すべてのおすすめ
    春風やわーくきやつぷをかぶりおり



    ふわりわーくきやつぷ水の上春の上
祖母の吾とほく見守る子の巣立ち

満腹やひねもす籠る花の雨

情報源多彩なりけり{ルビ事始=ことはじめ}
半地下の車庫 ゆらめくビニール紐

秘伝のたれを足していますと口が

次のバスターミナルまで追いかける

この裏はアパホテルがあるはずの

のぼりが立っているのに風がない

畳がさ ....
にょきにょきと土筆の坊や川の土手

すみれ草ひしゃげて咲きぬ草の中

林道や天と重なる山桜
頬を打つ風や名のみの春きたり

雨毎に数増しにけり落椿

永らへて無事なる生や四手辛夷

{ルビ三人=みたり}居て一人寡黙や沈丁花
{ルビ蟄居=ちっきょ}して見るものなべて春めきぬ

梅が香や未だ明けやらぬ戸口まで

{ルビ去年=こぞ}植えし{ルビ鬱金香=ちゅーりっぷ}の芽を数へけり

此処に居ます春の小花の声聞こゆ
 ....
伽羅の香を
独り静かに
聞く夜は

墨すりて
香る龍脳
沁みる夜

白檀の
甘き香りに
酔い深く

龍涎香
男はいざと
紅求む
真夜中に
グラス傾け
訃報しる

酔い酔いて
一杯二杯
もう一杯

ウイスキー
琥珀は誘い
誘われて

あまやかな
味たる酒は
琥珀色
酔い覚めに
薄茶を{ルビ点=た}てて
{ルビ伽羅=きゃら}を聞く
いまは無い
おでんの屋台
何処いった

焼き鳥の
匂いが誘う
帰り道

チャルメラは
スピード上げて
走り去る

もつ煮込み
野菜だらけで
吐息つく

コンビニに
行 ....
凪ぎはてた海よわれは哀しむ

忍びかにわれ哀しむ凪はてた海を

忍びかよりさつそう飛んで啼きつめる鳥

まどふこときみの乳(ち)の辺(へ)に痣がある

きみの乳(ち)の辺(へ)を眺め下 ....
おもひみをつれゆかむこのたましひは松林へ

おもひみつれゆかむこと海辺をゆかむ

道におる玉ひかるましろの小鳥

かすかましろの小鳥の羽音

さびしさは海のなせる

青海なせる ....
この雨を人にそむいてわれゆかむ

茫々とときに朗々とひかりをひとりゆかむ

雨に海に身をさらす赦されない身を

海よ空よゆるせよわがこころ人に赦されず

ふたり夜の海見るたましひと ....
海をみてひとりと思うわが性は

哀しみとして海にほほえみつつ泣く

海の面にうつりこむかみなし児のわれ

わが性は孤独でありしまた海へいく

松林を海へ突っ切るひとり

カモメはや ....
海哀しこの身たよりに恋をおもう

あめつちもなしこの身がたより

海、山哀しここにぐっとこらえる

恋のひとみの焦点のうるむ、山

風わたるくさはらのくさが避けて

はつなつの青空 ....
私はうたおう哀しみどものわけ捜す

酒にもひとへもいかぬ哀しみをこらえる

おとなりのピアノのおとに酔ってしまうよ

燃える若さもなし智慧を武器にいく

艶やかな妻の髪と鬱屈しているわ ....
父と子のキャッチボールや秋日和

刻々と秋の日暮るる帰り道

山腹に枝垂るる紅のこぼれ萩

安否問ふ娘のメール秋晴るる

早々と門戸を閉づる秋の暮

芒の穂小寒い風に揺れやまず
 ....
ガマンない人だ 旦那の坊ちゃん気質

半袖で暖房つけてる 旦那を笑うしかない

暖房の次は冷房か いま秋なんだけど

私よりタバコが好きか そんなに好きか

詩人とタバコと浮気して ....
繋ぎ蜻蛉の哀しみ憐れ 雨上がりの水溜り 白き車のボンネット ムダなものには 骨をおりたくないのが男

キレイを突き詰めた先にあるモノ

美人通り越して美神

ツマミにもならぬ話して何が楽しいの?

美人にはいろいろまとわりつく

なにく ....
旦那に愛されている タバコに嫉妬

もうどうにでもなれな わたし

なんでもやり過ぎる わたし

やり過ぎる時あり やらな過ぎる時あり

秋風が心の隙間をとおってく

くだらなくと ....
曖昧な横顔秋の海

社会の腕力から逃れて逃れて秋めく

階下に運ぶ珈琲のように長い時間をこぼした

それぞれの孤独を持ち寄って孤独なままでいる

空が斜め渡り鳥
キンキンに冷えた間柄

いま ふたつ星みつけた

風が鳴る今日

雨の中で 絡み合う体

秋のおでまし

鈴虫が仲良く合唱

実りの秋に愛が生った

ススキの穂みたいな ....
昔から縷々とおんなじおはぎかな 幼児に遊んでもらう大人

大人引き連れる幼児

おばあちゃんの指にネイル

おじいちゃんがスーツでキメている

洗いざらい話して何になる?

語るほどの人生おくってないわたし
 ....
かしこまってちゃ 話にならん

軍配は すでにあがってる

らしくない 自分もゆるす

出来過ぎた話に 尾ひれをつける

完璧じゃないから いとしい

秘密なんだか広めたいんだか  ....
空ただしさは病んでいるが澄みやかだ

夏の果駅を出て前にばかり広がっていく距離

南薫過去は記憶のなかだけのものか

ひとりであることなどできないかのような夕焼け
{ルビ蟋蟀=こおろぎ}の鳴き音追ひくる戸口まで

切り戻しせし秋茄子の花淡し

音もなく庭石濡らす{ルビ夕立=ゆだち}かな
{ルビ昨夜=よべ}の雨雫そのまま丸い瓜

空の青残る夕暮れ蚊遣り焚く
二人連れ老いの旅路か夏椿

シャラの木とふ別名のあり夏椿

寂びしきはけふも出で来ぬ夏月かな
おぼろんさんの俳句おすすめリスト(73)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
わーくきやつぷ- 上川俳句3*24-3-29
愛する者へ- けいこ俳句2*24-3-24
スカイツリー- 春日線香俳句424-3-13
里山の春- けいこ俳句3*24-3-13
春の花にちなんで- けいこ俳句4*24-2-29
春を待つはな- けいこ俳句3*24-2-11
- レタス俳句3*24-1-10
友の伝言- レタス俳句3*24-1-8
深い夜- レタス俳句3*24-1-5
お腹が空いた- レタス俳句5*23-12-19
自由律2023.11.11.No2- 田中教平俳句2*23-11-11
自由律2003.11.11.- 田中教平俳句2*23-11-11
自由律2023.11.10.- 田中教平俳句4*23-11-10
自由律2023.11.09_No.2- 田中教平俳句4*23-11-9
自由律2003.11.09- 田中教平俳句5*23-11-9
自由律2003.11.08- 田中教平俳句5*23-11-8
秋の風景句- けいこ俳句5*23-10-18
旦那ちゃん- ルルカ  ...俳句4*23-10-11
_- 板谷みき ...俳句3*23-10-5
オチがなくちゃいけないの?- ルルカ  ...俳句1*23-10-3
いま_この瞬間- ルルカ  ...俳句5*23-9-30
渡り鳥- かち俳句823-9-29
整える- ルルカ  ...俳句4*23-9-25
おはぎ- 足立らど ...俳句6*23-9-24
胸かすよ?- ルルカ  ...俳句4*23-9-24
期待しちゃダメ- ルルカ  ...俳句4*23-9-24
- かち俳句323-9-16
初秋の- けいこ俳句2*23-8-23
今有るものは詠めないよ- けいこ俳句3*23-6-23
雨の夕に詠む- けいこ俳句3*23-6-6

Home 次へ
1 2 3