雨上がり
暗闇に
空気が透明
水の匂い
耳をすます

+++

田舎道
水たまり
機嫌よく
出来ることは
何もなく
さっきまでエアコン
入れてたのに

夜風 また
涼しく

網戸にし

数多病んだ肉体精神
はぁと深々ため息つき
耐えながら

相変わらず

夜闇の静かさ響き
安らぎ感受す ....
二人連れ老いの旅路か夏椿

シャラの木とふ別名のあり夏椿

寂びしきはけふも出で来ぬ夏月かな
自家中毒のなれの果て、日常の澱の中で、粘着いた息を吐きながらのたうち回る断末魔の蛇のような精神世界、床に食い込んで剥がれた爪に赤い軌跡が続いている、服毒に似た衝動、あらゆる歪みの中で、真直ぐな線こ .... 道端の草が
不思議に綺麗な花、
咲かせたよ

白くて卵形の
小さな花 無数

僕は思わず立ち止まり
見入ってしまったんだ、
不思議に綺麗な花の群れ

なんて謎に満ちた存在だろう
 ....
ポチ連れて右に折れたら夏館

入道雲白いもくもく幼き日

本好きのギター少年ハンモック

ビールより缶チューハイや缶たまる

ポチ連れて曲がる三叉路大夕焼
夕暮れ
時 やわらぎ
広大な大地
ぽつんと独り
取り残され
失うもの
もはや
何ひとつ無く
ひたすら自由に

懐いていたもの解き放つ
抱いていたもの解き放つ

)わたしはあな ....
おふとんとわたくしの
さかいめがおぼろげ

すなのこまやかさで
ぬりこめられて

まぶたをきちんと
とじたまま

きょうのしごとについて
まとはずれなだんどりをくりかえす

お ....
ゆうれいのようにゆらゆらゆれる百合


奇を衒う綺麗な街へ鹿寄った


意図を読む 系図の糸を売り続ける


奇天烈な亀裂綺麗に照らす月


頁には貝殻の音 夏だから
 水面を埋める
 蓮の葉が
 大きな葉っぱばかりでなく
 伸びた茎の先々で
 小さな葉も立ちあがり
 陽を透いて
 静かになびいている

 まるで{ルビ摩周湖=カムイトー}の様な水辺に ....
信号待ちで
横に並んだ

君はさりげなく
イヤホンの片方をはずしてくれた

信号が変わった

僕は
とうとう
おはようって言えなかった

君はだまって行ってしまった

 ....
○「伯母さんの死」
一度は死ななければならない
と口癖のようにいっていた
95歳の伯母さんが急に亡くなった
胸と背中が痛いと朝電話が来て
かかりつけの病院へ僕の車で乗せて行った
早く死にた ....
日差しは木漏れ日のなかに差し、青葉は道を確かめてゆくように私の歩みの中に風と戯れていた。
新しい日々が、五月の若い初夏に緑は深くまた私を誘っている。

私は永遠のなかの刹那になかに生きている。
 ....
雨の形のまま
わたしたち、地下鉄で
産道を進む
透明に敷き詰められた窓
向こう側に続く暗くて
滑らかな景色
輪郭は線となり
わたしは葉っぱを並べる
あなたは選挙の人にもらった紙が
 ....
校庭でゼリーが息絶えていた
音も無く
オレンジ色の匂いがした
樹木の間から
整体、の看板が見えていた

看板が見えるのは校庭の高さが良いからだ
と、かつてあなた言った
それはここと ....
○「美を求めて」
人間は
美を
求めて生きる動物であろう
美は
身の回りに
無数にある

○「大事なこと」
テントを担いで山を縦走すると
大事なことがはっきりしてくる
それは「食 ....
路上に散らばった散弾銃の薬莢を拾いながら朝早くから昼過ぎまでずっと歩いていたんだ、それが本物かどうかなんてことはどうだってよかった、サバイバル・ゲームに使われるチープなものだって全然かまわなかった .... 夜の雨は何かを伝えようというのだろうか
泡立つように一つの感覚が芽生えてはうなだれ
いつもように日々が過ぎていくのを
僕は目を少し開けては眺めている
昨日少し生まれ変わり、風の子供の歌を聴いた ....
○若い頃は
やりたいことが
なかなか見つからず
年を取ったら
やりたいことが見つかっても
もう動けない

○「自賠責保険だと
対物はなし」
そういう車にぶつけられたらどうなるの?
 ....
 ひとりで
 星を見る

 水を湛えた
 ナウマン象の足あとに
 両ひざを抱え
 転がした
 身体を透り抜けながら

 ひとりで見る
 星のひかりよ

 むき出しの
 大理石 ....
 僕の隣に立つ女は長身でショートカット
 切れ長の吊り目が奥二重
 パーマのかかった短いまつ毛
 手に布製のブックカバーを持っている

 ああ、どうして彼女は
 こんな下地の色に淡雪の様な ....
雨垂れ 一滴、また一滴
落ちて 落ちつづけ
あなたはグツグツおでん作って
わたしを待っていた

なんて空漠とした空間、
生活感の一切感じられない部屋で
あなたとわたし、
横並び お皿の ....
コロナが5類になってからマスクを外す人も多くなり、あれ?
隣に座っている同僚の顔ってこんなだったっけあるあるが、
あちらこちらでおきている毎日ですが、今はポエムの日々だなあ
とすごしています。
 ....
いたるところに花は咲き
いたるところで花は萎み
街行く人の方向はあちこち
空は相変わらず青く青く
俺は歩道橋で破裂する
駅前で少し遅めの「朝定食」を食べる。
ご飯、焼鮭、大根おろし、味噌汁、生卵、漬物という定番だ。
客も少なく静かなテーブルに座り、ゆっくりした朝を過ごした。

バス停がある時代を生きている。僕は ....
雲が空のように見えた
走り書き
眠たいだけが取り柄だった
バス停が点在するこの街で
列車の駅を見つけた
小さくて冷たい
それだけの駅
草の夢で躓いて
命を生きることにも
少し ....
 熱いゆげをわけて
 ちりれんげですくって
 ふう ふう 吹いて食べるのです

 舌の上にのせた豆腐が
 かすかに香って崩れる時
 ふと時間は逆戻り

 勤め帰りのスーパーで
  ....
耕し石拾う 堆肥を入れ耕す
くり返し くり返し
ご先祖さま

豊かな土、良い土は黒い土

腐った生きもの
小さな生きもの
混じっている

生きた土、良い土は黒い土

命をつなぐ ....
濃緑の葉群れ、
波打ち照り輝き
眩しいくらい
生命の純粋
恐ろしいほど
生命の威力

新緑の季節、進み深まり
道向こうの落葉樹たち、
枝葉を繁茂させ盛り上げ
五月の青空、五月の風に ....
ビスカッチャになった私は
眩しそうに目を細めている

ただ ひと目でお疲れなのだろうと分かる
それがなんとも言えない いい味わいなのだ

植えたばかりでも
水田では風を見ることができる
 ....
おぼろんさんのおすすめリスト(3597)
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étude(夏の散歩)- まると俳句323-6-4
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