朝 未だ朝食は食べていない
アメリカンスピリットに
ペットボトルのラテを摂って
暖房 を点けた
今年初の暖房を

午前四時に起きている
四時に起きて瞑想している
毎日が愉しい
 ....
夜はね
深い海の底と同じなの
光が届かなくて
うまく動けなくて
苦しくて

だけど静かで
恐ろしいくらい落ち着いて
ただただ
美しいの
光バイト 銀行口座は以下の通りです。貴殿が数ヶ月の余命宣告を受けたならその1割でも良いので振り込んでください私たち家族の生活が楽になります。私たち家族が幸せになれます。よろしくお願い致します。

 ....
 小さく硬ばった花片を
 朝風に震わせる白菊が霜に打たれて
 紫色にうち伏した
 
 昨夜
 把えられないあなたの
 おぼろな姿が身近く訪れた
 手を差し伸べて
 髪を撫でようとすると ....
命令には従う
自分の気持ちは地蔵に預け
斬るべきものを斬り
証拠の首を狩る

仕えることしか知らない
狭い世界の中で
死なないように
家を守ることだけ考えた

返り血を浴びては
 ....
唱名を行う時
ひとりの声に二人重なり
二人の声に
多くの声が重なっていくのが好きでした

男女混声の唱名は
本当に、とても美しく
空気を貫いて真っ直ぐに
宇宙にまで届いているという確信 ....
(番外編41―7)事が醒める 今日の古典 徒然草

大きなる柑子の木の、枝もたわわになりたるが
まわりきびしく囲いたりしこそ、しこしこと醒めて、、、

兼好さん、これぐらいはこれしきの事 何 ....
台風が近づいている
コップにもオスとメスがあるのだと
あたなは言った
見分け方も教わったのに
難しくて理解できないうちに
あなたはこの話に
すっかり飽きてしまった
風が強まる
 ....
ごみ箱にポンと紙くづ冬隣

秋蝶の影消え風の軽くなる

つぶやけば淋し野菊といふ語感

うつむけば青空の色{ルビ牽牛花=けんぎうくわ}

それぞれに名の美しく秋の草

団栗のひと粒 ....
それでも血は流れ続けた、ひっそりと咲いたアカシアの上にも、俺は俺を見放しそうな意識をどうにかして繋ぎ止めようと不透明な頭の中で画策していた、頭上にはすんでのところで雨を押さえているかのような黒雲が .... 甘ったるいパンケーキをたべ
昔書いた 鳥についての詩についてふたたび考える
コーヒーがビールにかわり、
それが香りのないワインに変わるころ、
街の全ては朽ち果てている
わたしが愛したコン ....
雨樋を解体する音
水球を続ける少年たち
耳の奥底にある
何もないところで
あからさまな私語は
途絶えていった
水飛沫の色彩に
少年の一人が目を瞑ると
黙祷のように
放課後は終 ....
書きかけの手紙の様な薄紅葉

カーテンの影絵淋しく冬隣

秋しぐれ束の間淡き木々の色

シュッシュッと刻み金平牛蒡かな

稲の波案山子も少し溺れけり

生姜混ぜきれいな水で蕎麦食べ ....
優しくふんわり膨らみ真ん丸になりかけのお月様、
今宵も宙空に銀白の輝き放ち在りて
あゝこれは正に
この途からはぐれ呪われ茫然と
迷い世界を売り争い合う人の世を
照らし暴き出すこと無く
只ひ ....
雲が雨へ
悲しみが涙へとほどけるように
もつれむすぼれた紐状の時感覚
遠近法と陰影を施されただけの
一枚の絵の中の記憶の構図と感情の色彩
それらすべてが
ことばへほどけるなら
数多の矛盾 ....
げんこつの様な顔して虫が鳴く

猫じゃらし風とくすぐり合ひにける

まだ夢を見てゐる様に蟬の殻

やきいもを割ればその湯気天高く

永遠に感じ栗むく指痛く

主人待つ仔犬繋がれ冬隣 ....
鼓動には0・5秒程度の誤差があるように思えた、真夜中のキッチンでシンクの側に腰を掛けて水を飲んでいた、現実感はあまりなかった、と、普通は書くのかもしれないが、それがその日の中では一番の現実として成 .... 引き寄せようと
力任せに引っ張る
編み込まれた繊維が
あちこち切れて
最後の繊維一本が残り
伸びて手繰ることはできない

曖昧な愛は

いっそのこと離そうとすれば
繊維一本が絡んで ....
銀の粒子の
無数無限躍る、

街並み突き抜け
伸び広がり奥まり
奥の億迄にいつしか、

いつの間にか途と為り
鳴り響き発光しながら、

混沌としてエゴ肥大させ
競争し殺し合う人の ....
生きるなら
だれかを信じてみたいかな
あの雲のうえハレルヤハレルヤ


賑やかな
自然の声がイエスと云う
緑の森に緑の風吹く


笑顔だけ
忘れることなく生きて来 ....
 
 夜のしじまに浮かんでいる
 朧月の
 のどやかな微笑
 
 (お疲れさまでした)
 あなたからスマホへ届く
 おやすみなさいの短いメッセージ  
 いちにちの流動の
 しずかさ ....
(番外編41―10)楽園追放劇

ほとんど仏教国の日本でアダムとイブ、楽園の話しをするは
少しためらう
そんなに詳しくないのはもとより変に話しを当てはめるもおかしい

振り返る今からも10 ....
さくばんはお酒を飲まなかった
お酒を飲んでいるとか
お酒を飲んでいないとか、今
どーでもいいことを書いている気がする
やめてみればこんなもんだったよ


今日は母さんの車に乗って
 ....
今のようなご時世にこういうところを選んで詩を投稿
される方はどなたもそれなりに詩人特有の霊的な要素
をもっている方々ばかりで、それゆえにどの投稿作品
を見ても書かれたものは当然のことながら大小は ....
じくじくと膿んだ傷の中に次の一行があった、指を指しこみ痛みに悲鳴を上げながらつまんで拾い上げると血で汚れてよく読めなかった、苛立って声を上げながらシャツの裾で拭くとどうにか読めるくらいにはなったの .... ああ、月がきれいだ


それだけで

すこし気分がいい
時間を搾り取られてスカスカ
残ったカスを貪るように使う
こんな詩あんな詩書いたり
生活に必要な作業をし
時にはテレビやスマホで浪費して
残りで眠る

やりたい事を好きなだけ
やりたい時 ....
きんもくせいの
ほんのりとかほり
やはらかしっかりと
秋のにほい染み込ませ

 漂い始める大気の最中
  ゆるやか解けながら
 四散していく意識の慄き

思考や感情や意志や感覚や
 ....
さくばんは上手く眠れず
今も脳の中の一部は眠っているようさ
今日は原付バイクで
職安に向かい
医師の意見書の書式をもらってきた
職安の外へ出て
コンビニで休憩していると
雨が降り ....
爪を切ろうと思い立ち
爪切りを探す
スフレを焼こうと思い立って
泡立て器を探すように

引き出しの二番目
わたしを待っていたかのように
すぐに見つかった
それは切った爪を受け止める装置 ....
朧月夜さんのおすすめリスト(4092)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
朝(フラジャイル)- 田中教平 ...自由詩524-10-26
リキッドメタル- ガト自由詩6*24-10-26
光バイト_ーホワイトユーモアは光- 足立らど ...散文(批評 ...9*24-10-25
白菊- リリー自由詩6*24-10-24
- 自由詩8*24-10-24
祈り- りつ自由詩5*24-10-24
(531―7)野施行三十一(みそひと)文字- 水恋鳥魚 ...散文(批評 ...224-10-24
台風- たもつ自由詩524-10-24
今を置き忘れて- 森田拓也俳句11*24-10-22
喪失というものにかたちがあるとしたら- ホロウ・ ...自由詩3*24-10-21
まぼろし- はるな自由詩424-10-21
水球- たもつ自由詩424-10-21
モノクロームな残像たち- 森田拓也俳句8*24-10-20
聖杯のうた- ひだかた ...自由詩6*24-10-20
一筆書きのたましいは- ただのみ ...自由詩6*24-10-20
リトルムーブメント- 森田拓也俳句8*24-10-19
大雑把なルーレットの上の夜- ホロウ・ ...自由詩4*24-10-19
- 自由詩10*24-10-19
Little_Wonder- ひだかた ...自由詩4*24-10-19
生きるって生まれてそして死んでゆくただそれだけのことじゃない ...- 秋葉竹短歌324-10-19
夜しずかに- リリー自由詩6*24-10-19
(531―10)野施行三十一(みそひと)文字- 水恋鳥魚 ...散文(批評 ...324-10-19
明日- 田中教平 ...自由詩524-10-19
田中教平/Kouさん_を読む- 室町 礼散文(批評 ...3*24-10-18
命のすべての闘いにおいて俺が語ることは- ホロウ・ ...自由詩4*24-10-16
めも- うし自由詩624-10-16
渇望- 自由詩10*24-10-16
金木犀の秋に生き- ひだかた ...自由詩6*24-10-16
- 田中教平 ...自由詩8+24-10-16
爪切り- そらの珊 ...自由詩8*24-10-16

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137