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数日来 ガアッ! ガアッ!
と、鴨が静寂を引き裂いている
街灯の他に灯りは見えない深更
珍しいこともあって

あれか はぐれたか喪われたかした連合いを探す雄の声だろうか
なんて メロドラマ ....
あなたが手紙をくれたから
日々が春へと向かっていることに
気がつきました

いつの間にか
硬く
冷たく
難しくなっていたわたしを
あなたはどこで笑ってくれますか

わたしの返信を
 ....
みんなが
助けてくれている
私を
大事にしなければ
バチが当たるね



朝の
光に
満ちる
自室で
がじゅまるの葉透ける



朝の光へ
手を
あわせて
さ ....
魂という命は
原初から欠けているから
何かを求めて
さびしさを繰り返す
永遠の不思議にほほ笑む



さびしい私の
このこころに
人や物事の
愛が
灯り満ちる
ある日 机の上にぽつんと

見上げる空に 小さくぽつんと

夕食のときに突然、妻がぽつんと

揺れる吊り下げ広告にも なぜかぽつんと

──見知らぬ──
「新しいことば」が

そ ....
月の鏡は夜空を隠し
星々が眠りに就くから
夜の散歩もゆるしてくれる

湖に映る光は月と仲良しだから
微かな風が春の{ルビ詩=うた}を歌い
ささやかな祝福を奏でてくれる

きみとの約束は ....
なにもしなかった夜の
とってもすてきなくらさ
むかし作られた仕掛けを
さがしかけてだまった

ひろばに人が にさんにん
星をみあげてしゃべってる
さっきたべたファストフードに
祈っ ....
青すぎた空に
愛と憎悪の螺旋が渦を巻いていた

透明な視力には
それが耐えられなくて

ウオッカをあおっては
炎が喉を通り過ぎていく

遠い記憶の底をたどるけれど
深海に潜ることも ....
棺を抱えていく
素足を放り出しながら
夏の夜の星が流れる空の下

見てみるには閉じきった扉で
窓らしいものは窓であることを辞し
開かれているのは行き止まりばかり

この中には眠っている ....
ただの

バッカみたいな
幸せを
声、こわだかにかたるんだ

そこには涙が伝うとか
笑顔に戻れる日を夢み
いつしか心は捻られて
ただ春の陽の清らかな
とわを感じている景 ....
真白きもの続く果て
打ち刻まれる次元にて

 浴衣姿の女にうちわ
  忘れ難き柔ら艶の笑み
   そっと開いた裏窓に
    浮かぶ満月顔を寄せ

     触れ震える裏窓の女、

 ....
いずれどの道愛に
帰ることが
出来るから
手をあわせる
しずかな悲しみ
○「名言失言」

*「若い内はいろいろあるけれど
結局健康で長生きした者が勝ちだ」

*「長生きはなんのため?
と自問自答しながら年を取っていく」

*「田舎の自治会の会計も
今では ....
人生をする前に
ぼんやりと生きてしまった
そのぼんやりが
いつしか人生になってしまった
いつだって間違ってきたし
正解などわからないまま
年老いて来てしまったが
正解ばかりを選べる人生な ....
「その言葉、あまりいい意味じゃないわよ」
といつも言うのだが
余程そのスラングが気に入ったらしく
父は自らを「自宅警備員」と名乗り始めた

緑内障に日差しはもっとも警戒すべきもの
幾度かの ....
忘却された物にこそ
花の咲き誇り在り

 見えないもの 、

見えるものを
覆い包み込む。
この町のどこか
古いアパートの
薄暗い部屋の片隅にひとり
力なくうずくまっている
私を見つけたら
無駄な足掻きでもよくやったなと
労ってあげてください

あるいは
都会の真ん中で、大 ....
夕暮れ時に心のやわらぎ
広大な大地ぽつんと独り
取り残され失うもの
もはや何ひとつ無く

 ひたすら自由に 、

美と叡智と力を
思惟と感情と意志を
霊性渦巻く生活へ生かし
太古の ....
雪解け水の
光る


私を流れていく
しっ黒の
空に
遠雷
いのちの
ふるえ
昔言えなかったことが
今は言えるよ

あの頃のぼくは
たくさん求め過ぎて
きみの優しさがわからなかった

世間の噂では
きみは独りで鍵盤を弾いているらしい

あの日は雷雨が激しくて ....
○「頂点に立つ選手」
登り詰めるには
時間がかかるが
落ちるのは
あっという間だ
一歩のミスで落下する

○「人間とは」
「信用されてない」
「評価されてない」
と思うようになった ....
狂った時計を森の奥深く
猫の眼時計店に持って行った
ギィーと扉を開けた

こんにちは… 時計を直して欲しいのですが

店主は黙って文字盤を確かめた

これは狂ってはいないよ
ほら 見 ....
秘罪は内側から羽虫のように自我を食らい尽くすだろう、薄暗がりの路地の中で死後の自分の眼差しを見た週末、雨はかろうじて降らないでいるだけの午後だった、冬の名残でもなく、春の目覚めとも思えない温い気温 ....   

そら、を
蓋だと
云ったひとがいた。

わたしには
それがみえない、

冬の名残りがある雨の
冷たい曇天。
そのあとで
やって来るのは闇の夜
肌刺す風がヒュウ!と ....
小さく
小さく
そっと
道端に咲いた片喰に
笑う
横顔

鉢植えの薔薇より
幸運を招く樹より
桜並木よりも
天上に開く見えない涙の華よりも

食べられる野菊
野心と血で汚れた ....
子供たち、走り出て来る
無数無数、黄色い帽子揺れ
アスファルトで駆けっこだ
次から次にわくわくと
 ダンダンダンダン
今に皆太陽へと昇るんだね

ああ命のときめき時の煌めき
巨きな花も ....
だめな時もある
こんな日もあるさ
それでも私は
生きていくのだ
この愛と共に
 

あたし、
ほんとは
猫なんだ。

猫の世界は悲しみが
ただの人間さまからみれば
立てない地軸で廻ってる。

そんな感じで、いいのかにゃ〜?

猫の世界は純愛が
こぼれる ....
照り返しの熾烈な光線に
プリズムを当てて

と喜ぶ声を捕まえようと
駆け出すが
蜃気楼に溶ける
その先に本当は水溜りがあるのだろうが
鼓膜は破れている

湿度の高い畳の上で唱える
 ....
朧月夜さんの自由詩おすすめリスト(3154)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
なんて- soft_machine自由詩524-3-28
冬の終わり- 千波 一 ...自由詩524-3-28
※五行歌_五首「春の光」- こしごえ自由詩6*24-3-28
※五行歌_二首「さびしさを繰り返す」- こしごえ自由詩4*24-3-28
新しいことば- atsuchan69自由詩7*24-3-28
願い- レタス自由詩5*24-3-27
骨を噛むようにして、吹く- 竜門勇気自由詩224-3-26
今夜は- レタス自由詩5*24-3-26
皮肉- 羊飼い自由詩4*24-3-26
好き。- 秋葉竹自由詩424-3-26
裏窓の女- ひだかた ...自由詩4*24-3-26
※五行歌_「_いずれどの道愛に_」- こしごえ自由詩5*24-3-26
独り言3.26- ホカチャ ...自由詩4*24-3-26
人生をする- 岡部淳太 ...自由詩624-3-26
自宅警備員- 松岡宮自由詩5*24-3-25
五行歌、INVISIBLE- ひだかた ...自由詩6*24-3-25
伝言- ヒロセマ ...自由詩6*24-3-25
詩想、この夕暮れ時に- ひだかた ...自由詩5*24-3-25
※五行歌_「_私を流れていく_」- こしごえ自由詩4*24-3-25
※五行歌_「_いのちの_ふるえ_」- こしごえ自由詩4*24-3-25
いまきみは- レタス自由詩5*24-3-25
独り言3.25- ホカチャ ...自由詩3*24-3-25
白日夢- レタス自由詩6*24-3-24
音のない雨- ホロウ・ ...自由詩224-3-24
聖者より明るい微笑み。- 秋葉竹自由詩224-3-24
片喰- 羊飼い自由詩324-3-24
DRUMS_BETWEEN_THE_BELLS- ひだかた ...自由詩5*24-3-24
※五行歌「だめな時もある」- こしごえ自由詩3*24-3-24
猫の女の瞳には。- 秋葉竹自由詩224-3-24
空色- 中沢人鳥自由詩6*24-3-24

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