リセットをしたくて熱いシャワー浴びても
鏡に映った私はまだだめだ

シャワーを浴びればリセットできると
信じていられたどんなに不運な一日だって

どんなに悲しい夜でさえ
涙を流さ ....
優しいだけの空の青、
広がっている 輝雲は流れ

俺は何処へ行くのだろう?
入退院を繰り返し
燃える紅の冬薔薇に
季節はまた一巡し

優しいだけの空の青、
広がっている 応えはなく
 ....
犬の目は面白い
子供のように純粋な目をしていて
されど立派な獣の目をしている
表面は澄んでいて
奥には燃えるものがある
無邪気で闘気がある
そのくせ臆病だったりする
足し算はできないが馬 ....
紡いで解いた言葉のように

生まれ変わるならこの胸の中で


まだ熱かった心に手が届き

絵の具みたいに掻き混ぜる時間が

過去は薄くて未来は濃くなる


パレットに乗せた彗星 ....
はんてんしたれいしんが
すとらくるして
しとしとして
はなのさきから
でさきまで
こんなふといあめが
ふったことなんてなかったんだよ

ぎゃっこうでよくみえないから
じぶんの、みぎ ....
頭部のない地蔵が地に突き刺さり私は石くれを拾い集めて供えていく。顔は覚えてくれているのか、と問われても元より知らない。けれども手を合わせることだけは遠い昔に習ったし、あの鳥のように歌を供物にしてあの花 .... 花をみつけて
おくれ

水をかけて
あげて

朝になれば
花を

咲かす咲かす
咲かす

花はどこに
いるの

夜の闇で
みえず

罪を知った
世界

眠 ....
マフラーの幅を
広くするたびに
寒さが消えて
世界が歌うの

林檎に耳をつけると
逃げるから
丸噛りの芯を
重ねたまま
倒れなかったら
恋が叶うとか

希望の中に
ほんの少し ....
複雑に入り組む僕の手相、都内の路線図みたい。
拳をぎゅっと握り、東京とやらをぶっ潰そうかな。
かり〜ん
くり〜ん
かりんくりんこりん

イブの乳房で音がする

アダムを殺して
ガタガタ震えてる

金の指輪を捨てなくちゃ

かり〜ん
くり〜ん
かりんくりんこりん ....
凍結した大地
彷徨する雄の白熊 

雌の匂いを頼りに
年に一度の交尾求め

蒼白い氷壁の上
雌雄は獰猛に唸り

出逢い対峙スル
選択の余地はない

生き残って来た自然
彼らの ....
山が燃えている
だれにも危害を加えず
火を使わずに山は燃えている
煙だけが上がる
複数の山から同時多発的に
白い粒子を立ち昇らせる
遠くあの山では
山から発せられる煙と雲が溶け合い
標 ....
お風呂場のタイルの柄、初めてちゃんと見た。
名もない小花たち、湯気の向こうに咲いていた。
死ぬくらい
体は酷く疲れていた
のに

神経はやたら昂っていた

午前二時を過ぎていた
市営公園の駐車場に停めた車の運転席で
うつらうつらしていた

明日も仕事だ
工場で働く
 ....
無音の夜
椅子を引くと
机の下から
白い骨壺の
カタカタと鳴る

「寂しいのか」と尋ねると

鳴る音、一際激しく
なり
無音の夜
ますます深く広がる

と、

足許でカタ ....
分裂していく
シャボンのように
ストローの先で
すくいあげられる

言葉が刺さり
心臓を増やして
数える間もなく
百個になった

ありがとうという
声を返したから
ひとつ減った ....
お酒の怖さしってます
賭け事の怖さしってしまいました
女の人の怖さ
それはお互いさまでしょう

住み慣れた土地です
住み慣れた家屋です

吸いなれた空気でした
慣れた水でした

 ....
誰が作ったのか
何のため作ったのか
何故 贋物と判ったのか

話はつきないのだけれど
人形は人形
そんなに贋物よばわりされても
と照れ笑いをしているようで

  僕らの本物 ....
鼻がピーピーとうるさいので息を止めて一回死んでみた。
今度は心の声が生き返りたいとうるさいので仕方なく蘇った。
ペダルを漕ぐのはいつも空の上
丸い寝顔を追い越してゆく

安心を舐めた両足の裏に
広がる明日が水を溢すなら

吐く息の白さを堪える前に
黒い地面に叩きつけられる

アスファルトに擦っ ....
ザザザザザァ
心に降る雨はそんな風に哭いている

ザラザラに渇いてしまった
私の心だったから
恵みの雨

湿っていく
塗れていく
恥ずかしいくらい

ヒリヒリ痛んでいた
私の体 ....
折れた傘が
螺旋に落ちる

胸元の開いた
洋服を刺して

踊ってる
わけじゃない

狂ってる
だけの足音

何度目だろう
近づく冬に

抗えないから
マフラーの先で
 ....
日々が明けては暮れる
おそらく
日々が明けて暮れなくなる
その日までの間

出生から今日まで
自分に良くしてくれた人
自分に普通にしてくれた人
自分になにかと辛く当たってきた人

 ....
今夜はとっても
気持ちがいいね

と夜が星たちに話しかける

あの憎たらしい満月が
うすい三日月になってから
僕たちがいっそう
きれいに見えるね

と星たちが夜に
相づちを打つ
 ....
世界中の笑顔の全てが、威嚇を起源にしているとは感じられない。
あの子のけらけら笑う姿に、敵がいるとは思えない。
すすきが夜になっても
合唱するのは
自分たちのためだから
発見されるのを
望んでいるわけではない
風吹けば歌う
歌うのは風まかせ
「人間はいいね」
「人間はいいよ」
すすきは歌う
 ....
君が笑ってるなら
偽物でいいかと思う

君も偽物だったならばと
あお あお 
と子供のように泣いた

その涙も偽物だから
まだよかった

僕のことばが偽物だという
のなら ....
夢中になれる何か一つ、見つかるといいね。
どん兵衛にお湯を注いだことも忘れる程のね。
止めないで歌い終わるまで
ネジがすべて逆回転するまで
ほんの少しだけだから
ズボンの人には負けると思った

スカートの裾を広げてみても
立ち位置を示すパラソルの上で
夢を転がす時間を閉じるの

下手クソだったラケットの扱い
これが人なら表しか見ない
悪い癖を抱 ....
おぼろんさんのおすすめリスト(3597)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
バカで愚かでしあわせな夜を、夜を- 秋葉竹自由詩519-12-4
空の青- ひだかた ...自由詩719-12-4
- mmnkt自由詩219-12-4
グラデーション- ミナト ...自由詩119-12-4
れいしんすとらくる- 次代作吾自由詩419-12-4
求めるもの- 帆場蔵人自由詩4*19-12-3
ほら、ここに、いるよ。- 秋葉竹自由詩719-12-3
林檎の詩- ミナト ...自由詩119-12-3
東京- クーヘン自由詩3*19-12-3
かり〜ん__くり〜ん__かりんくりんこりん- 秋葉竹自由詩519-12-3
他者- ひだかた ...自由詩4*19-12-2
この陰鬱な空の下では- mmnkt自由詩319-12-2
タイル- クーヘン自由詩3*19-12-2
思椎の森で化石になってしまった- こたきひ ...自由詩419-12-2
骨壺- ひだかた ...自由詩219-12-1
99個目の心臓- ミナト ...自由詩119-12-1
PRIDEなんて持ってねぇよ- こたきひ ...自由詩319-12-1
ミシガン・レリックス_3- AB(な ...自由詩10*19-11-30
うるさいので- クーヘン自由詩6*19-11-30
パンク- ミナト ...自由詩2*19-11-30
女の雨の音は擬音で- こたきひ ...自由詩319-11-30
北風- ミナト ...自由詩119-11-30
出生から今日までの日々を- こたきひ ...自由詩119-11-30
三日月のベッド- st自由詩3*19-11-30
無敵- 水宮うみ自由詩1*19-11-29
すすき- mmnkt自由詩319-11-29
偽物の光と影を借りにゆく(nested)__- AB(な ...自由詩3*19-11-29
どん兵衛- クーヘン自由詩3*19-11-29
目覚まし時計の妖精- 丘白月自由詩119-11-29
伝線- ミナト ...自由詩119-11-29

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