青い空と白い雲が
草原と仲良く
手をつないでる

ポピーの国の草原で
太陽が生まれて
月が歩いていく

細い茎の先に
いくつもの命が揺れて
昼寝を楽しんでいる

ポピーの妖精が ....
二階の屋根まで届く
ミモザの花が
風に小さく揺れ
春の香りを小径に並べて
猫を誘っている

遠い昔に塗られた白い壁
大正時代の洋館で
満月の夜に
女の子が妖精と一緒に
ミモザの種を ....
死体のような
ひたすら一点に
冷たく凝固していく
気配、
辺りに充ち満ち

私は漆黒のアスファルトを進む

蒼く蒼く結氷する
異界の感触、
次第に足許に広がり
じわりと恐怖に浸さ ....
君の言葉の方向にいつも僕はいて
過去を育ててくれたからきっと
プラタナスの木みたいに
両手を広げて未来を抱きしめる
何度も救われた夜があって
君を特別な存在にした
星が瞬きをするように
 ....
雪が敷き詰められた森で
夜通し踊る月の子

モミの精霊が
森の入口に
夢の入口を造る

光の渦の中で
夢を見る
故郷の夢を

流星が枝に落ちて
雪が踊り子に舞う

粉雪のド ....
助手席に置いたバラが
なんだか君が抱いているようで
涙が溢れてくる

車の中にたしかに君がいる
くもったガラスに
君の顔がうかぶ

泣かないでと大勢の妖精が言ってる
数えきれない色が ....
お寺の大きな瓦屋根が
揺れたと思ったら
空に飛んでいった

真っ黒な瓦が
軽々と空に舞った

庭に降りて雪を食べる
そんなに食べても
白い羽根にはならないよ

たぶん分かっている ....
風と水たまり
鉛筆 かくれんぼ
雨と雪の服
画用紙の端から端


暗い明るさ
午後の未来
胸の苦しさ
十月十日


横ならびの虹と径
賢くない鴉が啄ばむもの
 ....
欠落はせずに
只々遠く平板になっていくもの
追いかけても追いかけても
追いつけない現実に
後ろ手付いて息を吐く

二度と取り戻せない時間の堆積
記憶は麻痺しながらも
思い出したように不 ....
3mmだけ宙に浮くような散歩に出掛けるとしよう。
1mmじゃ面白くないし、5mmじゃ大胆すぎるから。
道端を見ながら歩いてると
色んなものが落ちていて
一つ一つのものが
無価値な雰囲気を漂わせている
丸い形の何かの部品を手に取り
少女はポケットに入れた

私は物かもしれない
机の上の本 ....
いくつかの夜が灯りになっている

きみのやさしさが私にみせた夢

朝の星 ひかりのような夢のなか

この声に きみの言葉をのせていた
木から落ちた花
土の上
静かに歳をとっていく
萎れて
枯れて
土と混ざって
あの子を育てる
親の一人となっていく

わたしもそうなれたらよかったのに
アスファルトの上じゃ
踏まれ ....
ひとり分の影に落ちる木漏れ日
その中で沸騰した八月が
僕の肺を夢で汚してくれた
始まりの季節が過ぎた後に
遅れた言い訳を忘れるほど
透明な唇を噛んでしまう
強く流れるカテーテルの管が
青 ....
 なんとなく思っていたこと

 論じてみよう

 ボディーシャンプーに押され気味です

 でもやっぱり石鹸じゃなきゃ

 そんな人と論じてみたい

 使っていると泡立ちが悪くな ....
幸福でないからいいんだな
もし幸せの花束抱えてしまったら

その花束一本だって散らないように
枯らさないように
必死になるしかなくなるからさ

のんびり行こうよ
焦らずに
ゆっくり行 ....
人生の負け犬も
人生の勝ち犬も

最期は一緒だよ
ダスターシュートに落とされて
焼却炉まで運ばれて
燃やされるのさ

果たして俺はどっちだよ
負け犬か
勝ち犬か

人生の負け犬 ....
ゆうらりゆらら
舟はゆく
生死の境をさ迷いながら
白波立てて
舟はゆく

ゆうらりゆらら
舟はゆく
無限の時に慄きなから
さざ波立てて
舟はゆく

ゆうらりゆらら
舟はゆく
 ....
冬休み最後の日
オルゴールがゆっくりと
視界に足跡をつけていく

私は一人ピアノの前に座り
昨日の夜 街灯の下に忘れた
温もりを何度も探してる

忘れたのではない
私は置いてきた
 ....
この狂った騒ぎが終わったら
君を港区にある物流博物館に
連れていこう
正体の見えないウィルスで
恐怖に駆られた人達が
狂ったようにトイレットペーパーを
買いあさるドラッグストア
「工場に ....
生牡蠣の緑は
内蔵のオー
真珠の淡いピンクは
皮膚のウー
春の夜に吹き抜ける涼風は
頭蓋のアー

アー ウー オー
オー アー ウー
遠く遠い去る去り逃れる
憧れ懐かしい戦慄の
 ....
柔らかい肌に触れる声は
心でカーテンを揺らして来て
余った風で話すような指が
ファスナーの位置を探そうとする
それはどこかで折れた翼を
支え切れない背中のワンピース
前にも後ろにも進めなく ....
雪が降り積もりそっと握った
白いマイクと丈夫な本音で
チューリップの唇が裂けたから
もう一緒に春を待つことはない
垢抜けた色の口紅を捨てて
サンドイッチの具を少なくする
誰かのためにと動い ....
過ぎてゆく疾風が眼を切った冬、春を信じてただ走る君



見られるのが嫌だなんて言わないで正しい片恋なんて知らない


あの雪で転んで笑われやけくそで手渡したチョコでも想いは ....
夜の品川の端っこから、東京タワーが見える。
覗き込んだビルとビルの隙間に、ぽっかりと、
なんだか場違いな感じ。背高のっぽが窮屈そ
うに、泣き笑い顔で困っている。春の夜の棘
はやわらかいきみの匂 ....
1月の庭に雪だるまが一人
小さいけれどダイヤの糸が
月あかりに透けて光る

子供の小さな手で創られた
小さな雪だるまの中に
温かい陽が灯る

小さな薄い羽根が
繭のような
雪だるま ....
神様が地球に水槽を造った
人は海と呼んだ

すべてが生まれる水槽
海は産みという言葉と同じ魂

いったいどれだけの
月と太陽が
現れては消えたのだろう
長い長い時間が
月日という言 ....
知らぬまに
小石を投げつけてわたし、わたしに
その水面の波紋は
かたちを歪ませて、きっと
こころとか
生きていくとか
そういうものの足元を崩していく

きいてほしい話は
きいてほしく ....
たぶん自分は「ある」物ではなくて、「いる」者にすぎない。
いま・現れている世界は、ただ・「そう」慣れ親しんでいると、
自分の知に基づいた、ただ「そうだ」と思い込んでいるだけの世界にすぎない。
 ....
今日という日は、今日っぽい日なだけで、決して今日ではないよ。
今日なんてどこにも無いんだし、今日は君の好きなようにやりなよ。
朧月夜さんのおすすめリスト(4208)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ポピーの妖精- 丘白月自由詩120-3-19
ミモザの妖精- 丘白月自由詩120-3-19
異界(改訂)- ひだかた ...自由詩420-3-19
SUPERSTAR- ミナト ...自由詩320-3-19
月の子- 丘白月自由詩320-3-18
星祭り- 丘白月自由詩220-3-18
カラス- 丘白月自由詩220-3-18
白へ_白へ- 木立 悟自由詩320-3-18
記憶2- ひだかた ...自由詩220-3-18
3mm- クーヘン自由詩2*20-3-18
窓辺の少女- moote自由詩220-3-18
きみのやさしさ- 水宮うみ川柳2*20-3-18
朽ちる夢- 卯月とわ ...自由詩220-3-18
エバーグリーン- ミナト ...自由詩420-3-18
石鹸を論じる- 佐白光自由詩2*20-3-18
幸福でないからいいんだな- こたきひ ...自由詩320-3-7
ノイズ- こたきひ ...自由詩520-3-7
孤舟(改訂)- ひだかた ...自由詩320-3-5
オルゴールの妖精- 丘白月自由詩220-3-5
物流- 紀ノ川つ ...自由詩7*20-3-5
木霊(改訂)- ひだかた ...自由詩220-3-5
beautiful_glider- ミナト ...自由詩320-3-5
雪解けの音が聞こえる- ミナト ...自由詩220-3-5
この猫め、あたしを孤独と思うなよ- 秋葉竹短歌720-3-5
プルーンな夜- ワタナb ...自由詩320-3-5
エリカの妖精- 丘白月自由詩220-3-4
うみ- 丘白月自由詩220-3-4
こころとか記憶とか生きていくとか- かんな自由詩820-3-4
辟易から疲弊へ- ナンモナ ...自由詩6*20-3-4
今日- クーヘン自由詩8*20-3-4

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141