濡れたアスファルト、
黒光りしながら
ゆらゆら揺れ
今日は雨、
胸奥が
酷く切なく軋み
遠い記憶の余韻が響きます

 *

あれは小学二年のこと
休み時間の騎馬戦で
後頭部を切 ....
男のくせに、大きなテディベアにもたれて眠る夜。
父親を裏切る夜とは、こういう夜を言うのだろう。
空の似顔絵を描くとね、どんなに下手でも似てしまうよね。
空には正解がないから、きっと間違えようがないんだよね。
口笛の奏で、目覚めてこの秋夜
澄んで響く何処から

明るい旋律音色のループ
微妙に低く高く震え魅惑の相

聴き入るうちに潮騒磯の香
漂いザワメキ布団が波打つ

扉開いて弓形の白浜
 ....
開かれる
空の瞬き青々と

白雲棚引き
行方は知らず

哀しみ溢れて
秋風の吹く
かなしみの
青が降る
透明、
ただ透明に
なっていく
己の体
幾億もの幾兆もの者達が通った道
途、未知、溢れ
枯れ果て、移行する
闇の光の奥の
ふるふる震え揺れ
時の間隙縫い
 ....
サンドストーム
夢遥か

砂漠の最中
逸脱し

微笑む貴女が
ただ独り

ただ独り居て
未知永劫

遠去かる背に
追いすがる

追いすがる我
独り居て

 *

 ....
フローリングに寝転がり
爆発する太陽を浴びる
降って来る光の洪水は
世界のすべてを肯定し
温め熱し燃やし尽くす

)否、否、否
)肯、肯、肯
)越えて超えて!

病に苦しむ己も
 ....

目が覚めると、今日もプリンの一日です。
円グラフ、黄色で塗りつぶしちゃうのです。



夏の朝、粉ゼラチンを制鞄の底に隠し、隣町へ密輸の旅さ。
その町に住む不登校の友達に、プリ ....
君の骨をみたことある、なんて嘘をつく



部屋に入った深夜、床にすわりこむ



あたらしい夜を探して路地をゆく



生きて、辛くても、啄木鳥



瞳 ....
毎夜夢に現れる人達の
考えていることが見通せない
それぞれがそれぞれの意志を持ち
それぞれがそれぞれの言動を繰り広げ
夢の中はまんまブラックボックスだ

私の夢なのに!私の夢なのに?

 ....
海が見たい とつぶやいた
あなたは今日の今頃は
白いベル付きの
ドアの向こう

あなたののこした
たった一つの
小麦色の帽子をもって
記憶の底の海へ行こう

※※※※※※※※※※※ ....
そらの光が、しろいのは
せかいの悲しみが、混ざっているから。

夜になれば、小雨が降り
ほおりだされた悲しみが、忘れられている。

陸にうちあげられるつめたい海水よ、
あらそい ....
そらをとぶ骸骨か、煙かわからない


死んだあとを焼き場でみた


昼なのに、傷のある音を出す


濡れた髪を切りたい


たち止まり雲を見る、ひとは歩いている

 ....
おぼろんさんのおすすめリスト(3597)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
私達と私には- こたきひ ...自由詩220-11-7
産んでくれとは- こたきひ ...自由詩420-11-5
ひさしぶりに- ナンモナ ...自由詩6*20-11-5
原石- クーヘン自由詩6*20-11-5
空飛ぶ円盤が現れて- こたきひ ...自由詩520-11-5
月夜- ひだかた ...自由詩320-11-3
かなしいんだ- うめバア自由詩820-11-3
詩人にはなれないから- こたきひ ...自由詩320-11-1
どよめき- ひだかた ...自由詩1020-10-31
美しくも輝きもないのに- こたきひ ...自由詩620-10-25
秋晴れの今日、独りきり- ひだかた ...自由詩520-10-24
ミシミシ- クーヘン自由詩3*20-10-23
紅葉の天ぷら- 秋葉竹俳句320-10-22
静かさ- ひだかた ...自由詩620-10-21
スパーク- 梅昆布茶自由詩1420-10-18
チェーン脱着所にて- 道草次郎自由詩9*20-10-18
雨降りの記憶- ひだかた ...自由詩520-10-10
テディベア- クーヘン自由詩2*20-10-6
似顔絵- クーヘン自由詩3*20-10-3
月下(改訂)- ひだかた ...自由詩420-10-1
初秋にて- ひだかた ...自由詩420-9-28
かなしみ- ひだかた ...自由詩520-9-3
サンドストーム- ひだかた ...自由詩420-9-2
太陽を浴びる(改訂)- ひだかた ...自由詩420-8-30
プリンの一日- クーヘン自由詩4*20-8-30
嘘つく、啄木鳥- 秋葉竹俳句420-8-28
夢の他者(改訂)- ひだかた ...自由詩4*20-8-22
はまなす- Giovanni自由詩620-8-20
ある夏の夜に、砂浜で花火をした。- 秋葉竹自由詩520-8-19
そらとぶ骸骨- 秋葉竹俳句320-8-18

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